邪魔(上) の商品レビュー

奥田英朗(著者)

2009/10/07

ふつうの主婦である及川恭子と刑事九野、

ふつうにすごして生きたいのに、少し邪魔が入ると思ったとおりには生きられない。

周りに巻き起こる、放火、警察の不祥事、おやじ狩り、不良少年、

団体交渉に、疑惑…

みんなの人生が絡むと、みんな邪魔。

見てるだけで疲れる彼らの人生の話。

続きが気になる上巻。

お邪魔します、じゃねーよ！　けた

2009/10/04

…茂則は警察に疑われているのだ。
何を？また身体が震えた。自問する必要はない。本当は、何を疑われているのかとっくにわかっている。その部分を避けていただけのことなのだ。
放火−。頭の中ではっきり言葉にしたら、目を閉じているのに視界が真っ黒になった。そこにあるのは距離感さえない暗闇だ。…

2009/10/04

第４回大藪春彦賞受賞作。
サラリーマンの夫，子供２人と東京郊外の建売り住宅に住む主婦。
スーパーのレジ打ちパートをしながらの平凡だが幸せな生活。
妻を事故で失ってから不眠症に悩んでいる刑事。
上司から依頼された内部捜査を嫌々やるうち争いに巻き込まれる。
夫の勤務先の放火事件を機に平凡で幸福な生活が揺らぎ始める。
その経過がそれぞれの視点から交互に描かれ交錯していく。
人間描写が丁寧に描かれ下巻に期待を持たせる。

2009/10/04

及川恭子、３４歳。
サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。
スーパーのパート歴一年。
平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。
恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。
日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

2009/10/04

主人公の警官と、被疑者の近くにいる女性。
ストーリーはどこかで読んだ感じ。
登場人物に共感をもてなかった。
特に女性に関しては、なんだろう。。普通すぎるのと、人間のサガの汚い所を見せられて、好きになれないからかも。
人の一貫性のなさを「リアル」というのかもしれないけれど、小説にはもうちょっと華というか、大仰なところも欲しい。
好みじゃなかったってことかも。

2009/10/04

平凡に暮らしていた主婦。
夫の会社が放火される事件が起こる。
その犯人が夫かもしれないということで心に動揺が･･･。
パート先での待遇改善問題など問題山積み。
警察内の立場の絡み合い、暴力団との関係、少年犯罪など重なっている。
下に続く。

2009/10/04

平凡な生活が、どんどん崩れていく。なのに、なぜか後味が悪くなくって好き。読んでから時間が経っているので、また読みたい。

2010/06/24

最後がちょっと気に入らなかったかも。
でも途中までは面白かった。奥さん、大変だったよなぁ…。犯罪者の家族って、ほんと辛いと思う。

2011/09/13

（上・下全2巻）この作品はあまり楽しくないのにどんどん読みすすめたくなるという極めてめずらしい感じです。『最悪』に続いてこちらも負のオーラが漂い続けます。どこで区切ってもてもモヤモヤ感というかストレスがあって本当に『邪魔』くさいんですよ。だからどんどん読んじゃうんですね。そういう意味では計算された作品なのかもしれません。

2009/10/04

上下あわせて感想

長い！
けど、読みやすかった。
主人公のスーパーにつとめてるおばさんｗの心情変化がおもしろかったかな
多少の無理は感じたけど。

刑事にはもっと無理をかんじた
そんなにおばさんが同じ境遇だろうか？
感情移入しまくりの刑事に疑問

しかし刑事の設定は読んでて面白かった