ローズガーデン の商品レビュー
村野ミロシリーズ四作目。だが、表題作を含む四つの短編集である。表題作はミロの亡くなった夫である博夫がジャカルタに赴任中の話とミロとの出会いから結婚に至るまでも描かれているが、かなりショッキングな内容であった。後の三作も面白いが、短編だけあって、弱冠軽めである
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嫉妬がもたらす官能。心惑わされる混沌がある。男の性愛への思いが巧みに描出。男の性も複雑な情念、情感が絡みなかなか奥深い。決して即物的処理的なものではないことを知る。
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一話だけが浮いてるかんじ。あまり人物一致しないので、別の人の話しだと思ったけど、やっぱり同じ人なのか。 レビューを見るとシリーズものらしい。読んでみるか、悩み中。
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魅力的なキャラクター達。それぞれの距離感が面白い。ミロの成長と変化。思っていたほどダークでセクシーな訳では無かった。でも1、2作目も読みたい。
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ダークを先に読んだからか前振りかなと思った。短編なので飽きずに読める。ただし天使に見捨てられた夜から読み始めた私としてはミロのキャラがどんどん変化してるように感じた。
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桐野さんの小説を読むのは初めてだったのだけど、他の方のレビューを読むとこの短篇集の主人公“村野ミロ”は他の小説にも登場してシリーズ化している模様。『ダーク』とか?今度読んでみなきゃ。 おそらくこの小説は“村野ミロ”の原点なので、読む順番としてはきっと正しかったと思われます。 4つ...
桐野さんの小説を読むのは初めてだったのだけど、他の方のレビューを読むとこの短篇集の主人公“村野ミロ”は他の小説にも登場してシリーズ化している模様。『ダーク』とか?今度読んでみなきゃ。 おそらくこの小説は“村野ミロ”の原点なので、読む順番としてはきっと正しかったと思われます。 4つの話の短篇集だけど不思議な構成。1つ目はミロの夫視点の話で、高校時代の出逢いから現在までが描かれている(夫はその時点でジャカルタにいる)。 2~4つ目は夫はまったく出てこず、大人になって探偵になったミロが関わる事件を紐解くミステリ。 表題作は1つ目。精神だとか性愛だとかそういう話。 2~4はミステリだけどやはり精神要素が強い。女性が描くミステリという感じ。 桐野さんの『OUT』はドラマ化されたのを観たけどかなり衝撃的でした。小説も読んでみたいけれど少し怖いような。
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はじめて読んだ桐野夏生の短編集。想像以上に面白かった。一つひとつの物語が短いから、長編小説みたいに人間の心理をじっくりと描いてはいないけど、それでも心の機微が伝わってくる。桐野夏生は「心を描く作家」なんだなと実感する一冊。
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女性探偵「村野ミロ」シリーズの1・2作目がおもしろかったので 3作目も読んでみた。 短編、3つとも読み応えあり。 短編はお風呂とかで読めるのでとても◎ ♡ ミステリーは赤川次郎を読みながら育った私としては、 ミロの警察嫌いなところが新鮮。 また、ミロの、物事について 善し悪しの判...
女性探偵「村野ミロ」シリーズの1・2作目がおもしろかったので 3作目も読んでみた。 短編、3つとも読み応えあり。 短編はお風呂とかで読めるのでとても◎ ♡ ミステリーは赤川次郎を読みながら育った私としては、 ミロの警察嫌いなところが新鮮。 また、ミロの、物事について 善し悪しの判断を法や世間に求めないところがステキ。 あんな風に「自分は自分」って、なかなかなれない。
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二年と二か月、また同じ本を借りてしまった でもおもろいから許す 最初だけ、ミロが別人みたい
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