キーリ(1) の商品レビュー
個人的に、不死人であるハーヴェイのキャラクターが不器用で切なくてとても好きです。 後悔と、苦しみと、切なさと、悲しみと、いろんなものを背負って人は生きていて、いろんな人に出会って信じ信じられてやっと、自分を知るんだなあと、 自分や周りの人間を重ねて思いながら 読みました。 不...
個人的に、不死人であるハーヴェイのキャラクターが不器用で切なくてとても好きです。 後悔と、苦しみと、切なさと、悲しみと、いろんなものを背負って人は生きていて、いろんな人に出会って信じ信じられてやっと、自分を知るんだなあと、 自分や周りの人間を重ねて思いながら 読みました。 不器用な登場人物がとても物語を引き立てます。
Posted by
教会の寄宿学校に通うキーリは、霊を見ることができる特別な力を持っていて現実にそぐわない教会の教えに疑問を抱いていた。駅舎で出会った不死人(ハーヴェイ)の青年とラジオに宿る兵長の霊との出会いをきっかけに、冬の植民祭休暇を彼らの旅に同行する。目的地である東の戦場跡地までの道すがら様々...
教会の寄宿学校に通うキーリは、霊を見ることができる特別な力を持っていて現実にそぐわない教会の教えに疑問を抱いていた。駅舎で出会った不死人(ハーヴェイ)の青年とラジオに宿る兵長の霊との出会いをきっかけに、冬の植民祭休暇を彼らの旅に同行する。目的地である東の戦場跡地までの道すがら様々な霊との交流を元に徐々にハーヴェイたちに心を寄せるキーリ。しかし、不死人の持つ無尽蔵のエネルギーを欲する教会の追手が刻々と忍び寄っていた。 『クロノ×セクス×コンプレックス』を読んで、壁井さんのファンになりました。代表作である『キーリ』にも手を伸ばしてみました。 乙女チックなイラストとは裏腹に、内容は結構ハードです。独特の世界観に入り込むまでは時間がかかるのですが、いったん物語の世界に入り込むと登場人物たちが息づく様がありありと浮かんできます。一つひとつの動作や場面を丁寧に解説する地の文が素晴らしい。 ライトノベルに多い派手な戦闘や学園生活ではなく、鉄道旅行を中心として物語が進行していく様子が旅好きの自分には印象に残りました。生きている人間に接するのが苦手なキーリ、無愛想で世俗に興味のないハーヴェイ、初対面ではキーリに対し敵対心丸出しだった兵長、それぞれが旅を通じて少しずつ互いを分かり合い成長していく。特別な言葉や難しい表現では決してないのだけれど、過度なく不足なくのシンプルな心理描写や風景描写が、一人ひとりの存在を際立手せてくれる。
Posted by
総体評価的には☆5。 世界観☆5、キーリ☆4.5、ハーヴェイ☆5。 ツンデレ好きの鼓動が疼きました。 気分的には4.5で読後感はニヤニヤ。 キーリとハーヴェイを繋ぐ感情がどこからきてるのかがわかりにくいと感じたので、評価を少し落としました。 文体がとても丁寧で、読みやすいです。 ...
総体評価的には☆5。 世界観☆5、キーリ☆4.5、ハーヴェイ☆5。 ツンデレ好きの鼓動が疼きました。 気分的には4.5で読後感はニヤニヤ。 キーリとハーヴェイを繋ぐ感情がどこからきてるのかがわかりにくいと感じたので、評価を少し落としました。 文体がとても丁寧で、読みやすいです。 2010.01.16
Posted by
壁井さんのファン(のつもり)なのにキーリをちゃんと読んだことがないのは問題だなと、思って古本屋で探してきました。 とりあえず3巻まで購入。 1巻だけは内容を知っていたのですが、続きを全部読もうと思います(*・ω・)ノ
Posted by
ずっと読んでみたかったのですが、やっと読めました。 評判が凄く良いですが、納得。 気になっていた要素としては、著者の壁井ユカコ先生が女性であることが とても大きいのですが、良い意味でまさにと思いました。 先日読んでハマった「紅牙のルビーウルフ」の著者の 淡路帆希先生も女性ですし、...
ずっと読んでみたかったのですが、やっと読めました。 評判が凄く良いですが、納得。 気になっていた要素としては、著者の壁井ユカコ先生が女性であることが とても大きいのですが、良い意味でまさにと思いました。 先日読んでハマった「紅牙のルビーウルフ」の著者の 淡路帆希先生も女性ですし、やっぱり女性の文章が合うのかも。 あと、同じ壁井先生でも、以前読んだ「鳥籠荘の今日も眠たい住民達」ほど やさぐれた感じがないのも良かった。 いわゆるラノベに多い妙に説明くさい(オタクくさいとも言う)ぐだぐだした 文章でなく、淡々としているのでイライラせず読めます。 そして淡々としているからこそグっとくるというか。 なので設定こそSFっぽいですがラノベくさくないです。 この巻だけでもすっきりとはしていますが、続くべくして続いているでしょうから 先も読んでみたいですね。 既に10年ほど前の作品なので、図書館にある巻以外も読めるだろうか;
Posted by
思い出の本です。 中学生の頃に読んで、一気にシリーズ読破しました。 キーリとハーヴェイと兵長の関係が好き。 ラストは泣けました。
Posted by
荒廃した世界に、死なない男と霊が乗り移りしゃべるラジオ、そして幽霊の見える少女が出会って旅をする話。 幽霊が絡むので、とにかく切ない話が多く、 荒廃した世界が舞台なのも相まって 読後の切なさが半端ないです。 そういうものが大好きな私が本当に偶然に出会った名作です。 アニメ化して欲...
