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コミュニケーション力 の商品レビュー

3.7

84件のお客様レビュー

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    16

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/01/03

コミュニケーションに関するエッセイ。 本書でのコミュニケーションの定義は『感情や意味をやりとりする行為』である。第一章では、『コミュニケーション力』の意味と重要性が説明され、コミュニケーション力を養う方法が紹介されている。第二章ではコミュニケーションを行うための基盤やそれを形成...

コミュニケーションに関するエッセイ。 本書でのコミュニケーションの定義は『感情や意味をやりとりする行為』である。第一章では、『コミュニケーション力』の意味と重要性が説明され、コミュニケーション力を養う方法が紹介されている。第二章ではコミュニケーションを行うための基盤やそれを形成するためのメソッドが、第三章ではコミュニケーションのテクニックを紹介されている。 一応、各章でテーマはあるが、いろいろな話がごったになっていて、楽しく読むことができる。その中に、気づかされる点があったり、なるほどと思わせる点があったりする。 軽く読んで、自らのコミュニケーションを再考するきっかけとするにはちょうど良い本。

Posted byブクログ

2018/11/07

これ一冊あれば十分かも? すべてのトラブルは具体的なアイデアによってのみ乗り越えることができる。

Posted byブクログ

2018/08/23

著者の作品は読みやすいものが多いが、この本はどちらかと言うと難しかった。「わからない事が、わかる」本とはこういうことを言うのかもしれない。 この本の節の部分をもっと詳細に綴った本もあると思うので、機会があれば挑戦してみたい。

Posted byブクログ

2017/04/26

 齋藤孝先生は雑談の名手ですが、ただのお喋りではありません。  理論や指導にも通じていますので、師の書かれる著書は外れがありません。  本書も、   「理想的なコミュニケーションとはクリエイティブな関係性」 「コミュニケーションは、響き合いである」 「話していて一番疲れるのは、身...

 齋藤孝先生は雑談の名手ですが、ただのお喋りではありません。  理論や指導にも通じていますので、師の書かれる著書は外れがありません。  本書も、   「理想的なコミュニケーションとはクリエイティブな関係性」 「コミュニケーションは、響き合いである」 「話していて一番疲れるのは、身体が冷えている人だ。響かない身体だ」   といったキラーフレーズや重要な指摘が満載です。  英語の勉強の前に身体を動かすとか、発表にハイタッチやスタンディングオベーションを取り入れるとか、斬新な授業の方法も紹介されています。     齋藤師が行う授業は、ただ聞いているだけではなく、グループで発表し演習しているようです。  対人恐怖症でグループ活動が苦手な私なら尻込みしてしまいますが、実際にこんな演習を行って揉まれていると実践力がついて社会人になっても活躍できそう。  ということは、齋藤師のゼミは現代日本有数の人材養成所なのではないでしょうか。  果たして私はそのゼミの出身者と互角に渡り合えるのでしょうか。何だか瞬殺されそう。  齋藤ゼミの秘密を探れ!本書を読めばその片鱗を伺うことができます。     また、齋藤師は本の紹介の名手でもあります。  本書でも色々と読みたくなる本が紹介されていました。  何を読むか分からない方は、まず、適当な齋藤師の本を読んでみれば、そこから芋蔓式に読みたい本が出てくると思います。    http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170425/p1

Posted byブクログ

2017/03/20

書いてあることが、この前に読んだ同著者の「『頭がいい』とは、文脈力である」という本と被る部分が多かった。つまりとたとえばの往来の話、三色ボールペンメモ術、もちろん、文脈力そのものについての言及もあった。より普遍的で、一般的な内容になっていたため、目から鱗とはいかなかったが、そんな...

書いてあることが、この前に読んだ同著者の「『頭がいい』とは、文脈力である」という本と被る部分が多かった。つまりとたとえばの往来の話、三色ボールペンメモ術、もちろん、文脈力そのものについての言及もあった。より普遍的で、一般的な内容になっていたため、目から鱗とはいかなかったが、そんな言葉の中に、「コミュニケーションが上手な人は、どんな人とのコミュニケーションも楽しめる」と書いてあった。至って凡百な内容だが、我が身を振り返り、雷に打たれた心地がした。偏愛は、コミュニケーション力不足。馬が合わない、は逃口上。自分のコミュニケーション力が、如何に不足し、欠如していたかを思い知らされたという意味で、個人的には名著。多分、読んだタイミングなんだと思う。これも、セレンディピティ。

Posted byブクログ

2016/12/29

コミュ力がある、ないとか、コミュ障とかいう言葉が人の評価として日常的に使われ、就職面接でも多くの組織がコミュニケーション力を求める資質の筆頭にあげる今日に生きる者として、コミュニケーション力とは何かを考えるには良い本。 コミュニケーション力を、文脈力とかコメント力といったものに細...

