株価暴落 の商品レビュー

池井戸潤【著】

2011/10/01

銀行と経営危機にある大規模スーパーというネタは面白いし、先を読ませない展開と真相もよかったけれど、人物描写が曖昧でゆらゆらしている。犬鳴黄というおよそありえなさそうな名前もなんだったのだろう。顧客属性を調べるシーンのため？

2011/05/27

巨大スーパーで連続爆破事件が起き、株価は暴落。企業体質の変わらないワンマン経営に危機感を抱き、スーパーへの融資、支援を打ち切ろうとする銀行の審査部。融資を強引に推し進めようとする企画部との銀行内抗争。

金融系の話も好きなのです。このスーパーのモデルって、あの企業？って示唆する記述があちこちに。インサイダー取引と正常取引の線引きって、実際にきちんとしてるのかしら。

2010/07/05

あいかわらず池井戸作品。一点集中型の自分なので、今は池井戸作品一直線。　「オレたち花のバブル組」で融資を見送った白水銀行の坂東さんのお話です。しかし、読む順番が違ってたようだ。こちらの方が先だ。
読んでて、バブルの半沢とまるっきり同じ性格ようだった。似たような話であんまり面白くなかった。

2009/10/04

ある企業をとりまく銀行融資と株価操作と爆破犯罪と、複雑に絡み合って１つの話になっています。
これまで読んだものが、銀行内部ものだったので、一般的な犯罪と絡み合わせてあったこれが意外におもしろい！と感じました。

2009/10/04

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落。一風堂への巨額支援要請をめぐっての白水銀行審査部の板東と企画部の二戸の対立と爆破犯人の捜査。絡み合いながら収束へ向かう物語構成がとてもよい。