一千一秒物語 の商品レビュー
高校生の時、図書館にて、指輪物語は続かなかったのに、これは忘れられないくらい大好きでした。大人になって思い出して文庫版を買いました。やっぱり不思議でニヒルで美しい。落語の、頭から桜の木が生えてくるやつみたいな、異次元なかんじ。
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表題作のみ一読 さすがに一秒じゃ読めないけど、それくらいの超短編が詰まった作品 でも直接的なつながりはなくても、「一千一秒~」で一つの作品 しっとりとした内容とは対象的に、読み進めるほどワクワクしてくる 幻想的というか、とらえどころのなさが良い 寝る前に読んだら、お月...
表題作のみ一読 さすがに一秒じゃ読めないけど、それくらいの超短編が詰まった作品 でも直接的なつながりはなくても、「一千一秒~」で一つの作品 しっとりとした内容とは対象的に、読み進めるほどワクワクしてくる 幻想的というか、とらえどころのなさが良い 寝る前に読んだら、お月様の夢がみられそう
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超短編~中編集。中身は本当にバラバラです。落差が酷いので注意! レトロメルヘンな数行の風景画、な表題作が一番お気に入り。 とにかく世界観が素晴らしい! たった数行で情景が絵画として浮かびます。 お話をまとめずに投げっぱなしのスタイルなんだけど、本の外の広がりをあれこれ想像してみた...
超短編~中編集。中身は本当にバラバラです。落差が酷いので注意! レトロメルヘンな数行の風景画、な表題作が一番お気に入り。 とにかく世界観が素晴らしい! たった数行で情景が絵画として浮かびます。 お話をまとめずに投げっぱなしのスタイルなんだけど、本の外の広がりをあれこれ想像してみたり。 そこから数編メルヘン~ファンタジーな短編が続いてこのへんもとっても素敵世界。 ……だけど、後半いきなり自伝になって美術論文になって性癖語りになって、ってちょっとついて行けないよ!! 内容も相当包み隠さず突っ走ってる感じなのでたぶんかなり人を選びます。私はちょっと守備範囲外……ッ 発表年を見ると前半と後半には15~25年くらいの開きがあるみたい。 無理に一冊にしない方が良かったんじゃないかな。前半だけで薄い本にしてたら★5つ付けてたよ。
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短編集なのですが、真ん中くらいから小難しくてわかりません。学がないもので……。モダンとSFの融合した世界観は好き。街へおりてくる意地悪なお月様がシュール。
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松浦理英子のエッセイで“A感覚V感覚”の話を読んだ後に図書館の本棚でたまたま見つけたのでそのまま借りる。 読みにくい!短編集なのに全話を読みきる気にならなかった。
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短っ。攻撃的、シニカル、ニヒル、なのに相当愉快な宇宙。持ってるのはこの表紙ぢゃなくて緑青っぽい抽象画みたいなヤツ。もうそれは売ってないのかな。そっちの方が断然ムードなんだけどな。
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320 少年愛、数学、天体、ヒコーキ、妖怪……近代日本文学の陰湿な体質を拒否し、星の硬質な煌めきに似たニヒリスティックな幻想のイメージによって、新しい文学空間を構築する《二十世紀のダンディ》イナガキ・タルホのコスモロジー。表題先のほか『黄漢奇聞』『チョコレット』『天体嗜好症』『星...
320 少年愛、数学、天体、ヒコーキ、妖怪……近代日本文学の陰湿な体質を拒否し、星の硬質な煌めきに似たニヒリスティックな幻想のイメージによって、新しい文学空間を構築する《二十世紀のダンディ》イナガキ・タルホのコスモロジー。表題先のほか『黄漢奇聞』『チョコレット』『天体嗜好症』『星を売る店』『弥勒』『彼等』『美のはかなさ』『A感覚とV感覚』の全9編を収録する。
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訳あって発掘(笑。 この奇異さは、とても心地外いい。幻想的であって少し珍妙。感性を研ぎ澄まさせくれる。
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表題の「一千一秒物語」は、あまりに詩的で私にはいまいち理解できなかったけれど、幻想的で、それでいて飄々とした雰囲気は楽しかった。 「黄漠奇聞」という話が面白かったなあ。その皮肉的だけど幻想的な世界に引き込まれるようで、不気味で不安な気分になるけど、それでも最後まで読まずにはいられ...
表題の「一千一秒物語」は、あまりに詩的で私にはいまいち理解できなかったけれど、幻想的で、それでいて飄々とした雰囲気は楽しかった。 「黄漠奇聞」という話が面白かったなあ。その皮肉的だけど幻想的な世界に引き込まれるようで、不気味で不安な気分になるけど、それでも最後まで読まずにはいられないような短編でした。
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あらすじを説明しろ、といわれて、この作品ほど 困るものはないと思います。 あえて言うなら、コマ送りのフィルムを覗き見ているという印象でしょうか。 驚くべきはこのモダンな作品は私が生まれるずっと以前に書かれたという事実。 堅苦しい日本文学は苦手な方、この短すぎる作品に驚いてみません...
あらすじを説明しろ、といわれて、この作品ほど 困るものはないと思います。 あえて言うなら、コマ送りのフィルムを覗き見ているという印象でしょうか。 驚くべきはこのモダンな作品は私が生まれるずっと以前に書かれたという事実。 堅苦しい日本文学は苦手な方、この短すぎる作品に驚いてみませんか?
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