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ノルウェイの森(上) の商品レビュー

3.8

1778件のお客様レビュー

  1. 5つ

    487

  2. 4つ

    547

  3. 3つ

    451

  4. 2つ

    99

  5. 1つ

    30

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2024/05/23

第1章がイイ 読み終わったあと もう一度第1章に戻ることで 物語が完結するように感じます ノイズが多い今の時代に このアナログ感はピュアに響く とてもナチュラルで とても懐かしい匂いがしました 素晴らしい

Posted byブクログ

2024/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書初心者の自分に突然上下巻の小説を読むことなんてできるんだろうかと不安な気持ちと途中で投げ出さないように読もうと謎の使命感と責任感のようなものを感じながら読み始めたのですが終わってみたらそんな心配とはよそにスッッッと全て読み終わってしまい本を読むことの素敵さをこの本に教えてもらいました。 最初から話題をあちらこちらにとっ散らかせないで一つ一つ丁寧に、ちょっと後々どうなってしまうのかという匂わせをしながら進んでいく話に「どうなってしまうんだろう」という好奇心がどんどんくすぐられてとても読みやすい本でした。 人によっては暗い話だったって感想になるかもしれないですが人それぞれこういう人生もあるよねこんな人もいるよねというのが個人的な感想です。 上巻途中から出てくるレイコさんがとても素敵で聖母み(そんな言葉で片付けちゃいけない人ですが)を感じてこの人のおかげてストレスなく読み進めれたんだと思います。 でも最後に特攻隊(この呼び方だったはず)の人はどうしたのかな…って少しだけ気になりました。まぁ話はあったらあったて蛇足感はあったし他人の人生は自分から離れた時点で見えなくなるものと思えばこれも正しい形だなって思いました。 ともかくとても素敵な読書体験をしました。

Posted byブクログ

2024/05/17

村上春樹さんの作品の中でかなり好きな本。『ノルウェイの森』を読むのは多分3回目。 どうして村上春樹さんの作品が好きなのかなってずっと思っていたんだけれども、今回この本を読んで、当たり前のことをしっかり描写しているからかもって思った。例えば、本の中で瓶の中に入れた蛍をくれるシーンが...

村上春樹さんの作品の中でかなり好きな本。『ノルウェイの森』を読むのは多分3回目。 どうして村上春樹さんの作品が好きなのかなってずっと思っていたんだけれども、今回この本を読んで、当たり前のことをしっかり描写しているからかもって思った。例えば、本の中で瓶の中に入れた蛍をくれるシーンがあるけど、「瓶をくれた」だけでなく、「壁にとまれずすべっている」みたいなことも書かれていた。この一文が書かれているだけでより想像しやすくなる。だから、風景がとても綺麗な印象なのかもって思った。 性描写がどうしても多くてなんでこんなに多いんだろう。きっと男女を分けた神秘的な行為であるとは思うけれども、よく分からない部分ではある。今後も村上春樹さんの作品は読んでいくけれど、いつか分かる日が来るのかなぁ

Posted byブクログ

2024/05/12

“死は生の対極にあるのではなく、我々は生のうちに潜んでいるのだ” 生と死。相反するように見えて、実はその2つは共存している。大切な人を亡くした人は、生きながら死を抱えていく。自分にとっての関係性は異なるも、そんな悩みを抱えた人々の苦悩を描いた作品。 好きな人と付き合う、大切な人...

“死は生の対極にあるのではなく、我々は生のうちに潜んでいるのだ” 生と死。相反するように見えて、実はその2つは共存している。大切な人を亡くした人は、生きながら死を抱えていく。自分にとっての関係性は異なるも、そんな悩みを抱えた人々の苦悩を描いた作品。 好きな人と付き合う、大切な人を失う、そんな普遍的なテーマの中で、人はどう悩み生きていくべきなのか、そんなことを考えさせてくれる作品。 渡辺君、直子、キズキの3人を中心に物語は進んでいく。大切な友人/パートナーであったキズキを亡くした後に、生きる上での心のバランスを崩した上でも、生きていかないと行けない渡辺君と直子の葛藤。 この作品ではいろんな葛藤が見られた。ワタナベ君が直子に対して感じていた、一緒にいたいけど彼女の精神状態的に一緒に居られない葛藤。精神を病んでいる直子やレイコさんとの共同生活後、世の中に出た際に感じた、何も考えずに生きている、他の人の方がおかしいのではという葛藤。直子を待つと言っていたのに緑を好きになってしまった自分に対する葛藤。 レイコさんがワタナベ君に言ってた言葉、”誰かの死を悲しむのであればその痛みを感じ続けなさい。そしてそこから何かを学びなさい。”、悲しみ続けることがその死者を悼むことにもなり、でも自分は生き続けないといけないから、それを抱えて生きていく。 この本を通して、人としっかり向き合う分、別れのタイミングはひどくその人を絶望に陥れるかもしれない。でもそんな中でも、自分にとってその人はどういう人だったか、その人のことを忘れ続けず自分の中に抱えたまま生き続けることが、その人にとっても自分にとっても大切になるのかな。 そんな状況が自分にも、そして周りの人にも訪れる時、そこに一緒に居て欲しい人を見つけ、自分も誰かにとって一緒に居て欲しいと思ってもらえる人になりたい。

