夜這いの民俗学・夜這いの性愛論 の商品レビュー
興味がある私のような人には、貴重で楽しい内容です。 具体事例が多くてわかりやすいのです。 しかし、記述の重複が所々でみられるので残念。 少し読みにくいです。
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これが、現実か⁈ 地方の村では明治時代くらいまで、若者による夜這い(フリーセックス)、おばさんによる筆下ろし(童貞くい)、おじさんによる水揚げ(処女くい)が行われており、一部には戦後までこの風習が残っていた。 信じられない⁈ 筆者の実体験も、多くあり、信憑性があるが、この様な話は...
これが、現実か⁈ 地方の村では明治時代くらいまで、若者による夜這い(フリーセックス)、おばさんによる筆下ろし(童貞くい)、おじさんによる水揚げ(処女くい)が行われており、一部には戦後までこの風習が残っていた。 信じられない⁈ 筆者の実体験も、多くあり、信憑性があるが、この様な話は聞いたことない。この歴史は、柳田國男によって末梢されており、現在では知るひとも知りたい人もすくないだろう。 この様に、人間の脳は進化しているなら、現在の我々は、発展途上国の考えを理解できないだろう。
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民俗学の本です。 学生時代は昔話か伝説に偏っていたので、 このジャンルは手を出していませんでした。 『御石上落とし』で扱われていたこともあり、 読んでみることにして読み始め 3ヶ月ほど放置していました。 民俗学は柳田国男先生の弟子の先生に 学んだので著者の柳田派に対する批判は ...
民俗学の本です。 学生時代は昔話か伝説に偏っていたので、 このジャンルは手を出していませんでした。 『御石上落とし』で扱われていたこともあり、 読んでみることにして読み始め 3ヶ月ほど放置していました。 民俗学は柳田国男先生の弟子の先生に 学んだので著者の柳田派に対する批判は 面白くありませんでした。 性については扱わなかったジャンルではありますが、 新国学の時代から日本民俗学を確立した 業績は認めてしかるべきで、 ただ一点のみを捉えて批判するのは どうかと思いました。 それでも、実体験に基づいた記録としては 面白く読むことができました。 ただ、この著者は関西の一地方の事例のみで 全国的な風習のように論を展開しているので、 それが常民文化として一般的なものなのか 疑問が残ります。 また、明治維新で封建制度が崩壊し、 西洋式の社会への移行が 日本が独立を保てた最大の要因であり、 野蛮な未開国とされないため、 道徳面でも欧米列強と同等であることなどが 求められていたことを考えると 夜這いの民俗は 明治政府にとっては相当頭の痛い問題で あったことではないかと思います。 日本が日本でいられるのは キリスト教を導入せず、 近代化を行ったためで、 宗教的土台を抜いて 上澄みの道徳を浸透させようとして そこに無理があったのだとは思います。 ただ夜這いだけをとって 近現代を批判するのはどうかと思いました。
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評価3.0 自分の世界が変わる一冊! これこそが大人から代々教えて貰うべき。 八墓村の題材は夜這いが深く絡んでいることを見逃すな! 柳田民族学をめったぎり
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記録だけ 2009年度 18冊目 『夜這いの民俗学 夜這いの性愛論』 赤松 啓介 著 2004年6月9日第1版 2004年12月25日第4版 株 筑摩書房 筑摩学芸文庫 327ページ 1200円+ 税 赤松...
記録だけ 2009年度 18冊目 『夜這いの民俗学 夜這いの性愛論』 赤松 啓介 著 2004年6月9日第1版 2004年12月25日第4版 株 筑摩書房 筑摩学芸文庫 327ページ 1200円+ 税 赤松啓介 著の 『夜這いの民俗学 夜這いの性愛論』を本日読了。 これが結構時間がかかり、3日を費やす。 故赤松啓介氏の口調は学者らしからぬ味わいで、口調良く語る。 気品にとんだ方とは言えないが、味わい深い内容と意味合い。 「ここの村ではそうだが、燐村や他村では知らない!」といいきる赤松啓介氏の自身に満ちた潔さは、気持ちが良いものだ。 自分にとって都合の良い継ぎ接ぎをする研究者も多い中、「イエスかノーの二つに一つではない!」といった姿勢は、学者としての厚みさえ感じる。 柳田國男氏の問題点は、居間まで読んだ南方熊楠氏や折口信夫氏や宮田登氏や本田勝一氏などのか鳥羽よりも具体的で単刀直入。 切り口が鮮やかで、且つ わかりやすかった。 また某女史などに対する感想も、本質を得ており、的確といえよう。 夜這い内容云々は私の頭の中にたたき込まれているのでここでは省かせていただく。 面白区間時、興味を持ったのは『柿の木問答』 これは芸能の初めとされる問答が、生活に密着した形か・・・。 内容から行っても、五穀豊穣と子孫繁栄を金合わせている血思うのは、私がけであろうか・・・。 となれば、問答、五穀豊穣、子孫繁栄から考えて、これは二人だけの問題ではなく、神に言い聞かせていると考えられるのではないだろうかと感じる。 また柿の木は果実(実もの)と言うだけではなく、『柿』の文字の「木偏」を「女偏」に変化させると、『姉』という字となる。 本書に書かれた『柿の木問答』の台詞を変え、『姉の気問答』とすると話が通じると思えるのは私だけか・・・。 著者曰く、教育勅語などにおける禁止事項が今の日本の性に対する感覚的基本形を無し、元の日本の性大系を大きくユルがしたことには変わりないらしい。 それは幸か不幸かは別問題として、日本民俗の大きな部分を大きく変化させたのだろうと思うと、複雑な気持ちになる。 それが著者の言うように悪かったかどうかは、私個人にはわからない難しい問題を抱えている。 ただ、過去のそういった風習を無かったことにしてしまう姿勢はいただけない。 事実は事実としてとらえられる民族学的学問であって欲しいと願うばかりである。
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ロマンチック・ラブ・イデオロギに物申す。 エロに寛容だった時代もあったのだと語るスケベな爺の体験談。
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あまり電車の中じゃ、誇らしげに読める本ではないかも知れないけど、歴史を考える上では、網野善彦さんの著書にも通じる良書と言えそうです。 ついこの間までこんな文化があったのかぁ〜と思います。
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『オニババ…』の中に登場。字の細かさと文体でちょっと読むのに苦労しましたが、内容は興味深く面白かったです。
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カスタマーレビューでは「学問じゃない」なんて評が並んでるけど、何なんだろうね? 共産党員としてのオルグ中に生身の日本世間にふれた過程で、自らの認識を「観念」から「存在」へとたたき上げていった彼の道程は、竹中労のそれとも通ずる。「勝てないけど負けない」学問、ここにあり!
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