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ローマ人の物語(15) の商品レビュー

3.6

59件のお客様レビュー

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アウグストゥスの政治…

アウグストゥスの政治。全てを曝け出せば良いわけではない。見せること、見せないこと、別のものを見せること。政治家に限らず、人間の力量というのはこの3つをいかに使い分けられるかなのかもしれません。

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アウグストゥスの政治…

アウグストゥスの政治をつづったパクス・ロマーナの2冊目。軍制改革や都市整備が書かれています。よき協力者を得た彼の政治手腕がさえます。実際ローマに行ってみると、このころの面影を色濃く感じることも出来るのでおすすめ。

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カエサルが夢見た帝国…

カエサルが夢見た帝国と、アウグストゥスの帝国は同じものだったのでしょうか? それとも違っていたのでしょうか? ともあれ、ローマは「帝国」としての基盤を着々と固めていきます。イタリア半島の共和国から地中海の帝国へ。

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カエサルとはまた違う…

カエサルとはまた違う静かな戦いを勝ち続けたアウグストゥス。カエサルの巻に劣らぬ興奮があります。

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ローマを引き継いだア…

ローマを引き継いだアウグストゥスは、彼の「親」、そして「師匠」であるカエサルの遺志を次ぎ、ローマを変えていき、ついには共和制ローマを帝政ローマへと変えていきます。その苦難の道のりは、読むだけで実感できるほどです

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2023/11/26

後半にかけてのアウグストゥスの言動がカエサルだったら、そうはしないだろうなぁという残念なことが続いた。アウグストゥスの良さが活かされる状況と不足している部分ばかりがクローズアップされる状況をみていくと、アウグストゥスという人となりが伝わってくる。50代になり、やるべきことを数多く...

後半にかけてのアウグストゥスの言動がカエサルだったら、そうはしないだろうなぁという残念なことが続いた。アウグストゥスの良さが活かされる状況と不足している部分ばかりがクローズアップされる状況をみていくと、アウグストゥスという人となりが伝わってくる。50代になり、やるべきことを数多く抱えているのに、仲間はどんどん減っていくという悲しさよ。今後、アウグストゥスはどうなるのか、心配になってきた。

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2023/08/17

●豊かになったローマでは少子化が進んだ。対策として不倫禁止法や独身税を導入しようとしたが、市民の反対で施行にかなりの時間がかかった。現代日本に通ずる ●優秀なサポート役のアグリッパ、マエケナス亡きアウグストゥスが今後どうなるのか!

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2023/08/15

アウグストゥス統治中期(紀元前18年~前6年)を扱う。平和なローマ帝国体制を確立するために、アウグストゥスはさまざまな社会改革を実行していく。しかし長い間彼を支えてくれたアグリッパやマエケナスらがこの世を去り、ドゥルーススの死をきっかけに後継者の選定をめぐってアウグストゥスの周囲...

アウグストゥス統治中期(紀元前18年~前6年)を扱う。平和なローマ帝国体制を確立するために、アウグストゥスはさまざまな社会改革を実行していく。しかし長い間彼を支えてくれたアグリッパやマエケナスらがこの世を去り、ドゥルーススの死をきっかけに後継者の選定をめぐってアウグストゥスの周囲に不協和音が生じ始める。

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2023/04/30

この巻はカエサルに選ばれし アウグストゥスがローマによる ローマ人の平和を 確固たるものにする過程のお話。 なので、面白みが少ない。 ただ、現代社会に繋がるエピソードがタメになる。 一例を挙げると少子化対策。 なぜ、少子化になったか? 平和だったから。・・・・なるほどでした。 ...

この巻はカエサルに選ばれし アウグストゥスがローマによる ローマ人の平和を 確固たるものにする過程のお話。 なので、面白みが少ない。 ただ、現代社会に繋がるエピソードがタメになる。 一例を挙げると少子化対策。 なぜ、少子化になったか? 平和だったから。・・・・なるほどでした。 あくまで一例ですが 戦争の絶えない時代は 一人じゃ生きていけないので 家族を持ち家族を増やさなければ 不安で生きていけない。 平和になって一人でも生きていけるなら 家族を持たなくても生きていける。 そういう状況は、何が問題で なにをしなければならないのか。 現代に当てはめるわけにはいけないけど 参考になる面白さがある。 意味が違うかも知れないけど ローマの道は全てに通ずるを感じました。

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2023/04/24

本書はアウグストゥスによるパクス・ロマーナ建設過程をわかりやすく解説した本です。そのため終盤にゲルマン遠征という戦争も若干記載されていますが、全体的にはアウグストゥスによる制度改革がメインとなります。 トピックは地味ですが、著者のわかりやすい解説のおかげで、税制改革や軍政改革、行...

本書はアウグストゥスによるパクス・ロマーナ建設過程をわかりやすく解説した本です。そのため終盤にゲルマン遠征という戦争も若干記載されていますが、全体的にはアウグストゥスによる制度改革がメインとなります。 トピックは地味ですが、著者のわかりやすい解説のおかげで、税制改革や軍政改革、行政改革など全てについてアウグストゥスの意図が見えてきます(もちろん別の解釈も出来るでしょうが)。全体を通じて感じたことは、アウグストゥスの政策は、何かを禁止するようなものではなく、いわゆる「誘導型」と呼ばれる、人々にインセンティブを与えて動かすものが多いですが、なかなかうまくできていると思います。 この時代にローマに生きていた人々はローマ市民としての誇りや、ローマによる平和を大いに享受していた感があって、私自身もタイムマシンがあったら行ってみたい時代です。

Posted byブクログ