おひさまパン の商品レビュー

エリサ・クレヴェン(著者),江國香織(訳者)

2011/12/15

寒い日・・・おひさまパンがみんなの心も体もあたたかく包んでくれる。
江國香織さん訳のリズミカルなことばが踊る、素敵な絵本。

2012/06/15

　寒くて暗い冬の季節、外に出られない動物達は家の中でけんかして泣いたり、病気で寝ていたり、嬉しそうではありません。そこで犬のパン屋さんが金色に輝くおひさまパンを作り始めると・・・。
　コラージュの手法で表現された動物達のしぐさ・街並み、絵の細部にわたっての美しさはアート作品のようです。おひさまパンができて動物達はニコニコ顔になり、絵本を読み終わってから、こちらもハッピーな気持ちになる絵本です。裏表紙には、『おひさまパンの作り方』も紹介されていて、思わずホカホカ・フワフワのおひさまパンを作ってみたくなります。

2011/02/19

パンでできたおひさまの表情がすごくいいです。
繊細な線や鮮やかな色彩、ストーリー、どれをとっても喜びとあたたかさにみたされるような良質の絵本だと思います。

2011/02/12

なかなかおひさまが出てこないなら、おひさまを作っちゃおう！と
犬のパン屋さんが作るかわいらしいおひさまパン。
きいろでつやつやでいい匂いがしそう。

絵がとにかく緻密でかわいらしくて、眺めているだけで楽しい絵本。
裏表紙にはパンのレシピも載っているので
おこさまと作ってみるのもきっと楽しいですね。

わたしももちろん、作ってみました。
バターたっぷりのさっくりパン。おいしかったです☆

http://d.hatena.ne.jp/drifting_girl/20110115/p1

2012/10/04

お～これはこれは！

どんより天気がつづいて、パン屋さんがおひさまパンを焼いて
おひさまにもあげて
見事晴れました＾Ｏ＾
って話

絵がすご～くすてき！
カラフルで動物がいっぱいでおうちも可愛くて
この絵本もほしいなー！！！

パン食べたい＞＜

2010/10/14

おひさまって、どんなイメージ？

私は布団を干した日の夜、おひさまに感謝したくなります。
ほかほかふんわり…そんな布団にくるまれるとぐっすり眠れそう。
おひさまの匂いがあるなら、きっと焼きたてパンみたいな匂いだろうなぁ！

そんなおひさまをパンで作ってしまうパンやさん。
だって、おひさまが顔を見せてくれないんですもの。

パンやさんは言います。
「ほんとうのおひさまは　かくれたままだから　わたしが　うちで、
ちいさなおひさまを　つくるってわけ」

パンって幸せな香りがすると思いませんか？
もちろんもちろん、日本人ですからご飯は大好きなんですけど、
あのパンの焼ける匂い…あれはなんと表現したらいいかわらないほど
幸福な気持ちにさせられます。

絵本に出てくる動物たちも、同じ気持ちだったんじゃないでしょうか。
私よりもっともっとパンの香りを渇望していたに違いありません。
そして最後に食べたのは…！！

背表紙に、なんとなんとおひさまパンの作り方が書いてあります。
これはもう作るっきゃない、ということで小さかった息子と一緒に作ったことがあります。
パンではなくておひさまクッキーでしたけどね…。
それでもたっくさんのおひさまが笑っていて、幸せな気分になったことを覚えています。

この絵本を読んだら、小麦粉とバターを買いに行きたくなっちゃうことうけあいです！！

2010/08/18

おひさまがかくれてしまって、寒くて暗い街。
おひさまが恋しくてパンやさんはおひさまあじの特別なパンを焼きます。
そのおひさまパンで町中の人が元気を取り戻します。
そして本当のおひさまも顔を出してくれます。

2009/12/10

★みどころ★

　ゆきまじりのかぜが　びゅうびゅうふいて

　ながれおちるあめは　あちこちで　はねてうずまき

　せかいじゅうの　いろといういろを　うばってしまったかのようです。

　はだかのきぎが、こごえたほねみたいに　ふるえています。

　こどもたちは　うちのなかでうんざりしています。

　とりたちも　けものたちも　おひさまが　ふたたび

　そのきんいろのかおを　のぞかせてくれるのを　こころまちにしています。

　このパンやさんも　おひさまが　こいしくて　たなから　こなを　とりだすと

　バター、おさとう、たまごに、イースト

　「おひさまあじの　とくべつパンを　やきましょう」　とはりきりました。

　「ほんとうのおひさまは　かくれたままだから

　　わたしが　うちで　ちいさなおひさまを　つくるってわけ」

　パンやさんは　きじをこねました。

　たっぷりした　きんいろのきじは

　つやつやで、　だんりょくがあり、さわるとすべすべしています。

　それを　まるく　おおきくしていくと・・・・・

　まるで、うでのなかに　かがやくおひさまを　だいているみたい！

　風や雪が吹きすさび、街が淋しい灰色トーンになってしまうと

　いつのまにかみんな家の中にこもってしまいます。

　いぬのパンやさんが、思いついたのが「おひさまパン」をつくること。

　当のおひさまが隠れてしまっているならば、せめて家の中だけでも？　

　大きなまあるい、にっこり笑ったおひさまパンは、

　眩い光と甘いにおいとあったかい味を街のみんなに放ちました。

　みんな笑顔。みんな幸せ。隠れたおひさまにもパンをちぎって投げてあげると、

　今度は街全体をあたためる光を放ちはじめました。

　動物たちの喜ぶさま、楽しくて踊りだしてしまうさまは、とても繊細に描かれています！

　そして、おひさまパンの美味しそうな事！

　絵本を読んでいるうちに、甘～い　いい匂いがしてきました。

　そしてお腹が、く～　となったんです！！

　そのくらい美味しそうなパンだったんですよ～＾＾

　この絵本、私のお気に入りの追加です♪

2009/12/05

ももぞうのお気に入りの絵本。

絵が素晴らしくて童心に満ちて美しい。

。。が、母は苦手な一冊。

訳がまずいのか、直訳すぎるのか（原文がどうなってるのか知りませんが）、非常に口に出して読みづらい。えほんとして日本語がいけてない。ぜんぜんだめ。勝手に文章をかえて読み聞かせをしている毎日。

ということで★減点１

2009/10/09

絵が、とても素晴らしいです。
そして、絵國　香織さんの訳された文章が、とても美しいと思います。

凍てつくような寒い冬の日、
「おひさまは隠れてしまったから、私がパンを焼きましょう」と、
パン屋さんは小麦粉を捏ね始めます。
小麦粉に卵にバター・・・・（これは、たぶんブリオッシュ生地です。）
そして、ふくふくと膨らんだパン生地は、
オーブンの中で、さらにふくふくと膨らんで、黄金色に焼きあがります。
そこらじゅうパンのあまいいい匂いに包まれて、
村中の動物たちが集まってきます。
ページをめくるだけで、とても満ち足りた幸せな気分になって、
そのページでは、私も、
子供のように、パンのひとかけらを、ﾊﾟｸｯと口に運んでしまいます。

そして、とうとう、隠れていたおひさままでが、顔を覗かせるのでした

そして、今度は私が、おひさまパンを焼くのでした