Posted byブクログ

2024/05/10

読みやすい まだ心に響いた感じはないけど、普通に小説として面白い 性行為はそんなに人と人のコミュニケーションの中で重要なのか?

Posted byブクログ

2024/05/05

主人公のユーモアある受け答えからわかる人柄や直子や緑のキャラクターなど、魅力的な登場人物ばかりだった。村上春樹らしい表現も随所にあって、ユニークな比喩や核心をつくようなセリフが多かった。 大切な人を亡くした時、本当に寄り添ってくれる小説だと思う。 (けど性的描写多くない…?)

Posted byブクログ

2024/05/02

村上春樹の作品は初めて見たけど、普通の世界観なのに独特な雰囲気や言い回しがとても気に入った。はっきりと結論を出さず読み手に解釈を任せるような書き方や、性描写が多いところが苦手という人もいるらしいが、人間は割り切れないしそこの表現として煮え切らないのが人間臭くて良い。俺は好き。 冒...

村上春樹の作品は初めて見たけど、普通の世界観なのに独特な雰囲気や言い回しがとても気に入った。はっきりと結論を出さず読み手に解釈を任せるような書き方や、性描写が多いところが苦手という人もいるらしいが、人間は割り切れないしそこの表現として煮え切らないのが人間臭くて良い。俺は好き。 冒頭の回想は最後のシーンと同じ場所だったのか?最初に飛行機に乗ってたけど、どこに向かってたのかは下巻で分かるのか?直子はワタナベを愛していないけど、これから関わっていく中でどんな着地をするのか楽しみだ。

Posted byブクログ

2024/04/27

村上春樹先生の作品を読むのは初めてでした。 すごく良かったです。 本の世界観に引き込まれていきました。美しくて切なくて儚い、届きそうで届かない、そんな世界観です。 登場人物がみんな魅力的です。個人的には緑ちゃんが特に好き。 展開が早くて読んでいて楽しかったです。 早く続きが読みた...

村上春樹先生の作品を読むのは初めてでした。 すごく良かったです。 本の世界観に引き込まれていきました。美しくて切なくて儚い、届きそうで届かない、そんな世界観です。 登場人物がみんな魅力的です。個人的には緑ちゃんが特に好き。 展開が早くて読んでいて楽しかったです。 早く続きが読みたい!

Posted byブクログ

2024/04/22

ビートルズの楽曲『ノルウェイの森』は、けっこうすっとぼけたメロディにこじらせたキャラクターが描かれているのだけど、確かにそんな感じのお話でした。 村上春樹は文章が美しいよね。 わかりやすくて美しい。 海外でも人気があるけれど、ちゃんとこの美しい文章が訳されて伝わっているのかは不...

ビートルズの楽曲『ノルウェイの森』は、けっこうすっとぼけたメロディにこじらせたキャラクターが描かれているのだけど、確かにそんな感じのお話でした。 村上春樹は文章が美しいよね。 わかりやすくて美しい。 海外でも人気があるけれど、ちゃんとこの美しい文章が訳されて伝わっているのかは不明。 本作は「僕」の一人称で物語が紡がれているのだけど、この「僕」がこれまたすっとぼけたキャラなので、味わいがあるのでしょう。 常に低体温っぽいけれど、おそらく熱しにくくて冷めにくい性格なのだと思う。 それに対して周りはとにかく生き急いでいる人ばっかり。 そのバランスを楽しむ作品なのかな。

Posted byブクログ

2024/04/20

なんだかクセのある登場人物ばかり。 緑ちゃんが妙に気になる。 文字越しでも色気や変人感が伝わってくる。 ビートルズ、グレートギャツビーが好きな自分がらすれば最高の作品。

Posted byブクログ