ジーキル博士とハイド氏 の商品レビュー
結末は知りつつ読んだことないなと思って手に取った。 思ってたより複雑で博士が葛藤してた。 ハイドのような、誰もみたことがないくらい悪の権化の見た目や声を表現できるのが小説だよな〜と感心。想像力が発揮される。
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やっぱり海外の本を翻訳した本って、文章が独特でしっくりこないんだよなぁ。きっと文章の構成というか言い回しとかも日本とは違うという要因もある。その辺違和感なくスッと読める読解力がほしい。
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ジキルとハイド、ちゃんと読んだのは初めてだ。 昔の文庫本だから文字が小さくて老人にはきつい。 中学生の時に夢中になった江戸川乱歩シリーズを思い出した。 物語はシンプルだけど、こんな人間の二重性の話を、昔の人は恐る恐る読んで怖がったんだろう。 いい人でいなければと思うから辛くなる...
ジキルとハイド、ちゃんと読んだのは初めてだ。 昔の文庫本だから文字が小さくて老人にはきつい。 中学生の時に夢中になった江戸川乱歩シリーズを思い出した。 物語はシンプルだけど、こんな人間の二重性の話を、昔の人は恐る恐る読んで怖がったんだろう。 いい人でいなければと思うから辛くなる。 たまにはイヤなやつになった方が楽になれる事に最近気づいた。実はハイドの方が居心地がいいとは! 7:3くらいの割合が一番いい塩梅なのかな。 そのうち自分の全部がハイドになったりして… そうなったら、私は幸せなんだろうか。
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翻訳が古いためか、そもそも作品が古いためか、文章を読み進めることが、非常に困難で、忍耐力を試されているかのようであった。
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短いものでありながら、直接語ることのほとんどない「ハイド」という悪の存在をジーキル博士の内面から描き出していた。読了して、彼らには二重人格というより、表裏一体の言葉が適切なのではないかと思った。多重人格の話として、ビリー・ミリガンについても読んでみたいと思った。
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二重人格の代名詞。ずっと昔に読んだが、ミュージカルを観たので再読した。人間、抑圧されすぎていたらダメになるんだなあ。自分らしく生きないと綻びが生じてくる。
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ジーキル博士とハイド氏。二重人格、解離性同一性障害をテーマにした不朽の名作。二重人格者や解離性同一性障害者を表すとき、いまだにジーキル博士とハイド氏と言葉が使われていることにこの小説の偉大さがわかります。100年以上も前のお話だけれど、全然古臭くない。むしろ現代に通じる内容です。
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何となく知っていたキャラクターだったけど、小説として読んだのは初めて。 ジキル博士がハイド氏になる過程、ジキル博士の苦悩がよくわかった。 面白かった。、
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多重人格の代名詞といっていいくらいストーリーが有名なので、今さら読んでも面白くないかな、と思っていたけれど、そんなことはなくとても面白かった!善良な人格であるジキルが主格だったはずなのに、何回も変身をしているうちに、邪悪なハイドの人格が大きくなっていく。そのことに気づいたジキルの...
多重人格の代名詞といっていいくらいストーリーが有名なので、今さら読んでも面白くないかな、と思っていたけれど、そんなことはなくとても面白かった!善良な人格であるジキルが主格だったはずなのに、何回も変身をしているうちに、邪悪なハイドの人格が大きくなっていく。そのことに気づいたジキルのことを思うとゾクリとさせられる。二通の手記で終わる構成も好き。特に、ジキルの手記の、悪との葛藤部分は読み応えがあった。
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弁護士アタスン氏の古い友人である医者のジーキル博士には恐るべき秘密が隠されていた。 アタスン氏の住むロンドンの街では不気味な人物ハイド氏に関する奇妙不可解な事件が起きていた。アタスン氏は友人であるジーキル氏とハイド氏に謎の接点があることが分かってくる。 アタスン氏はついに友人のラ...
弁護士アタスン氏の古い友人である医者のジーキル博士には恐るべき秘密が隠されていた。 アタスン氏の住むロンドンの街では不気味な人物ハイド氏に関する奇妙不可解な事件が起きていた。アタスン氏は友人であるジーキル氏とハイド氏に謎の接点があることが分かってくる。 アタスン氏はついに友人のラニョン医師の手記とジーキル氏の陳述書から真実を知ることになる。 この『ジーキル博士とハイド氏』は従来より人間心理の二重性に触れた作品として知られている。ジーキル氏は資産家の家に生まれ、幼い頃より努力と徳の節制した生活をしてきた。しかし、彼は欲望に旺盛であり、そういった欲望を節制により抑圧してきたのである。 だが、のちに人間本来の二元性に気づいたジーキル氏は善悪二元の完全分離を夢見て、ついにその秘薬を完成させた。 人間誰しもが持つ善悪を分離するという発想もさることながら、邪悪な面を凝縮したハイド氏は善の部分がなく歯止めがないため、次第にジーキル氏自身が変身をコントロールできなくなるという展開は、人間の心理をよく分析した筆者一流の怪奇ストーリーである。
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