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アクロイド殺し の商品レビュー

4

448件のお客様レビュー

  1. 5つ

    131

  2. 4つ

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  3. 3つ

    90

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2023/08/24
  • ネタバレ

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シリーズ3作目。 この手法はわからんよ! 犯人は語り手で、物語は実際に起こったことではなく、彼の手記という形で進んでいく。 なので犯人に都合好く進んでいるため罪までは書かれていない。 それをポアロが謎解きしていくスタイル。 これは出版された当時としては珍しい手法だったのではないだろうか。 先入観。 小さな村では噂話がどんどん広がり誇張されていく住みにくい世界なんだなと。 みんな自分が可愛くて嘘つき。 金持ちの周りは大変。

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2023/08/17
  • ネタバレ

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 <名探偵ポアロ>シリーズ。探偵を引退してキングズ・アボット村に暮らすエルキュール・ポアロであったが、彼の友人で村の名士ロジャー・アクロイドが殺されてしまう。事件の第一発見者であり、ポアロの捜査に協力する医師ジェームズ・シェパードを語り手に物語は進む……。  言わずと知れた傑作ミステリー。私が作品そのものに触れたきっかけは2018年のスペシャルテレビドラマ『黒井戸殺し』(脚本:三谷幸喜、主演:野村萬斎)--後から原作を読み、その見事な実写化に感心した--だが、事件の真相を知った時の驚愕は何にも喩えられない。本作はそのトリックがミステリー界にてフェア/アンフェア論争を巻き起こしたらしいが、私からすると「あっぱれ!」の一言に限る。また、デイヴィッド・スーシェ主演のドラマ版では登場しなかったアクロイド家の家政婦エリザベス・ラッセルや、ロジャーの旧友ヘクター・ブラント少佐といった人物たちの存在が事件の謎をいっそう複雑にし、読み応えを増している。  それにしても、本作が発表された当時のイギリス読者たちの羨ましいことと言ったら! 本作が齎す衝撃を実際に体験したかった。

Posted byブクログ

2023/08/06

村で起こった殺人事件、関係者は皆何かを隠している、そんな村に引っ越してきたのは名探偵ポアロ!って話。関係者全員怪しいし、ポアロの含みのある言い方にヤキモキする。ネタバレなしで是非読んでほしい。もしかして、いやでも、いややっぱり、と私は読みながら胃がキリキリした。

Posted byブクログ

2023/06/04
  • ネタバレ

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最高!面白かった!色々なミステリ小説を読んできたからか、途中違和感があり犯人に気付いてしまったが最後まで楽しく読めた。人物描写が丁寧でポアロの推理も見事!ただ最後は寂しい終わり方だった。 クリスティが描く物語は本当に読みやすく面白い。これからまだまだクリスティの他の作品が読めるので楽しみ。

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2023/06/02
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もしかしたらわたしが犯人なのでは?と途中で思っていて、本当にそうだとは… こういうパターンもあるよってことね。

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2023/04/26
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30年以上前に読んだはずだが、全く内容は忘れていた。 ただ、この小説を読み進めた初期段階から、犯人はシェパード医師だとしか思えなかったのだが、まっさらな頭で読んだ場合には最後あっと驚きの結末と感じられただろうか? 解説では、これは一人称小説ではないと説明しているが、今まで読んだミステリでは、一人称で記述された場合、多くが「私」が犯人である! とはいえ、こういった推理小説の先駆的作品として、楽しめた。

Posted byブクログ

2023/04/23
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⚪︎全445p ⚪︎叙述トリック ⚪︎ポアロシリーズ3作品目 ⚪︎犯人の最期は後味が悪め ⚫︎ネタバレで犯人を知っていても楽しめるほどの面白さ

Posted byブクログ

2023/04/01
  • ネタバレ

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備忘も兼ねて。 初めて読んだアガサ・クリスティー。 視点はシェパード医師。友人であるアクロイドが死んでしまい、たまたま隣に引っ越してきていた有名な探偵と犯人探しをすることになる。 海外文学自体にあまり馴染みがなかったからか婉曲表現や会話が難しかったところもあったが、徐々に読めるようになって良かった。時代なのか国なのか嫌なキャラは多かったけど……。 解説であったように、途中のポアロとのやり取りでこの本がシェパード医師の「視点」ではなく「手記」だとわかる、という手法は確かに面白かった。その前提が変わるだけで見方は大きく変わるから。 ただ、割と序盤から「なんでみんなこのシェパード医師だけ疑わずに信じてるんだろう……何もかもが出来すぎてて一番嘘ついてそうなのにな」と思っていたら本当にその通りで拍子抜けだった。 意外性はなかったけどポアロの解説が難しいけど丁寧で推理がどんどん進んでいくから普通に楽しく読めました。

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2023/03/31

オーディブルで キャサリンて、リンド夫人みたいだなあ、と思いながら聴いてた。あるいは老人と生活シリーズの人々。 アーシュラの話、のところで、ほんとうにリンド夫人みたい、とまた思った。洞察力に優れうわさ話好きで率直で辛辣な物言いをして、男なんてものは、ていうところも同じ。そして...

オーディブルで キャサリンて、リンド夫人みたいだなあ、と思いながら聴いてた。あるいは老人と生活シリーズの人々。 アーシュラの話、のところで、ほんとうにリンド夫人みたい、とまた思った。洞察力に優れうわさ話好きで率直で辛辣な物言いをして、男なんてものは、ていうところも同じ。そして親切で、あたたかい。 わたしもリンドのおばさんが欲しい。 とんでもない!当面、わたしに任せてちょうだい。とりあえずうちに居ればいいわ。ねえ、ムッシュポワロ。

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2023/03/31
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結末が読めてしまったので、あんまり楽しめませんでした。ごめんなさい。衝撃の結末という割には...だった気がする。この時代には斬新だったのだろうなあって感じです。先に新しいめの叙述トリックを読みすぎたから、あんまり驚かなかった。

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