ライオンハート の商品レビュー
いやーステキなラブストーリーだった。 特に、「春」と「記憶」が良かったな。「イヴァンチッツェの思い出」もこの中では異色な感じで良かったかな。「天球のハーモニー」はイマイチよくわからんかったけど。 あと、なんというか全編通して翻訳小説っぽい文体が面白かった。
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途中で何度も投げ出したかった、というのが正直な感想。時を超えて何世を超えても出会うけれど決して結ばれない話。途中時代設定が行き来してわけわからず読み返して、あーそこまたなのね。というのが何度もあった。結局は最後の締めはよかった。 好きな人と嫌いな人が割れる作品だろうなと思った。
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一途で盲目な恋模様という世界観は受け入れられたが、ちょっとシリアスすぎて感情移入ができなかった。 主人公のエドワードの人物像もよく言えばミステリアス、悪く言えばぼやけている。例えるなら神話時代の恋沙汰を描いた物語という印象。
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恩田陸さんの作品は「夜のピクニック」と「ネバーランド」の2作品を読んだきりだったが、恩田さんの直木賞受賞を機に、以前から気になっていた本作を読んでみました。 過去に読んだ作品は青春小説だったけれど、本作品は時空を超えて魂が呼び合う恋愛小説。恩田さんの作品の幅広さに称賛です。 また、それぞれの小編は絵画がモチーフになっていて、絵画好きの読者には楽しく読めると思います。(扉にその絵画がカラーで掲載されているのも嬉しい。) 全体として面白かったけど、エリザベスとエドワードの原点と思われる(←間違ってるかな?)「天球のハーモニー」が、ちょっと難しくって混乱気味。 登場年代、2人の関係性などをメモに取らないと正確に理解できないかも?とも思っています。もう一度、じっくり読んでみたいです。 色々な時代に2人が登場しますが、「春」のエドワードとエリザベスが一番好きです。 2人の間を行き交うハンカチに刺繍された”From E. to E. with love”が素敵。エリザベスもエドワードも共にイニシャルが”E”だから、どちらから会いに行っても良い仕組みがいいですね。 余談ですが、… エリザベス女王に関する知識が全くないことに気づきました。本作品を理解する上でも、彼女についてちょっと勉強してみたいと思います。 <補足> 2017年開催の「ミュシャ展」に「イヴァンチッツェの思い出」の原画をもとにチェコで印刷されたポストカードが2点展示されていました。
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不思議な構成の恋愛物語。 こんな構成を思い付くのはすごいと思ったし、題材はなかなかいいと思ったけれど、私には複雑で、途中わからなくなってしまった。 作者の知識についていけず、追いてけぼりくったまま終わってしまった感じ。 悪くはないんだけどね。
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壮大過ぎて上手く消化できなかった印象。 解説とあとがきを読むと幾つかの音楽、絵画、小説からインスピレーションを受けて書かれた作品のようですが、残念ながら知識の範囲外でした…
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初読→エヴァンゲリオンQを観終わった時のような混乱。 2回目→自分の推測を埋める証拠を探しつつ、新しい説を見出していく感じ。 老後を迎える頃に再読したらまた違う説となる気がする。。 あとがき作者の昨今ではすれ違いものは難しく、だからSFものした、とあるがナルホド。。 色々読みたいもの、調べたいことが増える。。 解説:梶尾真治氏(『黄泉がえり』の作者) ジャック・フィニィ『盗まれた街』 →『月の裏側』『黄泉がえり』 ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』 →『ライオン・ハート』『時尼に関する覚え書』 アイザック・アシモフ『世界の年表』 『たんぽぽ娘』 『ジベールの日曜日』(映画) 『展覧会の絵』(演奏)ムソルグスキー 1603年エリザベス女王 1855年老後 1873年『春』(ミレー) 1905年パナマ運河工事 1932年エア・ハート嬢の到着(リンドバーグ愛児誘拐事件) 1944年ロンドン空襲 1969年アポロ11号打ち上げ 1978年ケイト・ブッシュのライオンハート発売
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時を超えても場所が変わっても、必ず巡り会うエドワードとエリザベスのお話。生まれ変わって巡り会えても、会うのは一瞬。結ばれることはない。切なくて美しい時空を超えたロマンス。 前半2章のエピソードの方がすき。後半では、物語がまとまってくはるけど、少し物足りないような。最後の「記憶」...
時を超えても場所が変わっても、必ず巡り会うエドワードとエリザベスのお話。生まれ変わって巡り会えても、会うのは一瞬。結ばれることはない。切なくて美しい時空を超えたロマンス。 前半2章のエピソードの方がすき。後半では、物語がまとまってくはるけど、少し物足りないような。最後の「記憶」の章もきれいな終わり方なんだけど…。そして、最後(最新?)のエリザベスに記憶がないのはなんでなのかしら。これからなのかな? とりあえず、「春」の章がとてもよかった。もうここだけ短編でもいいくらい。
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from E to E. 混ざり合う時間と空間。時を経て、場所が変わっても続く思い。名画になぞらえた章立ても秀逸。
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どこか暖かい気持ちになるラブストーリー。 転輪転生を繰り返し、何度も出会うエドワードとエリザベス。 短編集としても楽しめる作品だと思います。 ジェニーの肖像と言う作品のオマージュだとか。 存在は知っているもののまだ未読なので、今度読んでみよう。 個人的には、運命の相手と一瞬し...
どこか暖かい気持ちになるラブストーリー。 転輪転生を繰り返し、何度も出会うエドワードとエリザベス。 短編集としても楽しめる作品だと思います。 ジェニーの肖像と言う作品のオマージュだとか。 存在は知っているもののまだ未読なので、今度読んでみよう。 個人的には、運命の相手と一瞬しか会えないのなら そうでなくて良いから長く一緒にいれる人が良いなぁと夢のないことを思ってみたり。 追記 ストーリーとは全く関係のない事なのですが、文庫版の紙の素材が好みで、ページを捲るたびに この紙良いなぁ〜と思っていました。 ザラっとしていてちょっと重たい感じ。 どうでも良すぎてスミマセン。
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