あなたの人生の物語 の商品レビュー
美品でした
表題作を読み返したくて購入しました。映画にもなっているお話ですが、やっぱり原作はとてつもなく凄い物語だと思います。映画の方は映画らしさ?を出そうとしたのか、宇宙人とのエンカウントそのものに重きを置いてしまって違う方向性の「良くある」お話になってしまっていたと思います。映画を見て、...
表題作を読み返したくて購入しました。映画にもなっているお話ですが、やっぱり原作はとてつもなく凄い物語だと思います。映画の方は映画らしさ?を出そうとしたのか、宇宙人とのエンカウントそのものに重きを置いてしまって違う方向性の「良くある」お話になってしまっていたと思います。映画を見て、ありがちな話だなあと感じた人はぜひ原作を読んでほしいです。
文庫本ですがカバーにも本体にも汚れもなく、映画決定時の帯まで綺麗なものが付いていて本当に美品でした。オンラインはもう何度も利用していますがいつも綺麗な商品で感謝してます。今回も購入して良かったです。
えりや
なんだか不思議な後読…
なんだか不思議な後読感です。SFほど固くなく、ファンタジーほど甘くない。同じ東洋人のせいか、すんなりはいりやすかったです。
文庫OFF
賞もたくさん取ってる…
賞もたくさん取ってるし設定とかは解るんだけど、悲しいかな私には合いませんでした。何だかガラスの向こうでコトが進んでるって感じ?こういうときは読み進むのに時間がかかります
文庫OFF
天使の降臨とともにも…
天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語
文庫OFF
発刊当時は、SF界で…
発刊当時は、SF界でも注目の短編集だったのだけれど、僕もあんまり手は合わなかったなあ。SFに対する価値観が違うというか。なんでここをもっとふくらませない!とストレスがたまりました。ただ、それは僕の価値観で、SF好きの人は、一読しとくべき…だと思う。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
テッド・チャンほど感想を書くのが難しい作家はいないと思う。 個人的にやっぱり1番好きなのは元言語学徒なのもあるけれど、「あなたの人生の物語」。 異星人とのファースコンタクトという舞台設定で言語によるやり取りを細やかに描いて、最終的な物語の核を「異星人との言語を習得することによって認識に影響を及ぼす」というのところにもってくる発想は驚きしかない。 そんな奇想天外な設定で、家族の愛を切実に感じられる作品であり、読後の衝撃、感動は他の作品とは一線を画していて、まさにテッド・チャンという感想しか出てこない。 最近宗教について勉強している自分にとって「地獄とは神の不在なり」もかなり興味深かった。 天災は神の仕業であるというどこの国にもうっすらある感覚を物語に落とし込んでいて面白かった。
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濃密な8篇の短編集。 著者自身はアイデアが次々と湧いてくるタイプではないとしているそうだが、各作品で描かれる世界の構成力が半端ない。 SF的なものの見方・考え方が図抜けているといってもいいかも。標題作もいいけど「地獄とは神の不在なり」の無常感は凄すぎる。
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表題作が美しく切ない。ガイ・ドイッチャーの「言語が違えば、世界も違って見えるわけ」をSFにもってきた感じだけど、物語の構成がおしゃれ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
SF小説の理論的な説明パートが好きな方におススメの小説。理論的で面白い時もあるが、展開が平坦で飽きてしまうときがある。 ・地獄のやつ 宗教的な不気味さ、特に人々が勝手に解釈してそれを押し付けあうという様子が、不愉快になるほど描かれていて、作品の完成度の高さに素直に感心した。アジア系アメリカ人というバックグラウンドがある故に、このようないろいろな宗教観を合わせることができるのだろうと考えたのだが、小説の構想がキリスト教のヨブ記を基盤としていると覚書に書かれていた。そうなると、筆者の意図に遵守するならば、アジア人特有の自然観の影響は、私が感じたよりは少ないのかもしれない。 ・カリー 読み終わるまでは、人はありのままの状態であることが肝要であり、カリーのような人間本来の美意識とそれの葛藤を無くしてしまうなんて馬鹿げていると感じた。だが、カリーの考え方をすべて否定するわけではない。強制的であるということが、昨今話題の美術品を汚す抗議活動家の独善性に似ていて嫌悪感を覚えたのだ。 しかし、最後まで読んでみると、カリー状態であることで今まで見えなかった人間の本質を見ることができるかもしれないと感じるようになった。逆にカリー状態であると見えなくなることも多くあるので、一長一短なのであろう。 私は私自身も含めた人間の負の感情も尊いと感じるので、私はカリー手術は行わないと思う。
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20年以上前の作品とは思えないくらい練り込まれている 一部はオカルト世界を描いていたりはするが、世界観など背景がしっかりしている印象 短編集だが読み応えのある作品だった、オチが気に入るかはともかくとして
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