オーデュボンの祈り の商品レビュー
最近大ファンな伊坂幸太郎さんのデビュー作。評判高いので読んで見たけど、う〜んまあまあかなあ。最近のものよりもやっぱり精彩さを欠くかな。まあデビュー作だし。ちょっと設定が突飛過ぎて、壮大な世界観の割には謎解きがあっさりすぎたような気がする。やっぱり「チルドレン」や「重力ピエロ」には...
最近大ファンな伊坂幸太郎さんのデビュー作。評判高いので読んで見たけど、う〜んまあまあかなあ。最近のものよりもやっぱり精彩さを欠くかな。まあデビュー作だし。ちょっと設定が突飛過ぎて、壮大な世界観の割には謎解きがあっさりすぎたような気がする。やっぱり「チルドレン」や「重力ピエロ」には敵わないな。私の中では。
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2度目。結果をぜんぶかわってて読むとまた伏線を楽しめていい。このありえない世界や登場人物や出来事は何かのメタファーなのかとひとしきり考え込んだ。桜って一体何だ。 あと会話が知的でいい。伊坂幸太郎の小説の魅力のひとつ。これ読み返して、好きな登場人物ができた。日比野。
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隔離された島、荻島。 そこに住む一風変わったキャラクターたちと、やはりちょっと変わった主人公の織り成すミステリファンタジー。 喋るカカシだとか、本当に現実離れした世界観なのに、何故か説得力を感じてしまい引き込まれます。 途中で目が離せなくなり、朝の5時過ぎに読み終わりました。 ...
隔離された島、荻島。 そこに住む一風変わったキャラクターたちと、やはりちょっと変わった主人公の織り成すミステリファンタジー。 喋るカカシだとか、本当に現実離れした世界観なのに、何故か説得力を感じてしまい引き込まれます。 途中で目が離せなくなり、朝の5時過ぎに読み終わりました。 本当に面白い。
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これこそ「お話」。 子供の頃、本を読んでたときの気分がよみがえる感じだなぁ。 現実離れした登場人物たちと、それなのに違和感なく受け入れられてしまう現実感。 世界(というか世間)のこと何も知らなかった子供のときに、外国の児童文学を読んでうっとりしたようなわくわくするようなせつないよ...
これこそ「お話」。 子供の頃、本を読んでたときの気分がよみがえる感じだなぁ。 現実離れした登場人物たちと、それなのに違和感なく受け入れられてしまう現実感。 世界(というか世間)のこと何も知らなかった子供のときに、外国の児童文学を読んでうっとりしたようなわくわくするようなせつないような気持ちになったのを思い出す。そんな感じ。 セリフがいちいち洒落てるのも、いやみになる手前ぎりぎりのところで留まってる。絶妙。 私の好みぴったりでした。
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未来を見通す案山子というアイデアが奇抜。どうして案山子は殺されることを予言しなかったのか。閉ざされた島の行く末は。動けないウサギ、裁く者の桜、絶滅したはずのリョコウバト。全てが必然なんですよね。ミステリーというよりはファンタジー、かなあ。
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純粋に面白い。出だしがインパクト強かったです。インパクトって大事だ。不思議だし、あり得ないけど面白かった。案山子が死ぬってなんだよ!! と思ったけど、案山子の優午は優しくていい奴だ。うん。 個人的には桜(アクセントは平板で)がすき。桜が伊藤に親近感(?)をみせるところなんて可愛く...
純粋に面白い。出だしがインパクト強かったです。インパクトって大事だ。不思議だし、あり得ないけど面白かった。案山子が死ぬってなんだよ!! と思ったけど、案山子の優午は優しくていい奴だ。うん。 個人的には桜(アクセントは平板で)がすき。桜が伊藤に親近感(?)をみせるところなんて可愛くてびっくりざました。最後は思わず桜に拍手!! あたしも使おう。「理由になってない」。
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現代なのに鎖国中の島、喋るカカシ――最初は世界設定に戸惑ったが、すぐに慣れてどんどん話に引き込まれていった。ミステリーだが、ファンタジックな要素も秘めている。
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伊坂幸太郎ならまずこの本。主人公の伊藤や案山子の話が他の彼の作品に出てくるからである。 「不思議の国のアリス」伊坂幸太郎版といった感じ。桜が好き。
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この作品の「未来は神様のレシピで決まる」というせりふが、作者のお気に入りのようで、ほかの作品にも何回かでてきます。
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喋る案山子(かかし)と閉じた村の物語。やってくれるな、伊坂さん!と言いたくなります(笑)読後感がとても優しくて、ほんのりと浸れる作品です。
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