ジーキル博士とハイド氏 の商品レビュー
岩波文庫版は意外と新しい。 初めて会うときに本をプレゼントに持ってきてくれるというおしゃれな先輩にいただいた。(その人はWEB上で先に知り合った) 途中から面白くなった。誰もがジキルとハイドが同一人物だとわかって読むのだろうけど、それでもけっこうどきどき。 訳者あとがきにけ...
岩波文庫版は意外と新しい。 初めて会うときに本をプレゼントに持ってきてくれるというおしゃれな先輩にいただいた。(その人はWEB上で先に知り合った) 途中から面白くなった。誰もがジキルとハイドが同一人物だとわかって読むのだろうけど、それでもけっこうどきどき。 訳者あとがきにけっこう僕が書こうとしたようなことが書かれてるのでこんなもん。 (2011.10.06)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あまりにも有名なジキルとハイドの物語。やっぱり「善」だけじゃ人は成立しないっつー教訓的なものも感じたり。この話から何を感じるかは人それぞれだと思うけど、俺は清濁併せ呑むことの大切さが問われている気がしました。・・・ちょっと論理的に飛躍してる・・・けど。 ストーリー知っているとそこまで怖くないけど、これ映画とかで観ると面白そう
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有名な作品なのだが、まともに読んだことがなかったので手に取ってみた。 二重人格の代名詞とも言えるジキルとハイド。読んでいて、もし我が身におこったならば、と考えずにはいられず、恐ろしかった。 内容的には濃いものの、量的には少なく読みやすい作品。
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いや、面白かった。 古い本だし、読みづらいのは仕方あるまいと高をくくっていたのだが、そんなことはなかった。 読みやすく、しかもリズムのよい展開、ひきつけられる巧みな心理描写で、即座に読み終わった。 数時間だったと思う。中島敦はあんなにかかったのに…笑 有名な話なので結末を知って...
いや、面白かった。 古い本だし、読みづらいのは仕方あるまいと高をくくっていたのだが、そんなことはなかった。 読みやすく、しかもリズムのよい展開、ひきつけられる巧みな心理描写で、即座に読み終わった。 数時間だったと思う。中島敦はあんなにかかったのに…笑 有名な話なので結末を知ってしまっていたから、後半に向けて謎がとかれるワクワク感は少なかった。(十分に楽しめたけれども) もし知らずに読んだら、結末にどれほど驚愕しただろうかと思う。 人間のこころの闇をとらえている。 ひとは誰でも彼のようになりえるのだろう。 もっと専門的な内容かと思ったが、そんなことはなく、エンターテインメント的だった気がした。 読んでよかった。
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有名なジキルとハイドの原型ですが二重人格というよりは、切り裂きジャックのような怪奇小説といった趣です。 描かれているのは人間なら誰もがもつ心の「二面性」についてです。 善と悪、その踏み越えてはいけない領域に踏み込んでしまうのか、それとも踏みとどまるのか。 人間の本質をえぐる...
有名なジキルとハイドの原型ですが二重人格というよりは、切り裂きジャックのような怪奇小説といった趣です。 描かれているのは人間なら誰もがもつ心の「二面性」についてです。 善と悪、その踏み越えてはいけない領域に踏み込んでしまうのか、それとも踏みとどまるのか。 人間の本質をえぐる古典名著。
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悪と認識される行動に足を踏み入れた結果の悲劇。 普段生活している中で、善と悪の針がぶれることがある。 悪の方向に振り切ったとき、どうすればいいんだろうか。
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有名なのであらすじは知っているけれど読んだことがなかったので、読んでみた。 オチを知ってるからどきどきできなくてつまらなかった……。何も知らないときに読みたかった。
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超有名な作品だけど、初めてきちんと読んだ。 見た目と性格が入れ替わってしまう愉快なお話かと思っていたが、誰もが持つ人間の二面性、隠している裏の顔を生々しく感じさせる文章が非常にシリアスで怖かった。
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小学生の時読んで凄く面白かった記憶があったのでもう一度読み直してみたら文章の印象がだいぶ違ってびっくりした。あれは子供向けに書きなおされていたんだろうか…。 ジーキル善良ゆえの自己弁護と、ハイドの邪悪ゆえの自己肯定。
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読んでない名作古典を読んでみようコーナー。善悪の戦いや二重人格の話というより、変身願望や偽善(人の弱さ)の話という印象でした。かなり有名になので仕方ありませんが、ハイドの正体が中盤まで伏せられている構成だから知ってるとちょっぴり損。ハイドの起こしたのに良く似ている事件が、最近ニ...
読んでない名作古典を読んでみようコーナー。善悪の戦いや二重人格の話というより、変身願望や偽善(人の弱さ)の話という印象でした。かなり有名になので仕方ありませんが、ハイドの正体が中盤まで伏せられている構成だから知ってるとちょっぴり損。ハイドの起こしたのに良く似ている事件が、最近ニュースで散見されるのに少々憂鬱な気分になりました。 ジーキル博士の放蕩生活の具体的中身が伏せられているのはカットされたのか仕様なのか。ジーキル博士の「欲望を我慢できない」性格に共感してしまってちょっと反省。二元論で語るならジーキル博士が欲望に敗北(堕落)する理性(良識)、ハイド氏が我慢の効かない衝動の塊だと私は思いましたが、人によって意見は変わると思います。とりあえず弁護士さんとお金持ちさんの不可解な友情模様が好き。
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