荒廃した世界に、死なない男と霊が乗り移りしゃべるラジオ、そして幽霊の見える少女が出会って旅をする話。 幽霊が絡むので、とにかく切ない話が多く、 荒廃した世界が舞台なのも相まって 読後の切なさが半端ないです。 そういうものが大好きな私が本当に偶然に出会った名作です。 アニメ化して欲しかったなぁ…今からでもしないかなと思い続けています。
Posted by
キーリ 死者たちは荒野に眠る キーリは教会の寄宿学校に通う14歳の少女。霊感が強く霊が見えることから、神の存在や教義に疑問を抱いていた。 冬の長期休暇初日、キーリは〈不死人〉の青年ハーヴェイと、その同行者の小型ラジオの憑依霊・兵長と知りあう。 キーリは、勝手に彼らの旅につ...
キーリ 死者たちは荒野に眠る キーリは教会の寄宿学校に通う14歳の少女。霊感が強く霊が見えることから、神の存在や教義に疑問を抱いていた。 冬の長期休暇初日、キーリは〈不死人〉の青年ハーヴェイと、その同行者の小型ラジオの憑依霊・兵長と知りあう。 キーリは、勝手に彼らの旅についていく事に……。様々な亡霊たちとの出会いと別れを経験しながら、キーリはやっと自分の居場所を見つけた気がしていた。 しかし、旅の終わりは思いのほか早く訪れる。ハーヴェイが教会の〈不死人狩り〉に捕まってしまいーーー!? 第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作。 *** 初めてキーリを読んだのは中学の頃かと。友人から借りて読んでいて、結局どこまで読んだのか忘れて今に至るという。 で、壁井さんの別作品(カスタム・チャイルドやら鳥籠荘やら)に触れる機会がありまして、それからなんとなく読みたいなーという気持ちがわきあがり読み出す、と。 そんな感じでキーリでしたが、私にしては珍しく内容をちょいと覚えておりました。たまに漫画版を立ち読みしてたからでしょうか← ある程度のストーリーは覚えていたとしても、ハーヴェイのかっこよさとかロリコンっぽさ(こら)はすっかり忘れており、漠然と確かかっこよかったよなー、みたいな。 ていうか読んでて凄いきゅんきゅんしたのですが、中学生だった私はそう感じたのかしら? …覚えてないなー。 面白かったなー、確かかっこよかったなーとかそんなもんでしたよ多分。 当時「兵長」の読み方に何故か困った記憶はある。← 世界観は流石壁井さんと言うべきか、退廃的。全体的にちょっとくたびれた感とかがたまらないです! ロストテクノロジーとかなんか燃えたぎりますな…! とかまあそういうのには関係なく、基本的に旅のお話。ぶらり途中下車みたいな。 で、キーリとハーヴェイの微妙な距離感にきゅんきゅんくるわけなのですが、キーリはちょっと気になるなーいやかなり気になるなー的で大変わかりやすいのですが、ハーヴェイは想いをしまいこんじゃおうとするのでアレですね。 そんな二人を間近で見てる兵長はさぞかしもやもやしてることでしょう。 なんていうか犯罪的な年齢差も良いですよね!ハーヴェイ見た目は20代でも実際年齢はだいぶおじいちゃんだし(言動その他もろもろは昔から変わっていないそうですが)、キーリ14歳だし。そこはかとなく漂うロリコン臭…!← だがそこがよいのですよ! 破天荒遊戯みたいな感じなのか。あれも恋愛感情あるなしを抜きにしても10歳差くらいだったか…ラゼルさん確か中学生だった気がするのん。 こういうのはおっきい方がちっちゃいほうに依存してるとよい! 支えるつもりが支えられていた〜とかよい! ハーヴェイさんはすでにその傾向が見られますよねぇ。いいぞもっとやれ! なんだかんだで二人の距離が縮まってくと良いですね! 意識を取り戻したハーヴェイは既にやらかしてましたが。 可愛いようきゅんきゅんするよう!!! まあそんな訳で面白いですキーリ。壁井さんの作品は読みやすくて良いなぁ。 キーリとハーヴェイの今後をきにしつつ☆5!
Posted by
面白かった! 王道なラノベという感じ。 イラストは少女漫画みたいだった。 壁井さんの文芸のほうも読んでみたいなぁ。 霊のみなさんが切なくてよろしかったです。
Posted by
人は一人では生きられない。 いつも誰か、隣にいて欲しい。 人は一人では生きられない。 例え、死ねない体であっても。
Posted by