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コミュニケーション力 の商品レビュー

3.7

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2010/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 斎藤さんの新書二冊目。  本当に、この人は”○○力”という言葉が好きだ。  この本のなかで、覚えているだけでも、   文脈力   要約力   言い換え力   コメント力   質問力 ・・・たくさん出てくる。  つまるところ、これら○○力の総和がコミュケーション力になるのだろう。  同著「1分で大切な・・」でも、出てきたマッピングのお話も出てくる。その間5年あるわけだが、昔から実践している方法なのだと分かった。  彼の本は、前回もそうだったが仕事に役立ちそうなことが常に発見できる。新たな発見もあるし、ああそうだった忘れてたと思いだすこともある。  例えば、ゆっくり言葉を探す癖の人が居た場合、そのテンポにいらいらするのではなく、その人が「言葉を捜している時間」を味わいながらまつことで、コミュニケーションを円滑にできるという考え。  自分はせっかちなので、ゆっくりとした会話にはイライラしがちだ。相手の言葉が出てこないと、矢継ぎ早に「こうういうこと?」と質問を浴びせたり、「ところでさー」とさっさと話を変えてしまったりする。  日常生活なら、まぁたいした問題にならない(友達から話を聞いてくれない人と思われるけど)が、仕事上だと困る。相手が言葉を捜すのを待ち、その人の問題の本質を探らなければならないこともある。そのときに質問攻めにすると、「ああ、うん。そうです」しかかえってこなかったりして、自分の思惑の外にある問題を見つけることは難しい。  この本をよんで、さっそく今日実践してみた。相手の出方を待つように「それで・・、どうされたんです?」と促ししばらく待ってみるのだ。意外と話してくれる人も居た。もちろん「ああ、うんまぁそんなかんじ」と言葉を濁す人も居たが。  しばらく待つ間に、沈黙が訪れるがあせってはいけない。著者もマックスピカートの言葉で、沈黙の価値についてといている。まぁ、忙しいとソウもいってられないこともあるので、いつも沈黙を守れるとは限らないけど。  また、チームディスカッションの際、消極的であまり発現をしない人が居る場合どう、パワーバランスをとるのかは、非常に難しいことだ。いままでだと、話を逐一振ってみたりしていた。著者は、話を振ることのほかに、その人の少し話した内容をあとで引用するとよいということを書いていた。これは、使える!とおもった。相手が少し話しただけでも、私がもう一度再生することで、話に参加している割合が増えるということになる。  このとき、要約力や言い換え力が重要になってくる。「人の話を聞いたという証は、その話を再生できるということ」という原則を逆に考えれば、「再生できたのだから、あなたの話を聞いていましたよ」と暗に伝えることができる。そうすれば、発言の少ないひとでも参加している気分が高まるだろう。   人を相手に仕事をするかぎり言語を使ったコミュニケーションは避けがたい。なので、うまく○○力を自分のものにして生かしていきたい。

Posted byブクログ

2010/12/21

 会話が続く人続かない人、話しやすい人話しにくい人、話していて面白い人退屈な人、と世の中にはコミュニケーション上手な人とそうではない人がいるが、コミュニケーションがうまいとはどういうことなのか、うまくなるにはどのような技を身につければよいか、どのようにしてその技は身につけられるの...

 会話が続く人続かない人、話しやすい人話しにくい人、話していて面白い人退屈な人、と世の中にはコミュニケーション上手な人とそうではない人がいるが、コミュニケーションがうまいとはどういうことなのか、うまくなるにはどのような技を身につければよいか、どのようにしてその技は身につけられるのか、といった点を、著者独自の視点で解説されている。  齋藤孝の本は、これまでおれが読んだ本はどれも新書で、3冊目か4冊目くらいだが、なんでもかんでも「技」「○○力」「技化」「構え」「呼吸」「身体」になってしまうのが、どうしても好きになれないので、分かりやすいし良いことを言っているのだろうけど、もう齋藤孝はいいかな、お腹いっぱい、という感じがしてきた。「偏愛マップ・コミュニケーション」とか確かに面白いアイデアだし使えるとも思ったが、やっぱり、完全におれ個人の好みの問題として、この人が好きになれない。(なのに何冊も読んでしまうのはなぜなんだろうか。やっぱり論の主張が明快だからだと思う。)  そもそも、コミュニケーションの取り方はやっぱり性格や育った環境に左右されるものだし、別に色々な人がいてもいいとおれは思う。色んな人がいてバランスが取れている面もあるだろうし。みんなが同じ人になるわけではないし。それに、この本は、「コミュニケーション力」をつけるための、ただのテクニック本、ハウツー本でしかなく、それを仰々しく「身体論」を持ち出して説明したもの、としかおれには思えない。(10/12/18)

Posted byブクログ

2010/10/17

表紙裏にある要約のとおり、 コミュニケーションについて縦横に展開。 コミュニケーションの大枠、エッセンスをつかむのに良い。 コミュニケーションにおいて、身体を使うことの 重要性についてが、独特な観点で面白い。 内容はビジネス上でのコミュニケーションのとり方に やや寄っている印...

