きみとぼくの壊れた世界 の商品レビュー
重度のシスコンである僕は妹の夜月の疑いを晴らすために クラスメイトの琴原と絶交することにした。 しかしいったい誰が僕と琴原が親しくしている様子を夜月に話したのか。 その答えは保健室登校の病院坂が知っていた。 彼女によれば夜月に言い寄る数沢というクラスメイトが 僕について吹き込んだ...
重度のシスコンである僕は妹の夜月の疑いを晴らすために クラスメイトの琴原と絶交することにした。 しかしいったい誰が僕と琴原が親しくしている様子を夜月に話したのか。 その答えは保健室登校の病院坂が知っていた。 彼女によれば夜月に言い寄る数沢というクラスメイトが 僕について吹き込んだらしい。 数沢のクラスに殴りこんだ僕を見かねて 彼と同じ剣道部の先輩であり僕の少ない友人でもある箱彦が 僕と数沢の間、さらに僕と琴原の間も取り持ってくれることになった。 しかしその日の帰り道に僕は突然琴原から告白され、 翌日なんと数沢の死体が見つかった。 ブックデザイン:Hiroto Kumagai カバーデザイン:Veia イラスト:TAGRO 初西尾維新だったのですが、 うーん、メフィスト賞らしいというかなんというか。 端的に言えばシスコン中二病のハーレム推理小説です。 自分と世界との間につながりを感じられないという 彼らの感覚は伝わってくるけれど何も解決せず 主人公が3股を掛けて終わるという謎の展開・・・いまひとつだった。
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西尾維新がミステリを描き続ける唯一のシリーズとなったシリーズ、世界シリーズの第1弾。他の作品と違う生臭い世界観が売りだが、人によっては「気持ち悪い」と感じるかも。
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初めての西尾維新。 化物語と刀語はアニメで見たけど小説には手を出していなかったが、 会社の先輩が借してくれたので読んでみました。 一応ジャンルとしてはミステリーってことになるんでしょうか。 しかし、この本のポイントは事件の謎解きがどうこうという本ではない気がします。 まず登...
初めての西尾維新。 化物語と刀語はアニメで見たけど小説には手を出していなかったが、 会社の先輩が借してくれたので読んでみました。 一応ジャンルとしてはミステリーってことになるんでしょうか。 しかし、この本のポイントは事件の謎解きがどうこうという本ではない気がします。 まず登場人物がほぼ全員変人。 特に主要キャラの個性と存在感は半端ではなく、 彼らの思考や会話を楽しむことがこの本の醍醐味といってもいいと思います。 「世界」とは自分の周りのほんの小さな範囲のこと、だとか、 自分の知らないところで世界が進んでいくことの恐怖、など、 ところどころ共感するところもありました。 シリーズで借りたので次も読んでみようと思います。 って二作目はどれなんだ。。。タイトルだけだと、どれが何作目かわからん。
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会話が回りくどく何を言いたいのかよくわからない。。。主人公の気持ちも本全体も結局よくわからないものになってしまってる感じがした。
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【書評100704】『きみとぼくの壊れた世界』西尾維新 西尾維新のシニカルな面が前面に押し出された作品。誰に対しても最良の選択肢なんてない。たとえ最大の能力を発揮しても。 「きみ」と「ぼく」の二人のセカイでさえ壊れているのであれば、世界はあまりにも崩壊しすぎている。 いや、「き...
【書評100704】『きみとぼくの壊れた世界』西尾維新 西尾維新のシニカルな面が前面に押し出された作品。誰に対しても最良の選択肢なんてない。たとえ最大の能力を発揮しても。 「きみ」と「ぼく」の二人のセカイでさえ壊れているのであれば、世界はあまりにも崩壊しすぎている。 いや、「きみ」と「ぼく」の二人だから壊れているのか? この崩壊した世界の続きがどうなるかは気になる 「……嘘をつくのは簡単だ。嘘をつき続けるのが、難しいんだよ。好きなものを、好きでい続けるのが難しいのと同じでね。それは、そういうものなんだ」p.247 「(略)僕は、持てる最大の能力を発揮して、考えうる限り、僕の今の能力で、考えうる限り最良の、本当に、これ以上ないってくらいに最良の選択肢を、自分のために、そして箱彦のために、琴原のために、必死で考えて、最良で最良で最良の選択肢を選んで――そして、それを、何一つの予定違いもなく、実行してみせた。きみも、そこで見ていただろう? 僕が、最大の能力で、最良の選択肢を、選んだのを、見ていただろう?」 「ああ、見ていたさ。両の目でばっちりと」 「なのに」 僕は、吐き捨てた。 「どうして僕は……こんなに最悪なんだ」p.279
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西尾維新さんの世界観が好きな人向けです。 んなばかなッ って展開多め。 全四部作ですが、どれも面白かったですね〜。
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これはまた好き嫌いの分かれそうな作品で(苦笑) なぜか読むたびに眠くなってしまい珍しく読破まで数日かかってしまった。 ーそうまでして読まなくても…という突っ込みはナシで。 さて西尾維新さんは『戯言シリーズ』で有名らしいけど実は一冊も読んだことがなくて。 ラノベで何かないかなぁ...
