カラマーゾフの兄弟(下) の商品レビュー
読み終わり! 全世界的に(?)大絶賛されているカラマーゾフですが なんとなく私は下巻がいまいちなきがした・・。。 というか中巻までが楽しくて 下巻がちょっと途中な感があった。 ドストエフスキーは、書き上げずに死んでしまったから、 これは、未完だがこの上ない完成品 とかいわれて...
読み終わり! 全世界的に(?)大絶賛されているカラマーゾフですが なんとなく私は下巻がいまいちなきがした・・。。 というか中巻までが楽しくて 下巻がちょっと途中な感があった。 ドストエフスキーは、書き上げずに死んでしまったから、 これは、未完だがこの上ない完成品 とかいわれているらしいけど 私にはやっぱり未完なきがする。 裁判の検事と弁護士のくだり、 ちょっと退屈だったかんじがしたけども・・。 やっぱり、キリスト教、というかこの一神教な雰囲気を 日本人としての私は理解するのが難しいのかな。 他のドストエフスキーにも手をつけようかな。 Dec 2008
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今回は謎解き(ともいえないかもしれないが)が中心。 検事と弁護士の掛け合いが非常に面白い。 また、イリューシャの話が感動的。 上・中・下全体としては、やはり素晴らしい名作だということは言わずもがな。 宗教に関しての考察が中心だが、ロシア社会や人間に関しての深い考察が非常に興味深い...
今回は謎解き(ともいえないかもしれないが)が中心。 検事と弁護士の掛け合いが非常に面白い。 また、イリューシャの話が感動的。 上・中・下全体としては、やはり素晴らしい名作だということは言わずもがな。 宗教に関しての考察が中心だが、ロシア社会や人間に関しての深い考察が非常に興味深い。 また読み返したい。
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その後のカラマーゾフ兄弟について書く時間がドストエフスキーに無かったことが非常に残念。 その後の彼らはどんな人生を歩み、どんな思想を形成したのだろう?
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2008/9/25 アリョーシャのこと、ほんとうは心の中は黒いのだろうと 勝手に最後まで疑っていましたが、単なる杞憂でした。 いくつか尾を引いて印象に残った文章があります。
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なんと言えば良いのかわからないけれど、自分の根底にあるものを覆されるような本だと思った。人生観、宗教観、キリスト教、善悪の判断、罪と罰、良心の呵責、愛と憎しみ、神の存在、信じるということ。
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カラマーゾフをやっと読み終わった!というかんじです。これで未完だなんて!ここで終わっても全然不思議ではないですね。
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裁判のシーンは、きっと映像で見たら面白いんだろうなぁと思いますが、文字で読んでると疲れてしまいました。もっとなにか凄いどんでん返しがあるのだと期待していたのですが、そんなこともなく……
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別におもしろいわけでもテンションが上がるわけでもない。 ロシア文学らしい、長〜く超懇切丁寧な状況説明が続く。 にもかかわらず、意外と読める。がつがつページが進む。 というか、止まらないんですけど。なんで? とりあえず100年前の文章とは思えない。 今の現実に起こっている事柄と酷似...
別におもしろいわけでもテンションが上がるわけでもない。 ロシア文学らしい、長〜く超懇切丁寧な状況説明が続く。 にもかかわらず、意外と読める。がつがつページが進む。 というか、止まらないんですけど。なんで? とりあえず100年前の文章とは思えない。 今の現実に起こっている事柄と酷似していて、ぞっとする。
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上中ときたら下巻に行くしかないじゃないですか。 お言葉 ▲人間たちは、文句なしにすぐれたあれほどの知性をそなえながら、この喜劇を何か深刻なものにとり違えているんだよ。そこに彼らの悲劇もあるわけだがね。そりゃもちろん、人間たちは苦しんでいるよ。しかし・・・その代り、とにかく生きて...
上中ときたら下巻に行くしかないじゃないですか。 お言葉 ▲人間たちは、文句なしにすぐれたあれほどの知性をそなえながら、この喜劇を何か深刻なものにとり違えているんだよ。そこに彼らの悲劇もあるわけだがね。そりゃもちろん、人間たちは苦しんでいるよ。しかし・・・その代り、とにかく生きているじゃないか、幻想の中でじゃなく、現実に生きているんだ。なぜなら、苦悩こそ人生にほかならないからね。苦悩がなかったら、たとえどんな喜びがあろうと、すべては一つの無限なお祈りと化してしまうことだろう。それは清らかではあるけれど、いささか退屈だよ。▲ 読了 2007/8/29
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たまには名作を読んでみようと手に取り、上中下巻を読み終わるのに4ヶ月かかってしまった。ドストエフスキーを読むのは20年ぶりぐらいで、この作品が「ドストエフスキーの集大成」といわれても正直ピンとこない。だが様々な登場人物の口を借りて語られる思想・宗教に対する思索はそのどれもが深く、...
たまには名作を読んでみようと手に取り、上中下巻を読み終わるのに4ヶ月かかってしまった。ドストエフスキーを読むのは20年ぶりぐらいで、この作品が「ドストエフスキーの集大成」といわれても正直ピンとこない。だが様々な登場人物の口を借りて語られる思想・宗教に対する思索はそのどれもが深く、印象に残る。登場人物の心理描写も細かい襞まで書き込まれており、心の底まで見通している。すっかりこの大作の世界に浸り込んでしまった。あと10年したらまた読み返したい。私はコーリャからドミートリィになった。果たしてアリョーシャになれるだろうか。女性に関する描写はどうも偏見が多い気がする。どれもヒステリックで噂好きで自己中心的でロマンス至上主義な性格に書かれているが、これは書かれた時代のステレオタイプなのだろうか。
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