表紙裏にある要約のとおり、 コミュニケーションについて縦横に展開。 コミュニケーションの大枠、エッセンスをつかむのに良い。 コミュニケーションにおいて、身体を使うことの 重要性についてが、独特な観点で面白い。 内容はビジネス上でのコミュニケーションのとり方に やや寄っている印象。 集団で実践しやすいトレーニングが多く乗っているので、 教育をする立場にある人にはオススメ。 11年前の本なので、身体を使わない、Webを通しての コミュニケーションについてはあまり論じられていない。 内気な人がこれを読んで劇的にコミュニケーション力が上がる・・・ という本ではない。 テクニックとしてコミュニケーション能力を向上させたいのならば 他の本でも事足りる感じを受ける。

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2010/09/30

自分を売り込むこと、他者と考えを共有し一人では至らなかった地点まで思想を広げること。他者を伸ばすこと。自分を伸ばすこと。これらを可能にするのがコミュニケーション力であり、生活を豊かにするために必要な力である。

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2010/03/30

作者の著書は文章がわかりやすくとても気に入っているため、手に取った。大学ゼミの運営を通じて得たいくつもの技法に込められたエッセンスはわれわれの誰もが役に立つものだろう。そのひとつであるメタディスカッションは会議のプロセスを記録しよい発言を客観的に評価するものであるが、これが身に着...

作者の著書は文章がわかりやすくとても気に入っているため、手に取った。大学ゼミの運営を通じて得たいくつもの技法に込められたエッセンスはわれわれの誰もが役に立つものだろう。そのひとつであるメタディスカッションは会議のプロセスを記録しよい発言を客観的に評価するものであるが、これが身に着けば会議の進展に大いに役立つに違いない。ただ日常生活は教室ではないので著述のままでは使えない。何かに変換させるひと工夫が要るだろう。

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2009/12/06

2009/11/12(〜p46),13(〜p144),14(〜p205終) コミュニケーション力が足りん!! といわんばかりの1冊で、筆者がどうやったらコミュニケーション力を培うことが出来るのか~というのが書かれている1冊でした。 読んでいてかなり面白かったのと、相手の話を自分...

2009/11/12(〜p46),13(〜p144),14(〜p205終) コミュニケーション力が足りん!! といわんばかりの1冊で、筆者がどうやったらコミュニケーション力を培うことが出来るのか~というのが書かれている1冊でした。 読んでいてかなり面白かったのと、相手の話を自分の中で分類し、紙に書くというやり方を紹介していたのですが、やってみようかなとも思いました。 筆者は学生時代などに友人達と話をしながら紙にまとめて書いて、会話をしたりしていたことがあるらしく、小学校か中学校にそれを個人的に親友とやっていたことがあった私はとても懐かしく思いました。

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2009/10/07

齊藤孝シリーズ☆第3弾☆ 「論理的思考力」 「コミュニケーション力」 この2点が、弊社が新卒に求める力です。 この台詞を、説明会で何度聞いたことか。 その2点について詳しく聞いても、 各社各人、十人十色の回答。 まだ「正解」は誰も分かっていないらしい。 分かっているこ...

齊藤孝シリーズ☆第3弾☆ 「論理的思考力」 「コミュニケーション力」 この2点が、弊社が新卒に求める力です。 この台詞を、説明会で何度聞いたことか。 その2点について詳しく聞いても、 各社各人、十人十色の回答。 まだ「正解」は誰も分かっていないらしい。 分かっていることは、 その2点の力が弱い日本人が多くなっていること らしい。 読んだ感想として、 この2つの○○力は切れない関係だということ。 両方ないとダメ。 **** あとは読んでて、良かったことについて。 コミュニケーションとは何か。 それは端的にいって、 意味や感情をやり取りする行為である。 【情報伝達+感情伝達】 →情報伝達だけ済まして、感情がないのはダメ  両方とれての○○力らしい。 コミュニケーションの基本は、 「あくまでもお互いの言いたいことを しっかりとつかみあうこと」 ぺらぺらと論理をまくしたてることが、 コミュニケーション力なのではない。 相手の感情を含めて理解し、 次の一手をお互いに探し合う。 そうした前向きで肯定的な構えが、 身につけられるべき基本の構えである。 →GDはディベートではない、と。  意見の是非で対立するのではなく、  組織全体での最良の結果を出すための議論を  しなさい、と。  それが自然とできる人=○○力あり、と。 理想的なコミュニケーションとはどういうものか。 私は、クリエイティブな関係性だと思う。 クリエイティブとは、 新しい意味がお互いの間に生まれる ということである。 →いっくんやしょうへーと話す時はこれ。  話すことによって、深層心理が見えてくる。  楽しい。新しい発見がある。  議論を共有し合える関係で入れる。   *** コミュニケーション力、深い。 大事なのは ?情報伝達+感情伝達を同時でやること ?お互いの意見を共有し合うこと ?クリエイティブな関係性を持つこと の3点かな◎

