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薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 の商品レビュー

3.6

326件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    109

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

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2015/10/18

なんとなくタイトルに惹かれて、どんなテーマの本なのかもよくわからず読み始めました。結局テーマは恋愛なんですかね。登場人物が多く半分くらいまでは誰が何でどんな関係になっているのかよくわららず、段々掴めて来たからおもそりく、先が楽しみになってきました。短いシーンが多数集まってできたよ...

なんとなくタイトルに惹かれて、どんなテーマの本なのかもよくわからず読み始めました。結局テーマは恋愛なんですかね。登場人物が多く半分くらいまでは誰が何でどんな関係になっているのかよくわららず、段々掴めて来たからおもそりく、先が楽しみになってきました。短いシーンが多数集まってできたような本なので合間の時間にちょろちょろ読むと楽しい。でもそれだけか。暇つぶしには良い本だと思います。

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2015/07/06

どの女にも、女ならうなずける何かがある。 わかっていてもやってしまうこと。 わかっていてもできないことたち。

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2015/05/31

浪人時代に友達がおすすめしていた本。 いつ始まっていつ終わったかわからないような、ふわふわしたこの文章が当時苦手だった。 今回、唯川恵さんの解説であった、 江國さんの文章は特別で、魔法の粉のようなものがかかっていて、というような表現にとても共感を覚えた。 20代後半になって女...

浪人時代に友達がおすすめしていた本。 いつ始まっていつ終わったかわからないような、ふわふわしたこの文章が当時苦手だった。 今回、唯川恵さんの解説であった、 江國さんの文章は特別で、魔法の粉のようなものがかかっていて、というような表現にとても共感を覚えた。 20代後半になって女性らしい文章の小説を読むようになったが、表現がとても繊細で清潔だ。 語彙が多くない普通の人にとって、本を読むこと、特に小説を読むことは 日常生活でかつて自分が感じたことのある感覚にいとも簡単に「言葉」を与えてくる。 そうそう、この感覚を説明したかったのよといわんばかりの気持ちになってとてもうれしい。 唯川さんの書いていたように、この物語は誰かに感情移入して読み進めるものではないと思った。 たくさんの登場人物の、すべての主観を通して話が進んでいき、この「誰も悪者でない」感にとても好感を覚えた。 いつの時代も、恋って人を揺さぶるんだなあ。

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2015/04/23

今23になって久しぶりに江國さん読むと考え方感じ方が全然違う自分にびっくりした!昔よりいい感じ方で読めたから良かった

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2015/04/02

私、小説でも漫画でも映画でも音楽でも とにかく恋愛といったジャンルには惹かれない質なのですが これは良かったです。 不思議なのが登場人物の殆どに共感出来なかったのに読後の余韻と満足感があるということ。 江國さんの流れる様な文章が心地よかったのかな。

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2015/03/31

3分の2くらいまでは、短い文章で、沢山の人物が登場する構成に少々ついていけなかったが、後半はかなりドタバタで面白い。 が、なんともやるせない流れに。 それにしても土屋と近藤が愚かで若干イラついた。なんかこの土屋だけは、石田衣良の小説っぽい浮気者みたいだったな。

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2014/11/09

昔図書館で借りて読んだ気がするけど、内容は覚えてなかった。それぞれの視点から語られ、時折交差する物語。人間模様は興味深かったけど、こんな複雑な生き方は自分にはできないなと思った。

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2014/10/28

江國香織の本はなんというか凄く清潔感がある。 うまく言えないけれど、汚れた物やだらしない物迄、秩序の中にある感じだ。 それは、文章の力だろうか? 寄って、お洒落な読み物の様に見えるけれど そうではなく、感情を揺さぶるのに不快ではないのである。その力に私は読み進めていき、起承転結の...

江國香織の本はなんというか凄く清潔感がある。 うまく言えないけれど、汚れた物やだらしない物迄、秩序の中にある感じだ。 それは、文章の力だろうか? 寄って、お洒落な読み物の様に見えるけれど そうではなく、感情を揺さぶるのに不快ではないのである。その力に私は読み進めていき、起承転結のないドラマに不満も無く、気持ちよく読み終えました。

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2014/09/21

なぜこの世界にはどうしようもなく恋やら愛やらに振り回される人が溢れているのか、そんなもう何千年も前からの自然の摂理のような現象を、改めて読み聞かせられたこのたび。

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2014/08/30

とても久しぶりに文庫にて再読。 ハードカバーで読んだときはいったい何個の不倫が同時進行しているんだ!という感想しか持てなかったけれど、今回はいったい何組離婚しているんだ!ともおもった。 以前読んだときほどの嫌悪感がなかったのはわたしがおとなになったのかもしれない。 でもこの尻切れ...

とても久しぶりに文庫にて再読。 ハードカバーで読んだときはいったい何個の不倫が同時進行しているんだ!という感想しか持てなかったけれど、今回はいったい何組離婚しているんだ!ともおもった。 以前読んだときほどの嫌悪感がなかったのはわたしがおとなになったのかもしれない。 でもこの尻切れトンボ感は、うーん…。

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