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竜の騎士 の商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

    10

  4. 2つ

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2023/09/09

フンケは『魔法の声』から入ったのですが、あれほどダークな感じではなく、もっと明るい冒険物語でした。悪役がしっかり悪役で恐ろしいところはフンケらしい。カサついた怖さというか。フンケの作品の中でも評判の高い本作をやっと読むことができてよかった。 こんなのが読みたかったんだよなぁという...

フンケは『魔法の声』から入ったのですが、あれほどダークな感じではなく、もっと明るい冒険物語でした。悪役がしっかり悪役で恐ろしいところはフンケらしい。カサついた怖さというか。フンケの作品の中でも評判の高い本作をやっと読むことができてよかった。 こんなのが読みたかったんだよなぁという王道ファンタジー。不思議な生物がたくさん出てくるのに、甘ったるくならないのが素晴らしい。ラストにちょっと端折った感はある気がしますが、それはそれで良いと思いました。気持ちが清々しくなります。

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2021/11/11

 大好きな「泥棒の神様」と同じ著者だったので読んでみました。おそるべき悪役から逃げたり対峙したりしながら、ドラゴンに乗って世界を旅するロードムービー形式のファンタジー小説です。小学生の子供への読み聞かせに使いましたが、これまで読み聞かせした本の中でもかなり気に入ってました。  僕...

 大好きな「泥棒の神様」と同じ著者だったので読んでみました。おそるべき悪役から逃げたり対峙したりしながら、ドラゴンに乗って世界を旅するロードムービー形式のファンタジー小説です。小学生の子供への読み聞かせに使いましたが、これまで読み聞かせした本の中でもかなり気に入ってました。  僕の感想としては、まずキャラクターの名前がいいです。「シュベーフェルフェル」。この、声に出して読みたいカタカナ語が何度も出てくるたびに嬉しくなります。そしてこれは、「泥棒の神様」とも共通している点ですが、キャラクターが次から次へと増えていき、しかも多くが退場しないでそのまま道連れになるのでどんどん賑やかになっていくのですが、どのキャラクターも個性がはっきりしていて、どのキャラクターもそれぞれがそれぞれのやり方で大活躍するところが、世界の多様性の良さ・楽しさを体験することができて、とても楽しいです。また、ファンタジーなのでそれらのキャラクターにはとても大きいのからとても小さいもの、ゴツゴツした生き物からふわふわしたような生き物までいろいろいて、それらの様子を想像したり声色を変えて読んだりが、読み聞かせしていても大変楽しかったです。  それらのキャラクターの中で僕が特に気に入ったのも、やはりシュベーフェルフェルです。いつまでもデレないというか、仲間になっても信頼関係を築いても、シュベーフェルフェルはシュベーフェルフェルであり続けるのが僕は好きです。

Posted byブクログ

2021/02/10

ドイツのJKローリングと呼び声高いフンケ作品。 ゲド戦記を読んでから、 竜の物語が大好きになりました。 できれば竜と人間が一緒に暮らしている(敵対関係ではない)ものが良い。 東洋の竜の流れなのかな。 ハリーポッターにも竜は出てきたけど、 どちらかというと危険生物のくくりだった。...

ドイツのJKローリングと呼び声高いフンケ作品。 ゲド戦記を読んでから、 竜の物語が大好きになりました。 できれば竜と人間が一緒に暮らしている(敵対関係ではない)ものが良い。 東洋の竜の流れなのかな。 ハリーポッターにも竜は出てきたけど、 どちらかというと危険生物のくくりだった。 「竜の騎士」は 住む場所を奪われた竜が、竜のユートピアを探す冒険譚。 一緒に旅をするのは銀の竜、ホームレスの人間の子ども、猫のうな形をしたコボルト(妖精)、人造の小人ホムンクルス。 竜を絶滅させるべく付け狙うのは黄金の竜、と登場人物だけ見ても子どもたちが喜びそうなthe王道ファンタジー。 おしゃべりでうるさいコボルトが、うるさくて可愛くて、この物語の雰囲気をより児童書らしいものにしていると思う。 冒険譚であると同時に、 それぞれの居場所を探す旅となっているところがよかった。冒険を通じてそれぞれ成長するんだよね。 大人にはご都合主義と思われてしまう王道ストーリーも、児童書ならでは。この安心感がなくては! 表紙のイラストが素敵で何回も見てしまう。

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2020/11/20

 久々の児童文学。小学生の頃『ポティラ』を読んで感銘を受けたので、同じ作者だからと随分前に買っておいたのを、今更読んだ。  すげー児童文学って感じ。優しい感じだし、話の作りが丁寧だから、展開はとても分かりやすいし、結構強引な箇所もあった。流石に迂闊すぎるな、というところとか、そん...

 久々の児童文学。小学生の頃『ポティラ』を読んで感銘を受けたので、同じ作者だからと随分前に買っておいたのを、今更読んだ。  すげー児童文学って感じ。優しい感じだし、話の作りが丁寧だから、展開はとても分かりやすいし、結構強引な箇所もあった。流石に迂闊すぎるな、というところとか、そんな具合良くいかないだろう、というところとか。  でも、旅自体は波乱に満ちていて、子供の時分なら、こんな旅をしてみたいと思ったに違いない、という確信がある。きっとわくわく、はらはらして読み進めただろうなあ。

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2019/12/13

面白くてどんどん読み進めてしまった 大体結果は予想できるけれど、それでもドキドキして先をよみたくなる!!

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2018/11/08

懐かしい〜!! 中学生くらいの頃に読んだ小説です。 突然タイトルを思い出して検索してみたら 表紙ですぐにわかりました…! 内容は忘れてしまったけど、面白かったのを覚えてます。 また読みたいなあ…

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2018/10/28

人間に棲家を終われた竜が新天地を求めて旅をする、いざヒマラヤへ! 星二つなのは面白くなかったからではなくて、大人の汚れた心では素直に感動できなかったから…。若い人達にはきっと心ときめく冒険譚。

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2016/02/11

竜が登場するファンタジーってワクワクしますね。それも味方なんて。包容力あるキャラクターのルングに惚れてしまいました。

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2014/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

正統派の児童文学なので、ちょっと先が読めてしまうのだが、その分、安心して読めて、途中のドキドキわくわくもあり、楽しく読めました。 伝説の生き物と人間たちが、かつて、もっと敬意を持って関わることができていたのかな、と想像すると、嬉しくなる。

Posted byブクログ

2014/02/17

わくわくする王道冒険ファンタジー。 竜、コボルト、ホームレスの少年、ホムンクルスというでこぼこな組み合わせが世界中を大冒険。 しかしそれを邪魔しようとする黄金の竜や様々な障害、逆に主人公たちを助ける様々な助けや出会いを経て、彼らは「空の果て」を目指す。 ◆多くの冒険ものと違いこ...

わくわくする王道冒険ファンタジー。 竜、コボルト、ホームレスの少年、ホムンクルスというでこぼこな組み合わせが世界中を大冒険。 しかしそれを邪魔しようとする黄金の竜や様々な障害、逆に主人公たちを助ける様々な助けや出会いを経て、彼らは「空の果て」を目指す。 ◆多くの冒険ものと違いこの作品は現代を舞台にしており、作中に登場する様々な現代の描写から「もしかしたら本当に竜や妖精はいるのかも?」と想像させてくれる作品。 登場人物たちのセリフや描写が活き活きと描かれ、全てのキャラクターがどこか憎めない愛嬌を持っているのも魅力。 寝る前にちょこちょこ読み進めたい、そんなお伽噺です。

Posted byブクログ