1,800円以上の注文で送料無料

武士道 の商品レビュー

4

179件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

 旧5千円札の肖像画…

 旧5千円札の肖像画「新渡戸 稲造」が著者。外国人でも理解できるように書いたとあってか、非常に論理的な文章で、表現も明確だ。明治の日本人がこれほどまでもしっかりした作文技術をもっていたのかと驚かされた。日本人が漠然とイメージする「武士道」がキッチリ明文化されている。この日本独自の...

 旧5千円札の肖像画「新渡戸 稲造」が著者。外国人でも理解できるように書いたとあってか、非常に論理的な文章で、表現も明確だ。明治の日本人がこれほどまでもしっかりした作文技術をもっていたのかと驚かされた。日本人が漠然とイメージする「武士道」がキッチリ明文化されている。この日本独自の美徳を「知識」として継承していきたい。

文庫OFF

1899年に日本の武…

1899年に日本の武士道についてヨーロッパの騎士道やギリシア、ローマの戦士達を引き合いに出し、武士道のすばらしさを西欧に知らしめた名著です。これにより日本を見る目が変わったらしいです。その歴史的背景を感じながら読んでみるとまた違った印象を受けるかもしれません。今の日本に武士道の精...

1899年に日本の武士道についてヨーロッパの騎士道やギリシア、ローマの戦士達を引き合いに出し、武士道のすばらしさを西欧に知らしめた名著です。これにより日本を見る目が変わったらしいです。その歴史的背景を感じながら読んでみるとまた違った印象を受けるかもしれません。今の日本に武士道の精神が残っているかわかりませんが、この本を読み私たちの祖先の道徳規準を知るのは意味があるのではないでしょうか。格調高い文章です

文庫OFF

 おもしろくてあっと…

 おもしろくてあっという間に読めてしまったのだけれども、どことなく、更なる奥深さを感じさせる文章であった。 内容についていえば、純粋に日本の武士道についてのみ説明するのではなく、(海外の読者に説得するという性格があったためか)海外、とりわけ欧米の諸文化との対比で、武士道が紹介させ...

 おもしろくてあっという間に読めてしまったのだけれども、どことなく、更なる奥深さを感じさせる文章であった。 内容についていえば、純粋に日本の武士道についてのみ説明するのではなく、(海外の読者に説得するという性格があったためか)海外、とりわけ欧米の諸文化との対比で、武士道が紹介させられる。 原書が出たのはもう100年以上の昔のことであるけれども、なお共感するものがある。そして、語りかけるものがある。 価格も400円+税だし、分量も150頁しかないので、

文庫OFF

「武士道はその表徴た…

「武士道はその表徴たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である」宗教色などにより難解ではありますが、これを読んで我々の精神に深く根付く武士道とは何かを考えてみてはいかがでしょうか。

文庫OFF

これはあくまでも新渡…

これはあくまでも新渡戸の恣意的な評論であって、歴史学的には正しくないのだということは知っておきたいところ。

文庫OFF

元5千円札の新渡戸稲…

元5千円札の新渡戸稲造が著者です。明治時代、武士道がもはや特定の階級だけのものでなく、日本人全体の魂なんだと言えるのではないでしょうか。そして21世紀の日本人の魂でもあると思います。

文庫OFF

2025/01/29

武士道とは?武士の道徳、当時の感性を示した本。 正義の道理に重んじる生き方。 犬死には恥、命をかけるべき時にはかけ、むやみに命を捨てることはしない。 武士は名誉や忠義を大切にしており、名誉は命よりも重かった。 現代人の人生からは考えられないような内容だが、 当時の武士道の...

武士道とは?武士の道徳、当時の感性を示した本。 正義の道理に重んじる生き方。 犬死には恥、命をかけるべき時にはかけ、むやみに命を捨てることはしない。 武士は名誉や忠義を大切にしており、名誉は命よりも重かった。 現代人の人生からは考えられないような内容だが、 当時の武士道の覚悟や品性は今の弱った日本に必要に感じる。

Posted byブクログ

2025/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1938出版。文章も当時のままで書かれたものなので読みにくいのではあるが、あえて当時の文体で読むことで、武士道の当時の捉え方が伝わってくる。 新渡戸稲造が英文に→英語を 矢内原 忠雄が日本語に訳すと言う、ラウンドトリップなのであるが、太平洋戦争前なので、この武士道思想が日本の軍国主義に大きな影響を与えたのはやぶさかでないだろう。 切腹や仇討ちついての詳細な記述もあり、読んでいると時代劇のシーンはフィクションではなく、150年前ぐらいまではあのような切腹があったということで、そんなに前の話でもないのだな、とぞっとしてしまった。明らかに精神性は今の日本人と武家では異なっていたのだ。

Posted byブクログ

2024/12/29

名著と呼ばれるから、読んでみた。 切腹の描写。 かがみの孤城を読んでいたから「知識でなく品性が、頭脳ではなく霊魂が琢磨啓発の素材として選ばれる時、教師の職業は神聖たる性質を帯びる」は、なるほどなと思った。 また「けだし女性の心の直感的な動きは男性の「算術的な悟性」の理解を超ゆる...

名著と呼ばれるから、読んでみた。 切腹の描写。 かがみの孤城を読んでいたから「知識でなく品性が、頭脳ではなく霊魂が琢磨啓発の素材として選ばれる時、教師の職業は神聖たる性質を帯びる」は、なるほどなと思った。 また「けだし女性の心の直感的な動きは男性の「算術的な悟性」の理解を超ゆるが故である、も、印象に残った。読んでおいてよかった。そして、大学生の時に読んだ方が良い本。

Posted byブクログ

2024/10/18

いにしえのSAMURAI(武士)が残した日本の美しい文化(曖昧で不文律)を見事にまとめ上げたのがかの新渡戸稲造先生であった。武士とは何たるかを世界に示し、これを一つのきっかけにして、JAPANESE SAMURAIが世界に名を轟かすことになるのだと考えると非常に感慨深い。私も日本...

いにしえのSAMURAI(武士)が残した日本の美しい文化(曖昧で不文律)を見事にまとめ上げたのがかの新渡戸稲造先生であった。武士とは何たるかを世界に示し、これを一つのきっかけにして、JAPANESE SAMURAIが世界に名を轟かすことになるのだと考えると非常に感慨深い。私も日本男児(などというと右翼臭いが)の一員として、この美しく儚い文化を後世に語り継いでいきたい。

Posted byブクログ