コミュ力がある、ないとか、コミュ障とかいう言葉が人の評価として日常的に使われ、就職面接でも多くの組織がコミュニケーション力を求める資質の筆頭にあげる今日に生きる者として、コミュニケーション力とは何かを考えるには良い本。 コミュニケーション力を、文脈力とかコメント力といったものに細分化して、コミュニケーション力とは何か、伸ばすためにはどのようなことに留意すべきかを説明しておりわかりやすい。 自分のこれまでの会話を思い出しながら、これは出来てる、これは出来てなかった、対話者はこれが出来ていないから若干不愉快な会話になったんだな、と、いろいろ経験と照らし合わせながら読むと楽しかった。 打てば響くコミュニケーションを気を付けようと思う。

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2016/12/24

*人間理解力 その人の先祖から続く過去、そして未来を見通して接してみよ。相手がどんな人であれ、その奥深さを感じずにはいれないだろう。 *コミュニケーションこそが人間の根幹 植物状態の人がコミュニケーションしたように、人はいかなる人ともコミュニケーションをとることができる。コミュ...

*人間理解力 その人の先祖から続く過去、そして未来を見通して接してみよ。相手がどんな人であれ、その奥深さを感じずにはいれないだろう。 *コミュニケーションこそが人間の根幹 植物状態の人がコミュニケーションしたように、人はいかなる人ともコミュニケーションをとることができる。コミュニケーションによってつながりを持つことこそが人間の根幹である。

Posted byブクログ

2020/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 明治大学で、コミュニケーション技法などを指導されている斎藤孝先生。「コミュニケーションとはなにか」という定義づけから、その基盤、技法と話が拡がりながら収束して行く流れがとても分かりやすい。この本に書かれていることの殆どは、言い尽くされたことなのかもしれませんが、改めて心に刻みたいことばかりとも言えます。  第三章に「コミュニケーションの技法」についての解説もあり、そこを知りたいという方も少なくないと思いますが、やはり一番大切なのは、何のためにコミュニケーション力が必要なのか?という問いに応えている第一章「コミュニケション力とは」をしっかり把握することだとだと思います。私にとっては、「自由を獲得するために」かな。  この本の中で、私にとって最も新鮮だったのは、「会話は一対一ではなく多対多」という項でした。「結婚というのは、生活習慣と生活習慣の戦いや妥協の場となる。ちょっとした癖が気になったりするが、相手の中には別の人間が幾人も入り込んでおり、その土地の歴史で積み重ねられた慣習的な行動の束が、身体の奥深くに、知らぬうちに入り込んでいるのだとわかることで、相手に対する理解が深まる。」という話でした。

Posted byブクログ

2018/10/14

斎藤の「対話スキル啓発」としては、もっとも良い出来ではないだろうか。文脈を押さえる。沿いつつ、ずらす。相槌。言い変え要約を活用する、相手の癖を見切る、など。

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2015/06/18

「ていうか症候群」・・・私の身近にもいます。「ていうか」ということば1つで話題を変えてしまう人たち。本当にずっと小学生のころから仲がいいんだけど、その2人の会話を聞いていると、よくこれで話が続くなあと思うくらい、それぞれが勝手に話をしている。本当に人の話を聞いているんだろうか。そ...

「ていうか症候群」・・・私の身近にもいます。「ていうか」ということば1つで話題を変えてしまう人たち。本当にずっと小学生のころから仲がいいんだけど、その2人の会話を聞いていると、よくこれで話が続くなあと思うくらい、それぞれが勝手に話をしている。本当に人の話を聞いているんだろうか。それで続く関係というのもおもしろいなあ。「人間ジュークボックス」・・・自分の言いたいことばっかり言って、人に話をさせない。同じエピソードを何度も語る。これは以前の自分のことです。はずかしながら、数少ない女性とのおつきあいの中で、何度かそう指摘されたことがあります。よほど仲良くなってからでないと、そうはならないんだけど。「うなずく人が減っている」・・・その通りだと思います。授業をしていても、うなずいてくれない、微笑んでもくれない、無反応。これでは話が盛り上がらない、相手が理解しているかどうか分からない。講演会などではなるべく私自身は相手の話にうなずくようにします。ちょっと自分をアピールすることにもなります。「質問する力が弱まっている」・・・いたいところついて来るなあ、という質問が減っているように思います。こちらが、そうそうそれも言っておきたかった、と思えるような突っ込みも減っています。人の話を聞きながら、キーワードをメモしていく。大事なところ、後で質問したい事柄などは色を変えたり、ぐるぐる巻きで目立つようにしておく。私は講演会ではいっぱいメモをとります。途中で質問したいことを思いつくと、そのことで頭がいっぱいになります。大人数の会場だとけっこう緊張したりするんだなあ、これがまた。そして、相手が喜びながら私の質問に答えてくれたら、しめしめ、やったー、という気分になります。ヒトはコミュニケーションをとることで人間という存在になったのだと思います。この本を読んで、コミュニケーションの技をみがいて下さい。ところでこの人はいったい何冊本を書くんだろう。

Posted byブクログ