これはまた好き嫌いの分かれそうな作品で(苦笑) なぜか読むたびに眠くなってしまい珍しく読破まで数日かかってしまった。 ーそうまでして読まなくても…という突っ込みはナシで。 さて西尾維新さんは『戯言シリーズ』で有名らしいけど実は一冊も読んだことがなくて。 ラノベで何かないかなぁとサイトを巡ってるうちに読んでみようかとたどり着いたのがこの本。 個性がそのまま名になってるような名前の登場人物にマニア必見の設定(笑) ちょ~っと友達に勧めるにはなぁと思う設定&人物なんだけどなんだか引き込まれていく世界。 これがたまらない人には(未読だけど)戯言シリーズはもっと面白いのかな。 ミステリー…なんだねぇ(苦笑)あちこちに『それはいいのか!?』と突っ込みたくなる事柄がごろごろとしてるけどそれさえも魅力的に見えてくる…気がするから不思議。 哲学なの?と言いたくなるセリフ言い回しにはうんざりする部分もあったけどそこも含めての『壊れた世界』でしょう。 だけど深く読み込むことの出来なかったナツはミステリー小説と言うよりむしろゲーム小説の主人公の三股エンディングとしか読めなかった…ゴメンナサイ 続き…ではないけれど同じシリーズ物第二弾。 こちらもまたキャラが際だっているけど『壊れた世界』よりは軽い感じかな。
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初西尾維新。嫌いではなさそうだ。吹っ飛んでるけど。 先が気になってすっ飛ばし気味に読んでしまった。よくなかったな。
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『人生は痛みの連続だな』 『人間として間違った行為とはね、「空を飛ぶ」「真空中で生活する」 「光速を超える」「摂取したエネルギー以上のエネルギーを生産する」 など、そういったことだよ』 『…嘘をつくのは簡単だ。嘘をつき続けるのが、難しいんだよ。 好きなものを、好きでい続けるの...
『人生は痛みの連続だな』 『人間として間違った行為とはね、「空を飛ぶ」「真空中で生活する」 「光速を超える」「摂取したエネルギー以上のエネルギーを生産する」 など、そういったことだよ』 『…嘘をつくのは簡単だ。嘘をつき続けるのが、難しいんだよ。 好きなものを、好きでい続けるのが難しいのと同じでね。』
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自分の中では手を出してはいけなかった作家...西尾維新。 家に職場に積みあがった未読の山...これをこなさずしては 手を出すまい...と決めてたのに...。決めてたんだよぉ。 だって作品数がまず多いし、そのほとんどがシリーズもの っていう状況は結構シンドいよね。 今作が面白くなか...
自分の中では手を出してはいけなかった作家...西尾維新。 家に職場に積みあがった未読の山...これをこなさずしては 手を出すまい...と決めてたのに...。決めてたんだよぉ。 だって作品数がまず多いし、そのほとんどがシリーズもの っていう状況は結構シンドいよね。 今作が面白くなかったらよかったんですが...残念ながら... 面白いですねー。これで続編も読むことが義務化。 超謎だらけの天才、社会不適合少女「病院坂黒猫」の くちを借りて様々なことを語りまくり、しゃべりまくりの 言葉の速射砲に圧倒。ただしゃべるのみならず、その軸は ブレずに言いたい事は伝わるってのはなかなか凄い。 作家としての能力って事ですよねー? さらにミステリ的にストーリーも展開させつつ、その動機面も 意表を突く動機を用意しておくなんざ、周到ですねー。 西尾維新というイヤーな感じの沼にまんまと引きずり込まれました。
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