ローズガーデン の商品レビュー
人間関係の汚さや黒さの描写が暗く、グロテスクに書かれている。 表題の短編からは、臆病な雰囲気は感じられないのに、後々どうしてそうなった。 やっぱり女性には容赦ない。
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ミロシリーズ短編集。高校時代の夫との出会いや、近況など。 過去にそんなことがあったのか、と。「ダーク」への前フリかな。
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短編としてはよく出来てるが、あくまで村野ミロ作品ファン向けって感じ。ファンから見たらそこかたって欲しかったよねー的な。これまでの作品の雰囲気がいいスパイスになってる。性に対する描写ってか世界観は凄まじい。こんな領域まで達してる女子高生いたら怖いわ~
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ミロシリーズの短編集。 「ローズガーデン」は死んだミロの旦那、博夫の話。 やはり短編なのでトントン拍子で解決に向かう。 若干のうまくいきすぎ感。 ひねくれまくっているキャラの筈なのにあっさりと白状してしまう。 若干のうまくいきすぎ感。 でも相変わらずリアルな描写で、緊迫...
ミロシリーズの短編集。 「ローズガーデン」は死んだミロの旦那、博夫の話。 やはり短編なのでトントン拍子で解決に向かう。 若干のうまくいきすぎ感。 ひねくれまくっているキャラの筈なのにあっさりと白状してしまう。 若干のうまくいきすぎ感。 でも相変わらずリアルな描写で、緊迫した雰囲気がビシバシ伝わってくる。 そういやあこの作品に限らず、小説の登場人物達って、やたらとコーヒーをガバガバ飲むよね。 おかげでコーヒーの量が増えた。 私は影響を受けやすいのだ。 アンテナ、張り巡らしていこうぜ。 このままミロシリーズで続きが読みたいのだが、 「ダーク」が上巻しか手元にない為、一旦他の作品に移ることにする。
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「顔に~」「天使に~」に続く村野メロ探偵シリーズ第三弾、今回は短編集です。 思えばシリーズものを意図的に選んで読んだのって始めてかも。ま、お母さんからもらったシリーズでこれだけが抜けてたんですけどね(笑) 今回はメジャーな事件はなく、メロの身辺話がメインです。 しかし「顔に~」...
「顔に~」「天使に~」に続く村野メロ探偵シリーズ第三弾、今回は短編集です。 思えばシリーズものを意図的に選んで読んだのって始めてかも。ま、お母さんからもらったシリーズでこれだけが抜けてたんですけどね(笑) 今回はメジャーな事件はなく、メロの身辺話がメインです。 しかし「顔に~」から始まり、だんだん等身大(悪く言えばへぼへぼ)になってきてますね、村野メロ(笑) 「天使に~」でも失敗してお父さんに怒られてますが、今回も結構ミスしてます。 現実的って言えばいいですけど、もうちょっとスーパーヒーローでもいいかな、と。(多分現在の気分がそれを求めてるんでしょう) それ以上に衝撃的な事実:お父さん(義父ですが)の近親相姦・・・義父ってあの、北海道にいる調査屋のお父さんですよね・・・結構好きだったのに・・・ 後書で「ミロは他の誰にもなろうとせず自分らしさを突き通してる」みたいなことが書いてありました。 そうですけど・・・小説の主人公ってみんなそうなような、気も。 ただ、ミロが新宿2丁目に家を構えてるだけあってかなりアングラなお友達関係が広がってます。おもしろい♪
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内容は 義父と肉体関係のあった主人公ミロというおませな少女が 大人になったら探偵になってて…… その逸話の短編集という感じか。
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初めての桐野夏生作品を読んだのがこれだった。 随分昔に読んで衝撃を受けたのを覚えている。 初めて読んだエロティックな内容と、ありえないだろうという生活に引きずり込まれたのを覚えている。
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話としては、どれも面白かった。 「一体どうなるんだろ?」という興味を尽きさせない内容、面白い曲者ぞろいの登場人物たちと、それに伴うスパイスの効いた設定など、さすが。 ミステリーとしても面白く読めた。 んが。 どうにもこうにも、私はこのミロという女が好きになれないらしい。 なぜだ...
話としては、どれも面白かった。 「一体どうなるんだろ?」という興味を尽きさせない内容、面白い曲者ぞろいの登場人物たちと、それに伴うスパイスの効いた設定など、さすが。 ミステリーとしても面白く読めた。 んが。 どうにもこうにも、私はこのミロという女が好きになれないらしい。 なぜだ?なぜだ?と考えてみたところ、やはりあまりに自分勝手だからだ。 自分さえよければ、悪態吐くわ周囲を振り回すわ、それによって他人が傷つこうがまるでお構いなし。 つーかなんでこの女、こんなに誰かれ構わず上から目線?しかも自分の欲求、願望だけはごり押し。 なんでトモさんをそんなに独占したがる^^; で、何が嫌って、そんな自分に酔ってる感じがすごくイヤ。 自分を軽く責めてみて、それだけで済ませちゃってる感じがすごくイヤ。 「顔に降りかかる雨」を読んだ時は、ここまで思わなかった気がするが^^; なんだろう、桐野先生がミロ像を熟成させればさせるほど、嫌になってしまうらしい。 うーん。こればかりは相性ですよね。 この本の解説を書かれた方は、ずい分とミロ嬢を持ち上げておられましたから。 でも私は、どうしてもミロが好きになれない。残念。 探偵としても、あまりに間抜けな感じがダメだった。 桐野先生ごめんなさい。
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たぶん『ダーク』よりもこっちを先に読むべきだったんだなあ。ちょっともったいないことをしたかも。元夫や村善やトモさんとの物語があってこそ『ダーク』で、ああいうぶっ飛び方をしたのかなあ、と。
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