アクロイド殺し の商品レビュー
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Twitterで"絶対に読んどけっていうミステリー小説10選"に選ばれていたので、読んでみた。 初クリスティとしては、異色の作品だったのかも。 Wikipediaにネタバレが載っているとのことで、なんとなく犯人の見当はついている中でも楽しく読めた。 オチとしては、コナンくんの「バーロー、推理で犯人追い詰めてみすみす自殺させちまう探偵は、殺人者と変わらねぇよ…」の台詞とは真逆を行くのでびっくり。まぁ、人間味としてはそうしたいよね〜と言う感じ。
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ウォルトン『フィクションとはなにか』で突然のネタバレをくらってから長らく放置されていた『アクロイド殺し』。 犯人を知りながら読んでいたからか、当時のトリックが現在だとオーソドックスになってしまっているからか衝撃は少なめ。でもやはり読んでよかった。
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ポアロの頭の中は常に明瞭なんですが、私の頭の中は五里霧中で… 先が気になるけど、読み進めるのがもったいない…を繰り返してなんとか読了。 最後まで読んで全ての真相が分かってから、もう一度最初から読むのが面白くて、面白くて。 アガサ・クリスティー作品、まだまだたくさんあるので、これか...
ポアロの頭の中は常に明瞭なんですが、私の頭の中は五里霧中で… 先が気になるけど、読み進めるのがもったいない…を繰り返してなんとか読了。 最後まで読んで全ての真相が分かってから、もう一度最初から読むのが面白くて、面白くて。 アガサ・クリスティー作品、まだまだたくさんあるので、これから読むのが楽しみです!
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一気読みすべきと直感で思い一気読み。こういうときの勘は当たるのよ。私はおすすめされた時のほんのちょっとした言葉で犯人を当ててしまったので、多くは語りません。私のこの言葉だけで当てる人もいるでしょう。さて、貴方は?
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とにかく結末に驚きました。そういう書き方があるかと、だから名作と言われるんだなと、そう思った作品でした。 終始誰が犯人かと、検討はつけてもなんか違う気がするな…一体誰なんだ…と悩みもがく感覚で読んでました。 さまざまな登場人物を、これだけ多様に表現するのも素晴らしいことだな...
とにかく結末に驚きました。そういう書き方があるかと、だから名作と言われるんだなと、そう思った作品でした。 終始誰が犯人かと、検討はつけてもなんか違う気がするな…一体誰なんだ…と悩みもがく感覚で読んでました。 さまざまな登場人物を、これだけ多様に表現するのも素晴らしいことだなと思います。
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あらすじ(HAYAKAWA Onlineより)名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界...
あらすじ(HAYAKAWA Onlineより)名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界に大きな波紋を投じた名作、新訳で登場。(https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/320003.html) ケネス・ブラナーのポアロシリーズからちょっと読んでみようかなと思って。 映像化できないというのを聞いたことがあったけど、なるほどそういうことか。 よくできてるなあ…全て知った上でまた読み直したいやつ。
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昔読んだことがある、のにスッカリ展開を忘れていて、再び新鮮に騙されました。忘れっぽい記憶力に乾杯。 「振り返って、やり残したことがないだろうかと考えた」 この一文にひっかかりを覚える読者がどれだけいるのでしょうか?大胆な仕組みかつ巧妙な文章……まったく、素晴らしいという他ありません。 それにしても、今作の犯人のなんて自信家で図太いことでしょう! 確実に真実に迫ってくるポアロの側にいながら、じっと逃げずに描写し続けたのだから大したものです。 何はともあれ、未読の方にはあれこれ検索する前にぜひ、本書をお手にとっていただくことをおすすめしたいですね。
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クリスティの傑作、良作はとても多く、数作品手に取れば少なくとも一冊以上は驚くべき犯人と予想だにしないトリックによって僕達を楽しませてくれる。 僕のクリスティ作品のスタートは「エンドハウスの怪事件」と「青列車の秘密」で、この二作からクリスティの魅力に興味を持ち、数々の作品を手に...
クリスティの傑作、良作はとても多く、数作品手に取れば少なくとも一冊以上は驚くべき犯人と予想だにしないトリックによって僕達を楽しませてくれる。 僕のクリスティ作品のスタートは「エンドハウスの怪事件」と「青列車の秘密」で、この二作からクリスティの魅力に興味を持ち、数々の作品を手に取る様になっていった。 今作、アクロイド殺しは、クリスティを読み始めてから数作品、十作未満で出会った記憶げあり、当時は過去の評判なども知らず、軽い気持ちで読んだ結果、余りにも衝撃的なトリックにより、益々クリスティにのめり込むきっかけになった作品だ。 当時、今作の様な思考の作品は既出のイメージがあった為、衝撃的だったがアンフェアだとは思わなかった。僕が今作の発売時にリアルタイムで「アクロイド殺し」に触れていたのならば全く違った印象であったのだろう。 ポアロは引退して畑仕事をしてみるが上手くいかず、結局は探偵業に邁進する。今作の語り手を務めるシェパード医師は人柄もよく、愛情溢れる姉と暮らしている。アクロイドはクリスティ作品至上もっとも有名な被害者だと言われているが納得だ。殺人擬装のトリックも時計を使ったもので当時では最先端の技術を使った事件だったのだろう。 結果、シェパード医師の姉はどれだけ悲しい思いを持っているのだろうと慮り、彼女の後悔が感じられる様な気がする。いずれにせよ、今作によっていよいよ僕のクリスティ評は決定づけられ、僕が古本屋巡りをするきっかけになった。
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2003年発行、早川書房のクリスティー文庫。論争になる作品だけになんとなくネタは分かっていた。しかし、そうと知って読んでも非常に面白い。若干偶然が過ぎないか、と思う部分はあるが、犯行の部分は偶然がほぼないので、すっきりと読める。 解説:「解説」(作家)笠井潔、
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シリーズ3作目。 この手法はわからんよ! 犯人は語り手で、物語は実際に起こったことではなく、彼の手記という形で進んでいく。 なので犯人に都合好く進んでいるため罪までは書かれていない。 それをポアロが謎解きしていくスタイル。 これは出版された当時としては珍しい手法だったのではないだろうか。 先入観。 小さな村では噂話がどんどん広がり誇張されていく住みにくい世界なんだなと。 みんな自分が可愛くて嘘つき。 金持ちの周りは大変。
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