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ゆっくりさよならをとなえる の商品レビュー

4.3

80件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/11/20

「そもそもさみしいから文章を書いているのに、書くことによってますますさみしくなる。難儀です。」 あとがき、より。 昨日今日となんとなく続けて読んでいる川上弘美さんのエッセイ集。ぼやっと生きていてもいいけれど、食べる物はちゃんとしないといけないなぁと思いました。 あと、iii ...

「そもそもさみしいから文章を書いているのに、書くことによってますますさみしくなる。難儀です。」 あとがき、より。 昨日今日となんとなく続けて読んでいる川上弘美さんのエッセイ集。ぼやっと生きていてもいいけれど、食べる物はちゃんとしないといけないなぁと思いました。 あと、iii の本の紹介は、全部読みたくなって困る。

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2011/11/19

とまどったり、途方にくれたり、ただよったりしながらも こんなにも日常は彩りに満ち、喜びはそこにある。 そんなことを意識していないかのように日々をとうとうとすごす川上弘美さんのエッセイは、ふだんみすごしているものにふと目を向けたくなるような気持ちを呼び起こす。 みかんの色のあざやか...

とまどったり、途方にくれたり、ただよったりしながらも こんなにも日常は彩りに満ち、喜びはそこにある。 そんなことを意識していないかのように日々をとうとうとすごす川上弘美さんのエッセイは、ふだんみすごしているものにふと目を向けたくなるような気持ちを呼び起こす。 みかんの色のあざやかさとか、本の表紙の手ざわりとか。

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2011/08/11

川上弘美ワールドすてき。力がぬけてる感じが、読んでいてリラックスできる。あぁ普通の人でよかったー。ってな感じで。

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2011/06/28

 ひょろんとしているなあ、と思って読んだ。実際ひょろんとした人なんだろうなあ。感極まったりも、すぐにするんだろうけれど、それすらもひょろんとしているような、なんかたぶんそんな感じ。力抜いている時の文章が、すごく好き。

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2011/05/10

タイトルがなんともいえず切なくて素敵。 さよならって、ゆっくり言う勇気がなかなか出ないね。 内容自体は、まぁ普通のエッセイ集でした。 1話が2〜3ページなので、さくさく読めていい。 ただし、タイトルのようなインパクトのあるお話はあまりない。 普通のエッセイでした。

Posted byブクログ

2011/05/05

川上弘美は元理科教師。ウニを捕まえるのが得意。喫茶店のナポリタンが好き。恋愛小説が好き。でも恋愛は不幸だと思っている。 この本は川上弘美の色々な面がわかる。サービス精神が強く、好奇心旺盛で、引きこもり、夢と現実の間は曖昧。 本が好きですぐ本の話ばかりする。 彼女の思考の愉快さは「...

川上弘美は元理科教師。ウニを捕まえるのが得意。喫茶店のナポリタンが好き。恋愛小説が好き。でも恋愛は不幸だと思っている。 この本は川上弘美の色々な面がわかる。サービス精神が強く、好奇心旺盛で、引きこもり、夢と現実の間は曖昧。 本が好きですぐ本の話ばかりする。 彼女の思考の愉快さは「べたべた」を読んで納得。 好きな句に「人参は赤い大根は白い遠い山」をあげているのがなんだか嬉しい。 あとがきに連載が終了時のあの跳躍の理由に触れている。「淋しくなる」とてもシンプルな理由だった。 扉座、横内謙介の芝居中に本を読み終えるのが惜しくてわざとページをゆっくりめくる。物語と別れがたくわざとページをゆっくりとめくる。というのがある。 物語を愛する故の最後の悪あがきをタイトルの「ゆっくり」にも感じた。

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2011/04/27

作家のエッセイで、他の著者の作品が引用されている物が好き。 というわけで、こちらに載ってらっしゃる本、 どんどん探しちゃいます。 読んじゃいます。

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2011/01/25

忘れてるんだけどリズムはいっぱいある そのことを思い出して 気持ちが楽になる そんな気持ちで日課をみる、考える 新鮮な今日になる 

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2010/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は、いくつかの新聞や雑誌に連載した文章を集めたエッセイ集です。 (あとがきより) 久しぶりに川上弘美さんの文章にふれるひとときを味わう。 川上さんのエッセイを1冊の本まるまるで読むのは初めて。 うーん、まるくて、やわらかい心地の文章、やっぱり素敵!と、のんびり読みふけった。 のんびりし過ぎて、けして厚い本ではないけれど、かなり時間をかけて読んだ。 腹を立てたりすることもあるけれど、毎日を楽しく過ごしているんだろうなとひしひし感じる。 第Ⅲ章に出てくる本の数々、気になるなぁ、と目を光らせる。 なになに??“金魚のC子”って??とか。 日々出る新刊を追うことに忙しくて、何年も前に出た名作に出会うチャンスを見失いがち。 面白そうな本って、まだまだたっくさんあるよなぁ、と思わず、溜め息(喜び含む)。 小説にも通じるけれど、お酒を飲みたくなっちゃう。 美味しそう~、こんな風にゆったり楽しく飲みたい! ほろっと酔いたい。

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2010/10/26

生活も、読書も、お酒も、なんだかゆったり。 文章の書きっぷりもなんだかゆったり。 「見せる」ことを意識してないわけはないんだけど、 あまり気負いを感じない文章が好感触。 そんなに人に見せることを気にしなくてもいいよなぁと、 何となく肩の力が抜ける。

Posted byブクログ