Posted byブクログ

2009/10/07

だいぶ前に読んだ本です。 確か話すときに二本のラインを持ちながらはなすと良いとか。 あとは体とかを使って表現するのも○ 要するにコミュニケーションは喋るだけじゃないよね! 表情とかも大切なんだよ。。 斉藤孝先生の本はけっこう好きです。

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2009/10/04

話していて楽しい人、苦痛な人。 よく言われることだけど、聞き上手かどうかでわかれている。 具体的な聞き上手とはどんな感じかということについて、かなり参考になりました。 会話とは『話を合(会)わせる』こと。 『っていうかさ』って会話をぶったぎって、お互い自分の言いたいことだけ話...

話していて楽しい人、苦痛な人。 よく言われることだけど、聞き上手かどうかでわかれている。 具体的な聞き上手とはどんな感じかということについて、かなり参考になりました。 会話とは『話を合(会)わせる』こと。 『っていうかさ』って会話をぶったぎって、お互い自分の言いたいことだけ話すのは会話じゃなくて独り言の応酬。 面白いことを言えなかったり、口べたならそれはそれで構わない。とにかく相手の話を一生懸命聞け。誠実な人だという印象を与えられるし、真剣に話を聞くことで、話の内容も自分のものになる。 ディベート教育より大切なのはコミュニケーション力を鍛えること。 ディベートは本来相手を言いくるめることが目的ではなく、一つのテーマを理解すること。 でも朝生とか見てると、『コメンテーター』が、互いに言いたいこと勝手に言って、相手の話を聞かなくて。ディベートってそういうもんだって認識のまま、ディベート教育をしたら危険だと思う。 相手の話を真剣に聞くことで、自ずと議論は発展すると思われる。 話を聞いてくれる!って思うからこそ、言葉を選んで中身のある発言をするだろうしね。 相づちの打つにしても、適度に質問を挟む・相手の言葉を言い換え・要約すると、相手がいっぱいしゃべってくれる。 納得。コミュニケーション力高いなぁって思う友達は、皆これらの特徴に当てはまっているの! 基本的なことなんだけど、基本だからこそ、実は難しい。 あと、やっぱり語彙力の豊富さと会話の豊かさは比例するのかな?? やはり頭の良い人=コミュニケーション力=語彙力?笑 こういう種類の本を読むと、自分の至らない点がいっぱい思いあたって、正直凹む。笑 ついつい一方的に話しちゃうし(/_;), けど、日常生活で意識して、少しでも聞き上手になれるといいな!!

Posted byブクログ

2009/10/07

明大教授の齋藤孝氏の著書。 簡潔に述べているので読みやすかった。初めて一緒に仕事をする人と食事に行くのは、食事を共にしリラックスすることで、会議のときには出なかった人間性がでるからとのこと。この説明は面白いと思った。人と食事をするとなぜ親密になった気になるのかその理由が説明され...

明大教授の齋藤孝氏の著書。 簡潔に述べているので読みやすかった。初めて一緒に仕事をする人と食事に行くのは、食事を共にしリラックスすることで、会議のときには出なかった人間性がでるからとのこと。この説明は面白いと思った。人と食事をするとなぜ親密になった気になるのかその理由が説明されているからである。 氏の授業では400字詰め原稿用紙で10枚以上のレポートを課す、とのこと。その意図は文脈力をつけるということにあるとか。これは面白い課題であると感じる。理系にこそ文脈力が必要だから、これは高校で設けても良いものだと感じる。しかし、それよりもこういう課題を出す教授は、それを全部評価するわけだから、齋藤氏のバイタリティを強く感じる。 説教モードにすぐ入りがちな人は、相手の話を最後まで聞き入る習慣が少ない。全てを話しきる前に、初めの言葉で怒りだしてしまう。自分は当人ではないが、この話は思い当たる節が多々ある。回避術をみにつけよう。 講演会で、地方よりも都心の方が聞き手の頷き率が高いことを知る。この原因は、やはり競争心の違いではないかと考える。ただ聞いている人と、話し手から何か得ようとしている人では、リアクションが異なるからである。これは自身も感じたことがあるので、共感する。

Posted byブクログ