そして誰もいなくなった の商品レビュー
本当に誰もいなくなっ…
本当に誰もいなくなってしまう。そしてその真相は・・・友達から薦められて読んだけれど、僕もぜひこれをたくさんの人によんでもらいたい。普通の推理小説とは一味違う!
文庫OFF
アガサクリスティーそして誰もいなくなった読み終わりました。 読みやすかった。ミステリーナンバー1と言われる作品だと思っていた。なかなか回って来なかったが、ようやく読んだ。今まで国産ばかり食べてきた。結論、日本人は和食がいいよ。
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孤島に集められた人々。皆同じ人からの紹介で集まったらしいのだが、その人はここにはおらず、皆その人がどんな人なのか曖昧である。そんな不安の中始まる孤島での生活。その中で起きるある人の死。殺人か自殺か自然死か。お互い疑心暗鬼になる中話は進んでいく。 注目ポイントとしては誰もその紹介した人物は知らないことで起きる疑心暗鬼の中起きる死による心情の変化。人がだんだんと狂っていく様。そして誰もいなくなったまでにたどり着くまでに人は何人も死んでるはずなのに死の残酷さが上回らず面白さが上回る著者の文章の上手さである。 私のおすすめの読み方としては最初は10人の人間の特徴がつかめず苦労したため、何か名前と職業のリスト的な物を手元に置きながら読んでいくと人物の把握がしやすく読み進めやすいのではないかと思う。
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クローズドサークルにハマってしまったため原点となる作品である本作を読むことにした。 クローズドサークル特有の、一人一人亡くなっていくにつれて濃くなる緊迫感が巧妙に描かれていた。 難解なトリックで、まさか10人の中に犯人がいるとは思わず島の外に真犯人がいるもんだと思っていた。最後の伏線回収の仕方が乙であり、なぜか後味が悪くならず不思議な気分になった。
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ポアロもマープルも出てこない作品群の一つにして名作の一つ。 特筆すべきはやはり物語の舞台と設定の特殊さかと思う。絶海の孤島、閉じ込められた十人の罪人、童謡と同じように次々と起こる殺陣。ミステリ好きはもちろん、ミステリ作家にも読んでほしいと思うのは、巻末で寄稿している赤川次郎氏と同...
ポアロもマープルも出てこない作品群の一つにして名作の一つ。 特筆すべきはやはり物語の舞台と設定の特殊さかと思う。絶海の孤島、閉じ込められた十人の罪人、童謡と同じように次々と起こる殺陣。ミステリ好きはもちろん、ミステリ作家にも読んでほしいと思うのは、巻末で寄稿している赤川次郎氏と同様の意見を持っているからだ。近頃の作品はその暴力性や後味の悪さによって広く知られることが多々あるが、それは読書から得られる読了後の満足感や達成感にいらぬ泥を塗りたくるようなものだと私は思う。ミステリは娯楽だ。娯楽に不快感は必要ない。あるのは一種の爽快感と「また読み返したい」と思わせる作品のあとを引くうっとりするような余韻だ。 例えるなら極上の美酒のようなこの作品を、一人でも多くのミステリ愛好家だけでなく読書習慣のない方々にもおすすめしたい。
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序盤のキャラ紹介のテンポがよく、尺も短く、端的でストーリーに入りやすかった。教科書っぽい。デザインって感じ。
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初のアガサ作品。 これまでこんなにも早く読み進めた小説はない。 初めはその読みやすさそのものに物足りなさを感じそうになったが、それは読書経験が浅い私の愚かな勘違いだった。 読み終えた時に、こんなにもサラサラと読めて、というより睡眠時間を削ってしまうほどに次々とページをめくらされ、...
初のアガサ作品。 これまでこんなにも早く読み進めた小説はない。 初めはその読みやすさそのものに物足りなさを感じそうになったが、それは読書経験が浅い私の愚かな勘違いだった。 読み終えた時に、こんなにもサラサラと読めて、というより睡眠時間を削ってしまうほどに次々とページをめくらされ、それでいて必要以上の心理描写も無駄な文章もなく、最後はオーケストラの指揮者が躊躇なくバンッと曲を終わらせるような鮮やかな結末。 これでサラサラ読めるということが、どれだけスゴイことか。 それこそがアガサ・クリスティの技術の高さであり、魅力なのではないかと感じずにはいられなかった。 内容については是非読んでほしい、とだけ述べておきたい。
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名作として超有名な作品ですが、恥ずかしながら読んだことはありませんでした。ミステリーは好きなので、この機会に、と手に取りました。内容的にはタイトルの通りで展開を知っているはずなのに目が離せませんでした。最初は名前を覚えるのが大変でしたが、一人ずつ減っていくためそんなに苦労はしません。むしろ、もう一度読みたいと思いました。 プロットがうまく、すぐに引き込まれ短時間で読み終わりました。なんとなく難しい作品なのかと敬遠しておりましたが、会話文が多く読みやすかったのが意外です。 最後の独白まで、文が上手くて堪らないです。そして、この作品に影響を受けたであろう作品哥哥いくつか頭に浮かびました。これはオマージュしたくなる美しさです。 著者の別作品も読もうと心に誓いました。
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孤島に集められた後ろ暗い過去のある10人の人間、屋敷の部屋に掲げられた古い童謡。やがて童謡の歌詞をなぞるように人が死んでゆき、残された人々は追い詰められていく……。 「ミステリーの女王の傑作」って紹介されているのを度々みるけど、本当に傑作。 事件が起こるまでは、人数が多いし説明...
孤島に集められた後ろ暗い過去のある10人の人間、屋敷の部屋に掲げられた古い童謡。やがて童謡の歌詞をなぞるように人が死んでゆき、残された人々は追い詰められていく……。 「ミステリーの女王の傑作」って紹介されているのを度々みるけど、本当に傑作。 事件が起こるまでは、人数が多いし説明パートという感じで「この人が体育教師で、この人は執事で……」と、世界観を覚えていく作業みたいに思えた。ゆるゆる低速で走っている感じ。それが事件が起こり始めると最後まで面白さが加速し続けていく。序盤の頃は、まだるっこしく思えた各人物の心理描写も、事件が進むにつれて緊張感を高める機能を遺憾なく発揮し、ジェットコースターのように終結に向かってゆく。 よくこんなアイデアを思いついたよなあ、とミステリの女王に興味が湧いて、ハヤカワ文庫の『アガサ・クリスティー完全攻略』も買ってしまった。
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大好きな小説。この本棚に一冊目として飾りたくてもう一度読み返した。 絶海の孤島の中、登場人物がそれぞれの過去と向き合い、インディアンの童謡になぞられながら逃れられない死に捕まっていく。 ラストの誰もいなくなった情景に呆然とし、海に投函された手記に感心した。 何度読んでも素晴らしい!オマージュされるのわかる!
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