魔笛 の商品レビュー
人をなめてる、犯人が素敵。あまりに連れ回される、賢い警官も素敵だった。最後はリアリティーを欠く銃撃戦のため、受け入れ難いと思った。
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なんか、タイトルがいいですねぇ。。。読んでみて、なるほど感がありました。 公安の潜入捜査官がテロリストに転向してしまうという、とんでもない設定で、犯人も捜査する側も、とんでもない人間ばかりの物語。ほとんどの登場人物の心情がとても理解できないことばかりでしたが、ストーリー的にはハラ...
なんか、タイトルがいいですねぇ。。。読んでみて、なるほど感がありました。 公安の潜入捜査官がテロリストに転向してしまうという、とんでもない設定で、犯人も捜査する側も、とんでもない人間ばかりの物語。ほとんどの登場人物の心情がとても理解できないことばかりでしたが、ストーリー的にはハラハラさせてくれるものがありました。2005/5/17
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現在読んでいる最中。カルト教団、警察官、そして服役中の警察官の妻。そのカルト教団に潜伏していたが教祖が逮捕され死刑判決を言い渡されたと同時にたいへんなことをしでかす元公安職員のある女。微妙にからまるこれらの登場人物の成り行きを見ていく。3月10日読了。やはり群像劇のような展開だっ...
現在読んでいる最中。カルト教団、警察官、そして服役中の警察官の妻。そのカルト教団に潜伏していたが教祖が逮捕され死刑判決を言い渡されたと同時にたいへんなことをしでかす元公安職員のある女。微妙にからまるこれらの登場人物の成り行きを見ていく。3月10日読了。やはり群像劇のような展開だった。 気になるのはオウムを意識したとみられるカルト教団の「説法」に付き合わされることで、これらのあたりは読み飛ばした。公安対警察の対決とも云えるような印象があるが、それを含めていくつもの立場を読み手側がからめていかなければならないので、少々疲れる。結末も意外性はなく、普通に読み終わったようだ。
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面白かったが、少々、読みづらかった。設定上、しょうがないのかもしれないが・・・。 ただ、刑事は何故獄中の妻と結婚しなくちゃいけないんだ??っと言うか この結婚は物話に必要か??っと疑問も残る。
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1996年の乱歩賞最終候補に残った物を下書きにして書いている。その翌年に野沢は「破線のマリス」で受賞。 久々に風呂の中で熟読w
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解説で北方謙三が書いているが、事実上の1996年の乱歩賞受賞作品。元公安のカルト教団信者がテロを起こすという話。オウム心理教を想起させることで乱歩賞は見送られた。脚本家らしいドラマチックな展開の中で犯罪心理を緻密に表現し、人間心理の一面を見たような気になる。
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人間心理の深奥に迫る野沢ミステリーの白眉 白昼の渋谷を襲った無差別爆弾テロ!爆風を背に立ち去ったのは、公安が過激な教団に送り込んでいた女だった。何が彼女を変えたのか? 白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!2千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。新興宗教の教祖に死刑判...
人間心理の深奥に迫る野沢ミステリーの白眉 白昼の渋谷を襲った無差別爆弾テロ!爆風を背に立ち去ったのは、公安が過激な教団に送り込んでいた女だった。何が彼女を変えたのか? 白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!2千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後だった。妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事鳴尾良輔(なるおりょうすけ)は実行犯の照屋礼子(てるやれいこ)を突きとめるが、彼女はかつて公安が教団に送り込んだ人物だった。迫真の野沢サスペンス。
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