まったき動物園 の商品レビュー
ゴーリー版幻獣辞典。不気味な絵に奇妙なキャラ設定。そこに黙示録的な柴田訳が加わって、何とも言えない味わい深い作品に仕上がっている。凄い。
Posted by
アルファベットブックであり、幻獣辞典でもある。そして原文が韻を踏んでいるので短歌形式の訳。 リンプフリグは、きっとがんばろうとしている様子がうかがえるのだろうなあ。ポスビーの舞は、ささやかではなさそう。 訳者は安定の柴田元幸さん。短歌の助言に水原紫苑さん。
Posted by
abc順にzまで26の頭文字をもつゴーリーの想像上の生き物を紹介。 想像上の生き物たち、なんだかみんな自由気ままに、気づかれずに生きているよう。 どこかいびつで、でもどっかに居そうな誰かのようで。 少し、水木しげるの妖怪辞典を読んでいるような雰囲気もありつつ、もっとシュールな...
abc順にzまで26の頭文字をもつゴーリーの想像上の生き物を紹介。 想像上の生き物たち、なんだかみんな自由気ままに、気づかれずに生きているよう。 どこかいびつで、でもどっかに居そうな誰かのようで。 少し、水木しげるの妖怪辞典を読んでいるような雰囲気もありつつ、もっとシュールな感じ。 以下、身につまされる思いがしました リンプフリグ 己を鼓舞し 鞭打てど 今日も明日も 惰眠に暮るる
Posted by
AからZ。26匹の幻獣。英語の原文と同じページに訳が載っているので、訳のすばらしさがビンビン来ます。韻を踏む原文の朗読を柴田元幸さんの渋い声で聞いてみたい!
Posted by
ゴーリーが好んで描いたアルファベットブックのうちの一つです。今回は動物園。といっても描かれているのは幻獣です。恥ずかしがりやで物静かな幻獣が多いですね。通常では考えられない姿形なのに気味が悪いというよりどこか愛らしい。でも文章はシュールでバッチリ彼の皮肉が効いています。それにして...
ゴーリーが好んで描いたアルファベットブックのうちの一つです。今回は動物園。といっても描かれているのは幻獣です。恥ずかしがりやで物静かな幻獣が多いですね。通常では考えられない姿形なのに気味が悪いというよりどこか愛らしい。でも文章はシュールでバッチリ彼の皮肉が効いています。それにしても柴田さんの訳のすばらしいこと。原文を損なわずに綺麗に短歌形式にまとまっています。読み返すこと間違いなし。
Posted by
エドワード・ゴーリー展の案内を見たので、興味が出て借りてみました。 絵本です。変な名前の生き物がABC順に出てきます。 イラストを見る限り 可愛くないし、超奇妙でもない。 鳴き声や動く様子が伝わってくれば・・・(*^_^*)♪ 2014/12/02 予約 2014/12/...
エドワード・ゴーリー展の案内を見たので、興味が出て借りてみました。 絵本です。変な名前の生き物がABC順に出てきます。 イラストを見る限り 可愛くないし、超奇妙でもない。 鳴き声や動く様子が伝わってくれば・・・(*^_^*)♪ 2014/12/02 予約 2014/12/06 借りて読み始め、一気に読み終わる。 内容と著者は 内容 : 原タイトル:The utter zoo ようこそゴーリーの世界の動物園へ! A〜Zまで26の不思議な動物たちが登場するゴーリー版「幻獣辞典」。 原著英文コメントと、ユーモラスな短歌形式の和訳を併記。 著者 : エドワード・ゴーリー Gorey,Edward 1925〜2000年。シカゴ生まれ。ハーヴァード大学でフランス文学を専攻。 出版社勤務を経て、独立して専業作家となる。 著書に「ギャシュリークラムのちびっ子たち」など。 翻訳者 : 柴田 元幸 著書、翻訳書 アメリカ文学研究者、翻訳家、エッセイスト、小説家。前東京大学教授。
Posted by
AからZまで不思議な動物?が集まったゴーリー版「幻獣辞典」で、情けなかったり、あさましかったり、影が薄かったり、むさ苦しかったり、性格が悪そうだったり、ただ単に訳がわからなかったりする動物が、絶妙なさりげなさで、肩こりを解してくれます。『うろんな客』のカギ鼻のペンギンみたいな動物...
AからZまで不思議な動物?が集まったゴーリー版「幻獣辞典」で、情けなかったり、あさましかったり、影が薄かったり、むさ苦しかったり、性格が悪そうだったり、ただ単に訳がわからなかったりする動物が、絶妙なさりげなさで、肩こりを解してくれます。『うろんな客』のカギ鼻のペンギンみたいな動物や、『キャッテ ゴーリー』の猫みたいにおもしろいです。
Posted by
【エドワード・ゴーリー誕生日一日読書会】「まったき動物園」とはAからZまで不思議な生き物たちが集ったゴーリー版「幻獣辞典」とのことで、原題の“Utter”を調べてみると『完全な』という意味から『極端に変な』とか『叫び声うめき声を発する』とかまであって面白い。邦訳では完全なという意...
【エドワード・ゴーリー誕生日一日読書会】「まったき動物園」とはAからZまで不思議な生き物たちが集ったゴーリー版「幻獣辞典」とのことで、原題の“Utter”を調べてみると『完全な』という意味から『極端に変な』とか『叫び声うめき声を発する』とかまであって面白い。邦訳では完全なという意味で使われてるけど、他の意味でも「そう、そのとおり!」でしょ。原文は全て韻を踏んでいて、邦訳も短歌形式で素晴らしい。「リンプフリグ 己を鼓舞し 鞭打てど 今日も明日も 惰眠に暮るる」←コレ好き♪
Posted by
◆ゴーリーのアルファベットブック。◆全てのクリーチャーが、情けなくてかわいい♡ ゴーリーが日本人だったら、50音で、愛すべき生き物を倍楽しめるのに。◆音読するとさらに心地よい。でも私の英語ってところが実に残念・・・。CDbookが出ないかな。◆能面のMork、トランスするPosb...
◆ゴーリーのアルファベットブック。◆全てのクリーチャーが、情けなくてかわいい♡ ゴーリーが日本人だったら、50音で、愛すべき生き物を倍楽しめるのに。◆音読するとさらに心地よい。でも私の英語ってところが実に残念・・・。CDbookが出ないかな。◆能面のMork、トランスするPosby、垂れ下がるRaitch、見えないUlp、じっとみるYawfle・・・、魅力的な生き物はたくさんいるけど、惰眠に暮るる犬的容貌のLimpfligに強い親近感。【2013/05/31】
Posted by
大人向け絵本。 エドワード・ゴーリーの絵本は初めて読みました。 実在しない動物が、アルファベット順にAからZまで26匹。 何だかシュールな挿絵と、短歌みたいな素敵な和訳。 可愛くないけど不思議な魅力に溢れた動物達がたくさんの、一冊の動物園です。
Posted by