砂の器(上) の商品レビュー
上巻の終盤から、長く硬直していた物語が動き出した。この先どんな展開が待ち受けているのだろうかと楽しみにしながら、下巻を読む。
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砂の器(上)(新潮文庫) 著作者:松本清張 発行者:新潮社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 清張作品の金字塔でベテラン刑事と連続殺人犯の対決を描く有名作。
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東北弁と同じような方言・発音が出雲でも使われているとか、面白いところから物語を作っているところが古い話なのに妙に新鮮でした。 既成権力に反発する若者が肩肘張り過ぎているところに時代を感じるけれど、平成がぬるま湯だったってことなのでしょう。 令和は良い時代になるといいな。 松本清張...
東北弁と同じような方言・発音が出雲でも使われているとか、面白いところから物語を作っているところが古い話なのに妙に新鮮でした。 既成権力に反発する若者が肩肘張り過ぎているところに時代を感じるけれど、平成がぬるま湯だったってことなのでしょう。 令和は良い時代になるといいな。 松本清張さんの文章は贅肉がなくて読みやすいね。
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丹羽哲郎のリマスター版映画で鑑賞 蒲田から始まること、東北訛りのカメダという言葉から、踊る大捜査線を思い出したのは私だけではないだろう。
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蒲田の操車上で見つかった惨殺された死体。残された手がかりは東北訛りと思われる男二人の目撃情報。そしてちらついているのは前衛芸術の集団。下巻が楽しみ。
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そんな偶然が、、って思う部分もある反面、意外と調査が徒労に終わってしまう描写などもあって主人公と一緒に一喜一憂して楽しめた。 東北弁と「カメダ」が鍵になることは知っていましたが、こんな一捻りがあるとは・・!!
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中居さんのドラマで衝撃を受けて原作も。親子の逃避行の原因が、ドラマと原作とでは全く違って驚いた。悲しいけどすごく心に残る作品。ドラマも原作もどちらもそれぞれ素晴らしかった。
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松本清張の名作とのことで今更ながら読んでみる。 主人公今西刑事の身近なところにやたらと手掛かりが転がっているご都合主義はご愛嬌であるが、犯人像と動機を探るために過去のルーツを追っていくくだりは引き込まれる。40年近い昔の作品でも名作であるとの証左か。 面白かったのは、昭和40年...
松本清張の名作とのことで今更ながら読んでみる。 主人公今西刑事の身近なところにやたらと手掛かりが転がっているご都合主義はご愛嬌であるが、犯人像と動機を探るために過去のルーツを追っていくくだりは引き込まれる。40年近い昔の作品でも名作であるとの証左か。 面白かったのは、昭和40年前くらいの設定で東京都内がまだまだ未開発であったこと。そして地方への移動は全て夜行列車だし、聞き込みで個人情報もなにもなく刑事にベラベラしゃべる参考人たち、自分が生まれた10年くらい前までは、まだこんな時代だったのだなと思い忍ばれた。 あとは、最近の刑事ミステリーとは違い、今西刑事の勤務形態がどこかのんびりしていて旅情があるところも魅力。
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最後のトリックは少し意外なものでしたが、昭和の時代背景も読み取れる話で、するすると読むことができました。
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昭和の社会問題を背景に描く松本清張ミステリー。「砂の器」は、病気、戦争を背景にした作品。主人公の刑事が真面目に一歩ずつ犯人を追い詰めていく展開に、頁をめくる手が止まりませんでした。
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