影踏み の商品レビュー
2019年に映画化されましたが キャストを見て原作と雰囲気が違うので、まずはこの原作を読むことをお勧めします。 深夜に民家に忍び込み 現金を狙う「ノビ」と言われる泥棒、 真壁 修一。その腕はプロ中のプロ。 警察も時に協力の手を組むことがあるほど。彼には過去に双子の弟を放火で失う...
2019年に映画化されましたが キャストを見て原作と雰囲気が違うので、まずはこの原作を読むことをお勧めします。 深夜に民家に忍び込み 現金を狙う「ノビ」と言われる泥棒、 真壁 修一。その腕はプロ中のプロ。 警察も時に協力の手を組むことがあるほど。彼には過去に双子の弟を放火で失うという体験があり、そのトラウマにより弟が“彼の耳の中に住む”という現象が起きています。双子ならではの一心同体感と絆。 しかしそれが徐々に修一を苦しめていきます。 深夜に忍び込みを行う描写はスリリングで、著者の筆致が冴え渡ります。よどみない展開と、緊張感。ヤクザに追われる身となっても、怖気づかない冷徹な修一の人柄は魅力的ですらあります。 ノビという危険な犯罪をやめない修一。そんな彼に手を差し伸べる元恋人、久子。そして耳の中に住む双子の弟、啓二。この三者が絡み合いながらストーリーは進んでいきます。 三人は幸せは訪れるのか?いや、難しいだろうな‥。そう思って 読んでいきました。 一筋縄では行かない 終わり方がいいです。
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- ネタバレ
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双子の弟と両親を亡くし、窃盗犯となった主人公。弟と対話しながら話が進んでいく。短編集であるものの、ストーリーは一つに繋がっている。 最後、弟が、楽しかったねと言い消えていくところにグッときた。
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2023/04/24読了 #横山秀夫作品 サスペンス。 「ノビ師」と呼ばれる忍び込みを得意とする泥棒、 真壁修一がさまざまな事件に巻き込まれていく。 面白かったけどSFっぽい設定が横山作品っぽくなかった。 どうしてもいい作品が多いだけに高望みしてしまう。
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星⭐️は4までいかない3.5かなぁ 双子の弟が死んで兄の身体の中にいる理由が明らかにされていく話。題名の影踏みは双子は互いの影を踏み合うように生きているから。 双子が同じ女性を好きになるってよくある事でしょう振られたショックで盗っ人になって…。親がその息子を殺して家に火をつけて!...
星⭐️は4までいかない3.5かなぁ 双子の弟が死んで兄の身体の中にいる理由が明らかにされていく話。題名の影踏みは双子は互いの影を踏み合うように生きているから。 双子が同じ女性を好きになるってよくある事でしょう振られたショックで盗っ人になって…。親がその息子を殺して家に火をつけて!兄も奈落の底に堕ちていく。何時盛り上がるのかと思っているうちに小さくまとまちゃった感がある。
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うーん なんか修一の思考や行動原理にはなんかイライラさせられた その行動原理の原因は最後に明かされる明かされたってことなんだろうけどちょっと納得いかない 無理矢理その結論に押し込むための平坦な物語 作者の取材力をいかした泥棒業界の感じは面白かったです
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心にジーンとくる作品を読みたくて手に取った。 相変わらず人情味溢れる作風でしたが、「64」の時のような心が震えるまではいかなかった。
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もっと派手な展開があるかと思っていたが、全体的に暗く平坦な印象の小説。けれどそれなりに楽しんで読めたのは著者の筆力か。どの章にも横山秀夫らしさが感じられた。
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主人公が寝静まった民家を狙い現金を盗み出す泥棒(「ノビカベ」)という設定のミステリー。 さすが横山秀夫、面白い❗
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読後感を率直に言えば、可もなく不可もなしと言う感じです。泥棒界の符丁など、流石に知っているなあ調べているなあと感じ入りましたが、主人公の複雑な心情に入り込めなかったなあと言う感じです。
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夜中、人が居る家に忍び込み現金のみを窃盗する双子の兄が主人公の短編連続小説 全体的にサラッと読めましたが、サラッとしすぎて読み終わった後も感想がわかない不思議な作品でした 何故なのか気になって考え思い当たったことが、作中に出てくる人物の誰にも共感や興味が持てなかっ...
夜中、人が居る家に忍び込み現金のみを窃盗する双子の兄が主人公の短編連続小説 全体的にサラッと読めましたが、サラッとしすぎて読み終わった後も感想がわかない不思議な作品でした 何故なのか気になって考え思い当たったことが、作中に出てくる人物の誰にも共感や興味が持てなかったことが原因なのかも 他の作品は好きなので、また違う作品を読んでみますm(__)m
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