ライオンハート の商品レビュー
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わたしとあなたはいつもめぐりあっている。 時代を越えて、国を渡って、めぐりあうエドワードとエリザベス。差し込まれた絵画がイメージを膨らませ、なんともロマンティックな物語になっている。それぞれの登場人物がつながっているようで、つながっていない。長い間一緒にはいられない、というルールだが、「記憶」の二人は、その謎が解けた瞬間がなんとも感動的である。
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恩田さんの作品を読むのも3冊目。初めて映画とは関係のない作品を読んでみました。冒頭推理小説かのような出だしに若干困惑しましたが、最初の章である エアハート嬢の到着 で一気に作品の世界に引き込まれました。他の作品もそうですが、恩田さんの作品は自身がその世界に連れ込まれるような感覚が...
恩田さんの作品を読むのも3冊目。初めて映画とは関係のない作品を読んでみました。冒頭推理小説かのような出だしに若干困惑しましたが、最初の章である エアハート嬢の到着 で一気に作品の世界に引き込まれました。他の作品もそうですが、恩田さんの作品は自身がその世界に連れ込まれるような感覚が強いですが、このお話はあまりの緊迫感にこちらも冷や汗が出る思いでした。ところが、次の章である 春 は全く違う世界観。ただし、最初の章のような緊迫感もなくすっかり油断をしていたところにミレーの風景画、春?まさか?という展開にビックリ。全く意識に止めていなかった章の最初の挿し絵を思い出して、ページを戻した瞬間、とても興奮してしまいました。 ただ、その後は私的には興奮が少しおさまった感がありました。若干ストーリーの難易度が上がって、作品の中から出て現実世界に戻ってしっかり読んだという感じでしょうか。また、最後の章は途中で結末が見えてしまったということもありました。 でも総じて独特のファンタジックな雰囲気をただよわせながら、それでいて心地良い余韻を残すような結末はとても良かったです。作品のジャンルは違ってもこの心地良い余韻はいかにも恩田さんという気がしました。 この作品も出会えてとても良かったです。
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あとがきに著作が書いてあるように頭が混乱しました。 私は「輪廻」と「魂(離脱)」を表現した作品と感じました。まだ科学では解明できない不思議な偶然はあると思う。
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絵画と物語の融合。運命と現象と輪廻。こう言ったオータナティブな小説は好き嫌いが分かれるが、嫌いではない。物事の描写がとても上手で繊細で透明感がある。時代を超えたファンタジーであるのに、土台がしっかりしているからか、安定感がある。夢を見ているかのような気分になる。
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恩田陸の時空を超えた男女の愛のファンタジージャック・フィニィを彷彿させるそれぞれのエピソードを絵画に、全体のタイトルを曲に例えているなぜエドワードとエリザベスだったのかが野暮だとは思うがやや気にかかる
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時を越えて、時代を越えて、何度も巡り会う男女の物語。 着地点が曖昧なのが恩田作品の特徴でもあるが、それがいい具合にマッチしている。そういう意味では、前半がハイライトであり、女王の話はもう少し暈しても良かったし、記憶は、ちょっと整いすぎている。あれがある意味二人のゴールなのかもしれ...
時を越えて、時代を越えて、何度も巡り会う男女の物語。 着地点が曖昧なのが恩田作品の特徴でもあるが、それがいい具合にマッチしている。そういう意味では、前半がハイライトであり、女王の話はもう少し暈しても良かったし、記憶は、ちょっと整いすぎている。あれがある意味二人のゴールなのかもしれないが。
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778冊目 時代を越えて巡りあう男女のお話。 キーワードは夢でしょうか。 時系列が上手く掴めずに、最初のうちは混乱しましたが、最後の方になって理解することができました。お互いが出会うときは、どちらかが死ぬときもある様に、決してハッピーエンドなお話ではないですが、こう言う人の出...
778冊目 時代を越えて巡りあう男女のお話。 キーワードは夢でしょうか。 時系列が上手く掴めずに、最初のうちは混乱しましたが、最後の方になって理解することができました。お互いが出会うときは、どちらかが死ぬときもある様に、決してハッピーエンドなお話ではないですが、こう言う人の出会い方も良いなと思いました。 彼らが出合うことへの期待感と一抹の不安に対する恐怖。それを感じずにはいられませんでした。それでも、好きな人なら夢で会えたなら、ただそれだけで嬉しいでしょうね!
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詩的、幻想的過ぎて自分の好みには合わなかった。まだ読了していないが、読み進めるのが辛い。伏線があって続きが気になる部分はあるものの、回収がファンタジーなので驚きというより落胆を感じる。
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輪廻転生的なお話。 かなりニューな展開で、面白く読んだ。 面白かったんだけど、そして、エリザベス女王の展開はまぁ意外度もあってありだったんだけど、なんか最後の方で、それまで続けてきた輪廻のパターンみたいなものが崩されて、なんか素直に読めなかったし、ロジック的にもよく分からなかった。そういう意味でちょっと最後微妙だった。
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「黄泉がえり」も「君の名は」も「いま、会いにゆきます」も好きな物語なんだけど、頭が悪いオイラは時空を飛び越える話は一度で理解できた試しがない。だから、小説も映画も見直すことになる。きっと、時を越えても会いたい誰かがいるってことにやられてしまうんだろうな。エドワードとエリザベスの物...
「黄泉がえり」も「君の名は」も「いま、会いにゆきます」も好きな物語なんだけど、頭が悪いオイラは時空を飛び越える話は一度で理解できた試しがない。だから、小説も映画も見直すことになる。きっと、時を越えても会いたい誰かがいるってことにやられてしまうんだろうな。エドワードとエリザベスの物語はその中でも難易度が高かったけど、苦手な時系列のことはあまり考えずに読んだ。面白ければ、読み直せばいいし……でも再読はないかなぁ。時空を飛ぶ越えただけでハードルが高いのに、舞台が外国だと登場人物の名前が頭に入ってこない。そういえば、海外の小説読んでないもんなぁ。がんばって挑戦してみよっと。
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