邪魔(上) の商品レビュー
『空中ブランコ』を読んで気になっていた作家さん。 作風は全然違いましたが大変おもしろかったです。 主役級の男(刑事)と女(主婦)が出てきますが共感できるのは男の方。 やっぱり自身で経済活動を一切しないという選択は、イザというとき怖いです と、いうわけで今日もお仕事がんばろう。。。
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平凡な主婦及川恭子、スーパーのレジをうち自宅のローンをかかえながらも普通の生活を平和に送り二人の子供と夫との日常が、夫の会社の火事という出来事からほころびが次々と起きてきて夫への不信感から自分自身の行き場、普通だと思っていた自分という人間を深く考えるまでに変えていくほんの小さい「...
平凡な主婦及川恭子、スーパーのレジをうち自宅のローンをかかえながらも普通の生活を平和に送り二人の子供と夫との日常が、夫の会社の火事という出来事からほころびが次々と起きてきて夫への不信感から自分自身の行き場、普通だと思っていた自分という人間を深く考えるまでに変えていくほんの小さい「邪魔」その及川の会社の事件を違う方向から捜査していた九野刑事。彼のかかえてきた過去と警察との柵。追い込み方が登場人物の方向から見て全然違っていくので、それがものすごく面白い。
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2002年版「このミステリーがすごい!」第2位 夫婦間にいつでも起こりうる現実をリアルに描いた作品。
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犯人が誰だか早々に分かってしまうが、犯人でありませんようにと願ってしまう、登場人物が普通の人たちなので、犯人の取り巻きに感情移入しやすいと思う。
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人間というのは、何が原因で人生を転がっていくかわからないものだなあ、と感じた。日常、生活を送っている中で、わずかに生じる歪みが原因でどんどん坂道をどんどん転がっていく。そんな感じでした。
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平凡な日常にちょっとした「邪魔」が入ることで、思いとはかけ離れた方向に押し流されていく人たちを描いた作品。 http://xxxsoraxxx.blog11.fc2.com/blog-entry-16.html
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平凡なパート勤めの主婦の夫に対する放火容疑の疑惑と、その夫を捜査する刑事の複雑な背後関係が並行しながら明らかになっていく。。。が、今ひとつ先が読めない。ま、下巻を読むしかないということでしょうか。2005/6/18
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序盤はストーリーがちっとも頭に入ってこず、ややストレスが溜まる展開。中盤面白くなってきたかな?と思ったけれど最後は・・・うーん。 話があっちへこっちへと迷いながら進んでいくような感じがしてしまっていま一つの印象。
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主婦が状況に翻弄されていく。 家族を、否、家庭を守るために状況の指し示すものに目をつぶる。 肉体と精神の変調にひたすら耐え抜く。 突然身重の妻を亡くした刑事は眠れない。 彼の中の義母を慕い、仕事に没頭する。 そしていつしか無力感とともに組織の論理に抗う。 『邪魔』 このタイト...
主婦が状況に翻弄されていく。 家族を、否、家庭を守るために状況の指し示すものに目をつぶる。 肉体と精神の変調にひたすら耐え抜く。 突然身重の妻を亡くした刑事は眠れない。 彼の中の義母を慕い、仕事に没頭する。 そしていつしか無力感とともに組織の論理に抗う。 『邪魔』 このタイトルの示すものは何だろう。
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