1,800円以上の注文で送料無料

銀の匙 の商品レビュー

4

212件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    43

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2016/10/12

絵本な感じ。大人が 子供のメガネをかけて、日常を見ると、こんな感じの本になると思う。この本は 大人に 子供のメガネが必要なときに 効力がある

Posted byブクログ

2016/10/17

◆きっかけ 岸本佐知子さんの小中学生時代の愛読書だと知り興味を持った。 ◆感想 人見知りの叔母さんっ子の目を通してみた子どもの世界、叔母さんの様子、町の様子、…。出てくる小物や食べ物も色々。物語にどんどん引き込まれるということら無かったが、出てくる物や描写を想像しながらそれをじっ...

◆きっかけ 岸本佐知子さんの小中学生時代の愛読書だと知り興味を持った。 ◆感想 人見知りの叔母さんっ子の目を通してみた子どもの世界、叔母さんの様子、町の様子、…。出てくる小物や食べ物も色々。物語にどんどん引き込まれるということら無かったが、出てくる物や描写を想像しながらそれをじっくり楽しむことができた。毎日少しずつ少しずつ読み進めた。2016/10/17

Posted byブクログ

2015/12/31

かつて長編詩を著すことを志した作者ならではの詩のように美しい文章。 伯母の愛情と少年の感受性に心打たれた。 話の本筋以外における人物のやり取りや感情に至るまで、想像がかきたてられる。

Posted byブクログ

2015/12/30

美しい文章。子供の頃を思い出したのではなく、子供の頃そのものの思いを書き連ねた一冊。 晩年のおばさんにも、泣ける。試しに音読してみたら、文章の美しさに感嘆した。

Posted byブクログ

2015/08/03

不勉強でこの人の作品は読むの初めて。夏目漱石と同時代。独特の文廻しで、明治中期の東京近郊の子供の世界が美しく描かれる。この歳になっても出会いがあるのは良い。読むキッカケを作ってくれたひとの感性がまた良いのだ、感謝。本人は勧めた気はさらさら無いと思うけど。

Posted byブクログ

2015/07/17

〈私は小暗い槙の木の陰に立って、静かに静かにくれてゆく遠山の色に見とれるのが好きであった〉 中勘助の自伝小説。おんなじタイトルのマンガがありますが、酪農は全然関係ない! 体が弱かった男の子が、自然豊かな町でたくましく成長していきます。ストーリーはなんてことはないのですが、自然...

〈私は小暗い槙の木の陰に立って、静かに静かにくれてゆく遠山の色に見とれるのが好きであった〉 中勘助の自伝小説。おんなじタイトルのマンガがありますが、酪農は全然関係ない! 体が弱かった男の子が、自然豊かな町でたくましく成長していきます。ストーリーはなんてことはないのですが、自然の描写がとーーってもキレイです。 小学生時代のヒネくれたところに共感。ぼくも体が弱かったので、あー分かるなぁ、って笑 絵のような文学。

Posted byブクログ

2015/07/07

函館から札幌までの電車の中で読みました。 灘中の国語の教材として使っていると聞いて興味が湧きました。(橋本武さん教師) やはり、独特な雰囲気を感じました。 繊細な少年の心の動き、考えを文章としてこんなにリアリティーに表現できるものかと感心しました。この教材を使いどんな授業か行なわ...

函館から札幌までの電車の中で読みました。 灘中の国語の教材として使っていると聞いて興味が湧きました。(橋本武さん教師) やはり、独特な雰囲気を感じました。 繊細な少年の心の動き、考えを文章としてこんなにリアリティーに表現できるものかと感心しました。この教材を使いどんな授業か行なわれていたか知りたくなりましたね。

Posted byブクログ

2015/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半、改行が少なくて読みにくい 作者が良く泣く 女の子と遊ぶ話多い 日清戦争、先生も「大和魂で勝つ」 作者は「日本負ける派」 脳弱の虚弱だけど、成長もする 作者は80歳まで生きて長生き 年表見ると、お兄さんが結構大変 医者だったが、脳溢血で失語症 自宅療養33年 妻の死後に自殺

Posted byブクログ

2015/05/12

ふと気になり手に取りました。以前からタイトルは知っていましたが内容は知らず、作者の自伝的物語とあるので回想録のようなものかなと思ったのです。しかし読んでみると幼年期から少年期にいたる、その時その時の想いが瑞々しく表され、子ども故に抱える感情が真っ直ぐに胸に迫りました。 感受性が強...

ふと気になり手に取りました。以前からタイトルは知っていましたが内容は知らず、作者の自伝的物語とあるので回想録のようなものかなと思ったのです。しかし読んでみると幼年期から少年期にいたる、その時その時の想いが瑞々しく表され、子ども故に抱える感情が真っ直ぐに胸に迫りました。 感受性が強く世界の全てに恐怖していた幼い日々。無償の愛を注いでくれる伯母さん。世界を開いてくれる友達。自尊心の高まりとともに現れる劣等感。他者と自己のバランス。それらが大人の解釈でなく、幼児の心、少年の心を通して描かれています。だから今から百年以上前の作品なのに、読みやすいのでしょう。

Posted byブクログ

2015/04/05

残酷な「部分」がなければこういったものは書けないのではないかと、著者のどこか冷笑的な性質を鑑みて思いふける。

Posted byブクログ