おひさまパン の商品レビュー

エリサ・クレヴェン(著者),江國香織(訳者)

2023/01/21

“ゆきまじりのかぜが　びゅうびゅうふいて、
ながれおちるあめは　あちこちで　はねてうずまき、
せかいじゅうの　いろといういろを　うばってしまったかのようです。”

街のみんなが寒い寒い冬に耐えながら、おひさまがでるのを心待ちにしています。
パンやさんもおひさまが恋しくて、おひさまパンをこねはじめました。
そのパンは大きく大きくふくらんで、とってもいいにおい。
みんなでそのあたたかなパンを食べると、心のなかまでふんわり。
とうとうほんもののおひさまも出てきて一緒にパンを食べます。
そして街中が明るく暖かくなりました。

友人の司書さんに出産祝いにいただいた1冊。
赤ちゃんには早すぎるので、当初は「いつ読んであげられることやら」と思っていました。
江國香織さんの訳も表現がちょっと難しく、一文が長く、私が選びがちな絵本とは違うので読みづらいなあとも。
でも、繰り返し読むうちになじんできて、凍える寒さやぽかぽかおひさまなどの温度感やパンが焼けるあまーい香りが感じられるように。いまではすっかりお気に入りです。
人からプレゼントしてもらう絵本ってそういうところがいいですよね。新しい扉が開けるというか。

こどもは難しいかな？と思っていても案外すっと受け入れていますよ。
絵の隅々まで楽しんでいます。

裏表紙のおひさまパンのレシピ、実はとってもおいしいんです。
べとべと生地で扱いづらいのですが、玉子とバターがたっぷりの贅沢なふわふわパン。
どうやらブリオッシュというパンによく似ているようです。

2022/12/23

3歳7ヶ月
通わせたるプリスクールで、冬至の日に、皆でこの絵本を読み聞かせてくださり、皆でおひさまパンを作ったそう。なんてよいアイディア。

2022/02/07

絵が綺麗。文字が多く、詩的で、内容はまだ難しかったようですが、気に入って読んで読んでと持ってきます。「〇〇は何のパンが好き？」と聞いてきます。大きくなったらまた読みたいです。

2歳11ヵ月

2021/12/06

3歳11ヶ月。ストーリーや絵は素敵だけど、所々難しい表現もあったのでちょっと早かったかな？あまりハマらなかった様子。

2021/04/03

これはコロナ禍に沁みる…沁み渡る絵本だ…
どんな悪状況でも、誰か一人のアイディアで、それにみんなが協力することで、いいことが起きる…
ラストがめっちゃいい…希望が持てる…

2020/12/09

絵本の中に登場するお日様パンのレシピ付き。
娘にはまだ早いけど、理解できるようになったら一緒に作りたい。

2020/05/27

娘5歳の誕生日プレゼントの一つとして、台所しごとが好きな娘と絵本と同じパンを作ったら喜ぶかなと思い購入。あと、象好きな弟くんも好きな絵かなと思って。
江國さんの言葉は美しく、子ども向けの言葉遣いだけでなく、たまにこうした形で美しい言葉に触れるのも素敵だなと感じた。週末早速パン作り。弟くん用に小さな象も作った。バターの香りが台所に広がった。大きなパンに子どもたちも興奮。仕上がりは、薄力粉で作ってしまいサクサクになってしまったけどご愛敬。笑　レシピは「小麦粉」「バター1/2箱」とアバウト。バターは100gで作ってみた。次は中力粉で作ろう。

2019/09/25

2歳5か月

おひさまぱんといえば、「ちょっとそこまでパンかいに」を思い浮かべるのだが・・・。

なかなか暖かくならない日、パン屋さんがパンをつくったところむくむくと大きくなりだした。そのパンが周りをあたためるようになる。

言葉が難しいのと、少し長めの文章なので、月齢が上がってから再読したい。
あまり手に取らなかった。

2018/12/10

そらがくもっているから、いぬのぱんやさんが、おひさまのかたちのぱんをやいた。ふゆごもりをしていたどうぶつたちも、そのにおいで、いっぱいあつまってきて、いっしょにたべた。のこりのはんぶんは、おひさまがでてきてから、おひさまにあげた。それからは、まいあさ、ぱんやさんは、おひさまにおひさまぱんと、おひさまこっぺぱんをあげたところが、おもしろかった。

2015/05/05

おひさまの暖かさが伝わってくる本、裏表紙におひさまパンのレシピが書いてあるので、作ってみる事をお勧めします！私は作ってみました 。思いのほか出来栄えがよくて美味しかったです！