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ローマ人の物語(16) の商品レビュー

3.9

62件のお客様レビュー

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2010/11/24

アウグストゥスは基本的に軍事的才能が無かった人だったみたいだけど、政治的才能にはかなり恵まれていたのではないのだろうか。継続できるということは才能の一つだと思うし、まさしく時代が欲した人物であった。そういう意味ではカエサルの先見性には恐れ入ってしまう。女たらしのカエサルと違って、...

アウグストゥスは基本的に軍事的才能が無かった人だったみたいだけど、政治的才能にはかなり恵まれていたのではないのだろうか。継続できるということは才能の一つだと思うし、まさしく時代が欲した人物であった。そういう意味ではカエサルの先見性には恐れ入ってしまう。女たらしのカエサルと違って、真面目な分、いろいろと厳格な法を制定して、それに自分の娘、孫が処罰されなければならないことになってしまうのは、悲劇的で、でも、自業自得的なところもあるからなんとも言えないけど。

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2010/07/21

ローマ初代皇帝アウグストゥスの晩年を描いたものです パクス・ロマーナ(ローマの平和)を実現するには共和政から帝政へ移行する必要があると考え、帝政への移行を成し遂げました 私利私欲ではなく、ローマの行く末を考えた結果それを成し遂げたように思えますが、後継者との血のつながりにはこ...

ローマ初代皇帝アウグストゥスの晩年を描いたものです パクス・ロマーナ(ローマの平和)を実現するには共和政から帝政へ移行する必要があると考え、帝政への移行を成し遂げました 私利私欲ではなく、ローマの行く末を考えた結果それを成し遂げたように思えますが、後継者との血のつながりにはこだわりました。すべてにおいて合理的な判断をしてきた彼のとる行動としては唯一合点がいきません。 血というものは人を誤った行動に導いてしまうということなのでしょうか。血にこだわった結果が、今後のローマ帝国にどのような影響を及ぼすのか、続きを読むのが楽しみです。

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2010/05/10

「天才の後を継いだ天才でない人物」という著者のアウグストゥス評がすごく気にいった。自分の持てる能力を発揮して、なんとかカエサルの夢見た帝国を創り上げる様に感動。

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2009/10/07

後継者選定とゲルマンへの侵攻と失敗。初代皇帝アウグストゥス死去。 家系図を見ながら出ないと読み進められない困った巻。しかも同じ名前の別人(ユリア等)が出てきたり、孫を養子にしたりしているので混乱に拍車がかかる。 帝政を1代でほぼ固めた手腕は賞賛に値すると思う。

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2009/10/07

Es un MARABILLA!!!!!!!!!!!! El urtimo parte; muerte de Augustos, me impresiona muychisimo!!!!!!! Pensaba que es un dia muy bueno por que p...

Es un MARABILLA!!!!!!!!!!!! El urtimo parte; muerte de Augustos, me impresiona muychisimo!!!!!!! Pensaba que es un dia muy bueno por que podia saber esta historia!!!

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2009/10/04

14〜16巻通じての感想。 アウグストゥスの一生編。この人称号多すぎだろ(笑)でも未だにカエサルの存在感が強すぎてアウグストゥスが霞むんだよな。内政改革の解説が多かったから、写真や表や地図をもっともっと多用してほしかった。そういう資料は、それだけで面白いし。 そして作者は微苦...

14〜16巻通じての感想。 アウグストゥスの一生編。この人称号多すぎだろ(笑)でも未だにカエサルの存在感が強すぎてアウグストゥスが霞むんだよな。内政改革の解説が多かったから、写真や表や地図をもっともっと多用してほしかった。そういう資料は、それだけで面白いし。 そして作者は微苦笑させられすぎ(笑)

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2009/10/04

カエサルの後継者として、アウグストゥスがどのようにローマを統治し帝政へと移行したのか。統治者としてのアウグストゥスの精神には感嘆せざるを得ない。上に立つ者はかくあるべきなのかと思わされる。

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2009/10/04

歴史的には最高の皇帝でも、老いるということは無残である。腹心の死去、血族の暴挙・・・。最後の最後まで完璧で満足を求めることは不可能なのか。

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2009/10/04

ローマの帝政を確立した初代皇帝アウグストゥス。腹心達もこの世を去り、後継者に先立たれ、 唯一無二の存在であってティベリウスまでも引退してしまう。 それでも彼は帝国の統治を1人で行った。 圧巻です。カエサルも天才だけど、アウグストゥスの政治、バランス感覚はカエサルの上をいきま...

ローマの帝政を確立した初代皇帝アウグストゥス。腹心達もこの世を去り、後継者に先立たれ、 唯一無二の存在であってティベリウスまでも引退してしまう。 それでも彼は帝国の統治を1人で行った。 圧巻です。カエサルも天才だけど、アウグストゥスの政治、バランス感覚はカエサルの上をいきます。 後継者問題では、血の継続に執着するあまり、結果的には自身の血を継ぐものは後継者になりませんでした。 しかし最後は、血のつながりはなくとも妻の連れ子で、今後の帝国を任せられる唯一の存在であるティベリウスに引き継いでこの世を去ります。 ローマ史上最も偉大な皇帝は、やはりこのアウグストゥスであったと思います。

Posted byブクログ

2009/10/04

絶対的な善も悪も存在しない中で我々に出来るのは選択することだけである。 帝政を批判する人も多いが、現代の価値観で過去を裁いてはいけない。 その時代その時代における選択の結果でしかないのだ。 時代に即した帝政と言う名のシステム構築を希代のリアリストは打ち立てたのである。

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