パラレル の商品レビュー
静かな文体ですが、好き嫌いが別れる本です。作者のセンスが合えば面白いと感じるし、合わなければそれまでと言う潔い本です。 手に取る価値はあると思います。
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はっとさせられる文章が各所にちりばめられていて、あまりの読みごこちのよさにぼうっとしていると、たまにドキンとさせられる。計算なのだろうか?このひとはほんとうにいいなあ。重くないのに、すごく読了後にこころが震える。
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新規開拓ということで、評価の高い作家さんをチョイス。 ・あらすじ 仕事をやめて離婚した僕。 分かれてもなお連絡が来る元妻と、複数の女性と付き合う友人・津田、様々な人との人間関係を軽妙に描いた作品。 なんだか面白いぞ。主人公を取り巻く環境の現在と過去が交互に描かれる手法です。妻...
新規開拓ということで、評価の高い作家さんをチョイス。 ・あらすじ 仕事をやめて離婚した僕。 分かれてもなお連絡が来る元妻と、複数の女性と付き合う友人・津田、様々な人との人間関係を軽妙に描いた作品。 なんだか面白いぞ。主人公を取り巻く環境の現在と過去が交互に描かれる手法です。妻との関係、津田と多くの女性(キャバ嬢が多い)の関係、主人公の仕事や女性関係の変化がとてもよく描かれています。平坦で飄々とした感じなんだけど、どんどんと読み進められてしまうような不思議な感覚。これは当たり。
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ラブとジョブにいそしむITベンチャー企業?社長の津田と 離婚した妻とメールのやりとりを続ける元ゲームデザイナー七郎。 二人が出席した結婚式の帰りと 二人が出席する結婚式の始まりで終わる。 大学時代の国文学のゼミでの出会いとその後の交遊が お互いの女性関係とともにつづられる。 津...
ラブとジョブにいそしむITベンチャー企業?社長の津田と 離婚した妻とメールのやりとりを続ける元ゲームデザイナー七郎。 二人が出席した結婚式の帰りと 二人が出席する結婚式の始まりで終わる。 大学時代の国文学のゼミでの出会いとその後の交遊が お互いの女性関係とともにつづられる。 津田の無茶苦茶さと悲哀が印象に。 離婚届けの内容も知ってるようで知らなかった。 同姓の別々のはんこと保証人が必要なんだ。 長嶋さん、芥川受賞作の猛スピードで〜やジャージの〜を既読だが 特に印象に残っていなかったけれど これはおもしろかった。一日で読了。 他のも読もっと。
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ゲーム業界の人間の生態をきわめて正確かつ的確に描写しているとして評判になったらしい小説。そしてなんだか再びダメ男臭が。長嶋有の小説は、文体・展開ともにさらりとしていて読みやすいですね。男・小川洋子みたい。それは違うか。
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図書館。そこらへんにこんな人たちがたくさんいるんだろうなぁと思った。過去も現在も後悔も希望もパラレル。
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同じ時期に読んだ奥田英朗「東京物語」と構成が同じなので、時折ごっちゃになってしまうが、こちらの方が数段上。面白い。
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真心ブラザーズ桜井のブログにちょこちょこ出現してて、「なんだこいつ」と思っていたのだが(芥川賞作家であるのは知りつつ)、実際読んでみたらなかなか面白かった。
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自分がもしこの先、誰かの結婚式で来賓のスピーチを頼まれるようなことがあるなら(到底あるとは思えないけど) おもいっきりこれパクろうと思います。 心に残る言葉でした。 な、な、な、中身はグダグダな男の話なんだけど。 こんな離婚あってもいいよね。 なんかわかる気する。
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妻の浮気が先か、それとも僕の失職が原因か? ともかく僕は会社を辞め離婚した。複数の女性と付き合う友人・津田、 別れてもなお連絡が来る元妻との関係を軽妙に描いた著者初の長篇
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