1,800円以上の注文で送料無料

そして誰もいなくなった の商品レビュー

4.2

402件のお客様レビュー

  1. 5つ

    165

  2. 4つ

    131

  3. 3つ

    67

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/05/31

綾辻行人さんのデビュー作『十角館の殺人』の構想はこの『そして誰もいなくなった』から得たものだと知り、『十角館』を読み終えた後すぐに買って読んだ本。 アガサ・クリスティーの小説は他に読んだことがないが、たぶん本作がもっとも有名なものだろう。 確か『名探偵コナン』にも『そして誰も...

綾辻行人さんのデビュー作『十角館の殺人』の構想はこの『そして誰もいなくなった』から得たものだと知り、『十角館』を読み終えた後すぐに買って読んだ本。 アガサ・クリスティーの小説は他に読んだことがないが、たぶん本作がもっとも有名なものだろう。 確か『名探偵コナン』にも『そして誰もいなくなった』をモチーフにした事件があったと思う。 十人のインディアンの少年が食事に出かけた 一人がのどをつまらせて、九人になった …以下続く 額縁に収められている古い童謡になぞらえて客人が順に殺されていくという設定はかなりスリルがあった。 そして、真相は闇のなかと思いきや、犯人が瓶に封入して海に投じた告白書がとある漁船の船長によって発見され、真実が明らかになるというラストも斬新なものだった。 『十角館』でヴァンが告白文を瓶に入れて海に流したのはここから来ていたわけだ。 脱出不可能の無人島という設定は今では珍しくもないし、訳が若干ぎこちない感じもするが、この作品を知らずしてミステリー小説は語れないと言っても過言ではないほどの名作なのだろう。

Posted byブクログ

2020/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映像化されたものを見たことがあったが、読んだのは初めて。 登場人物が多いので混乱するかと思いきや、すぐに慣れて入り込めた。 本格は物理的なシチュエーションを理解するのに苦労することがあるが、そういう分かりにくさもなく楽しめた。 さすが、という感じである。

Posted byブクログ

2020/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近の小説が非常に複雑な内容になってきており、ミステリーではなくファンタジーになっているものが多い中、やはりこれは正統派というか、王道というものなのだろう。へんなどんでん返しはなく、すらすら読みきったかんじである。ただ、私は最近の小説に毒されているのか、少々物足りなさを感じた。

Posted byブクログ

2019/12/16

超有名作品だが内容は知らず。 各登場人物の思考と彼らの会話から、 様々な予想を立てながら楽しく読めた。 不要な描写が無いからか、読みやすい。 推理小説が好きなら見るべき。

Posted byブクログ

2019/11/17

推理小説の経験値が低いので最初登場人物が多くて焦った(°_°)犯人ではなくて主人公が誰なのかもわからない形式が、こういう形もあるのかとへーへーしました。

Posted byブクログ

2019/11/13

アガサクリスティーといえばの代表作。ミステリー読みなら読んでいない人はいないんじゃないかレベルの有名作品ですが……じつは私、未読でして(笑) クリスティーを読み始める際に購入した霜月蒼さんの「アガサクリスティー完全攻略」にも「何をおいてもまずはお読みなさい」とあったので、とりあえ...

アガサクリスティーといえばの代表作。ミステリー読みなら読んでいない人はいないんじゃないかレベルの有名作品ですが……じつは私、未読でして(笑) クリスティーを読み始める際に購入した霜月蒼さんの「アガサクリスティー完全攻略」にも「何をおいてもまずはお読みなさい」とあったので、とりあえず本を開いてみると…… これは面白い!!(笑)いやもう、皆さんご存知でしょうがこんなに読み出したら止まらないとは!(笑) 最初はキャラが多いし名前が横文字で長いし。なかなか頭に入らなかったんですが、二人目が死んだあたりからはぐいぐいと引き込まれて気がついたらラスト三人ですよ(どんな言い方) で、エピローグでトリックのネタが明かされるのかと思いきや、まじかーって感じでもやもやしたら…… そういう終わり方ね!!なるほど!! 確かにこれは早く読まなきゃネタバラシされちゃうわ(笑) あー楽しかった。夢中になって読書できる体験、ほんま最高。

Posted byブクログ

2019/09/07

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と…

Posted byブクログ

2019/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

孤島で一人、また一人、いなくなる。 クリスティーの代表作。以前も読んだことがあったはずだが、犯人はぼんやりで、読むうちに思い出した。もう今となっては古典なので、見立て殺人の進行とかトリックはあまり驚きもないけれど、それでも傑作だと思う。一人、また一人といなくなって追い詰められていく様子はパニックホラーとして秀逸。 犯人の動機、殺人を犯したいので、法で裁けない殺人者を自ら裁く、というのがなかなか興味深い。殺人を犯す心理として到底納得できないけど、自分が「正義」となってバッシングする快感は知っている。もう携帯電話など文明の利器が発達したから、このミステリは再現不可能だけど、動機だけは現在でも十分にあり得るものだ。そういうところもまたクリスティーはすごい。

Posted byブクログ

2019/04/05

お母さんがもってたので読みました。 めっちゃおもしろかったです! お母さん、アガサクリスティー、 ありがとうございます!

Posted byブクログ

2019/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリー初心者なのでまず超有名な本作から。 テンポが良いのに登場人物の不安、疑心暗鬼感はしっかりと伝わってきてページを捲る手が止まらない。タイトル通り誰もいなくなり読者が孤立する感覚は素晴らしかった。 ただその後の種明かしでちょっと冷めた感も。薪割りは相方やられてるのにもうちょい警戒しろよ。首吊りは上手くいく可能性低そうだがまあ後で別の殺し方して吊るすなりバックアップは可能そう。そして日向が一番納得できず。これ完全に運まかせでは?? この運びにならなかった場合、銃持ちをどう始末するつもりだったんだろ。 読解できてないだけのような気もするしもう一回読んでみよう。 色々なレビューを読んで、「ミステリーと言うよりサスペンス」との意見が凄く自分の感覚と合った。なるほどそう考えればとても面白いサスペンスでした。

Posted byブクログ