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自然農法 わら一本の革命 新版 の商品レビュー

4.2

50件のお客様レビュー

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2024/12/05

"読む前" 「土を育てる」著者のゲイブブラウンさんも読んだとのことで、耕さない自然農法の日本バージョンが知りたくて。 "読んだ後" •ごくシンプルな農法。だが、これに行き着くまでどれが不要かを実験しながら40年かかったとのことで、何だかミ...

"読む前" 「土を育てる」著者のゲイブブラウンさんも読んだとのことで、耕さない自然農法の日本バージョンが知りたくて。 "読んだ後" •ごくシンプルな農法。だが、これに行き着くまでどれが不要かを実験しながら40年かかったとのことで、何だかミニマリストのような精神というか、それの農業バージョンのような気が少ししている。 •ミニマリストも、少し宗教のような思想に通ずる部分があると思っているが、それ以上に農業はそういった部分が大いにあると、改めてこの書籍を読んで思った。司馬遼太郎の、「菜の花の沖」では、確か江戸時代ごろのを背景にした作品であったが、人々は米の話になると少し神がかったような話し方をする、というような文がある。それらの人々の思想を、この福岡さんの文章からから感じ取れる気がする。 •後半は、哲学的な部分が多く、難しく感じつつも自然食についての記載もあり、現在都市部で生活している私自身の生活に取り入れれるような余地はないかと思いながら必死で読み進めていった。 •大雑把にいうと、季節ものをその時その時に食すのが結局理にかなっている、と。 •単純に自然農法について知りたかっただけで張り切って読んでいくと、精神持ってかれそうになるので、途中少し肩の力を抜いて読んだ。 •現代人の生活を根本的に見直さなければならないと、強く訴えている書籍である。 •若い時にそれに気づき、人々に伝えても伝わらない、納得してくれないので、自分でやっていくしかない、と、長い年月をかけて自分の手で証明してみせた著者の生き方は、尊敬に値する。

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2024/05/05

自然は偉大! 自然の中で生かされてる命。 今日を生きようと思った。 そして、自分が口にするものを ベランダ菜園から始めようと思った。

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2024/04/23

農業という道具を使って、自然、世界、人間の本質を捉えて実践したことは、すごいことだと思った。人間が中心となってしまった現代では、抗う術はないようにも思える。けど彼のように信念を持って実践して周りに影響を与える活動は必要なんだとも思う。私たちの間違った方向に気付いていても社会の流れ...

農業という道具を使って、自然、世界、人間の本質を捉えて実践したことは、すごいことだと思った。人間が中心となってしまった現代では、抗う術はないようにも思える。けど彼のように信念を持って実践して周りに影響を与える活動は必要なんだとも思う。私たちの間違った方向に気付いていても社会の流れに呑み込まれてしまうのも、また人間なのでしょう。面白い本でした。

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2024/02/18

自分も少し離れた場所に農地を借りて畑をしているので別の本の参考文献に記載されていたので気に掛かり読んでみました。 自分のところの畑でもやり始めは化学肥料を使っていたが数年前から父の昔の人はこのような肥料は使わず無用なお金も使わず本来の野菜が持つ味を再現したいと言う思いからなるべく...

自分も少し離れた場所に農地を借りて畑をしているので別の本の参考文献に記載されていたので気に掛かり読んでみました。 自分のところの畑でもやり始めは化学肥料を使っていたが数年前から父の昔の人はこのような肥料は使わず無用なお金も使わず本来の野菜が持つ味を再現したいと言う思いからなるべく自然に近い 育て方を実践してきたので、納得する場面もあったが少し理屈っぽく感じた場面も感じた。 今の現代のあらゆるシステムさ自体が予め用意されていてその手順を踏むことであたかも発展してきた事に錯覚しているだけで、農業だけに関わらずあらゆる国の仕組みが、目先の利潤にこだわって長い目で見れば自然の破綻の道に進んでいる 根本から方向がずれているが故に何も果たしていないというバッシングのインパクトが強いと 感じました。 この本でプラトンの無知の知を思い出しました。 自分の哲学に関する見方も少し変わった本でした。

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2023/09/28

農業だけでなく食や生活や社会や思想に関心のある人はぜひ読むべき一冊。答えの出ない問題に、実際に可能かどうかはともかく実践的な回答を示し、さらに本人が1人でも実行しているとこに痺れた。自然農法の野菜は化学農法の野菜より安くあるべきという主張の真っ当さは全人類必読。

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2023/04/23

この世には何も無いじゃないか 人間の叡智を全て否定するところから始まり、自然農法という形で人間本来の姿を体現した聖人。

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2023/01/03

自然農法を基点とした人類の哲学書 我々はどこに進むのか!? 弊社のスクラムマスターが、それは目指すべき一歩なのか、とよく問うてきました。 本書はまさに次の人類の一歩をどうするか、の一考察 一つの田圃を眺めながら、科学者、哲学者、宗教者、政治家、芸術家など、あらゆる人が集ま...

自然農法を基点とした人類の哲学書 我々はどこに進むのか!? 弊社のスクラムマスターが、それは目指すべき一歩なのか、とよく問うてきました。 本書はまさに次の人類の一歩をどうするか、の一考察 一つの田圃を眺めながら、科学者、哲学者、宗教者、政治家、芸術家など、あらゆる人が集まって、これがいいのか、という議論を結論を出すところまでいかなきゃいけない と書いていたのが印象的。 一つの視点じゃダメであらゆる視点から結論を出す。 結論が出るのか分からないけど、あらゆる人と結論を出そうとするのが大事。 あらゆる共通項、それ以外を削ぎ落とした時に残るもの、もし何かが残るならそれが目指すべきものなのかもしれない 全てを削ぎ落とした時にできた自然農法 その真髄に触れて、自分の生き方も見直していきたい 削ぎ落とそう なんか最近のテーマです

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2022/10/15

農が始まった時から、蓄えることを知り、貧富の差が生まれ、権力が生まれ、争いを繰り返してきた人類。 しかし、本当は人は何もしなくてよかったのだ。何もせずとも、実りはやってくる。 人はただ、何もせずに自然の摂理に従っておれば、幸せに暮らせたのだ。 では、人は何のために生きるのか、そも...

農が始まった時から、蓄えることを知り、貧富の差が生まれ、権力が生まれ、争いを繰り返してきた人類。 しかし、本当は人は何もしなくてよかったのだ。何もせずとも、実りはやってくる。 人はただ、何もせずに自然の摂理に従っておれば、幸せに暮らせたのだ。 では、人は何のために生きるのか、そもそも、生きることに意味などなく、生かされていただけでなのかと思えた一冊。 この本を読み進めていくと、人生において、悩むことなど、何もなかったのではないかと思えてしまった。

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2021/03/01

2020年 28冊目 『わら一本の革命』 農業勉強会に誘われて。 ・人間は自然に生かされてる ・人知・人為は一切無用 ・天地流転に従い無為無心にただ生きる中に幸せがある 自然や自己成長というワードに疑念を持つようになった 農を考えるのは人間の生きるを考えるのと同じだなと最近思...

2020年 28冊目 『わら一本の革命』 農業勉強会に誘われて。 ・人間は自然に生かされてる ・人知・人為は一切無用 ・天地流転に従い無為無心にただ生きる中に幸せがある 自然や自己成長というワードに疑念を持つようになった 農を考えるのは人間の生きるを考えるのと同じだなと最近思う。だから面白い

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2021/01/25

「福岡正信」という人を今まで知らなかった。知るきっかけは「はちみつ」関係の本で。こんな稀有な人を知って、ありがたいと思う。今やっている「園芸」、そして、いずれはやる「農業」に、この本で学んだことをちょっとでも実践応用していきたいもの。

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