竜の騎士 の商品レビュー
棲む場所を追われた銀の竜が、コボルトの少女、人間の少年、ホムンクルスらと竜の棲む場所「空の果て」を探すため旅立つ。 旅と仲間が主となる王道のファンタジー冒険譚。現代が舞台だけどどこか牧歌的な雰囲気がいいです。キャラクターそれぞれが個性豊かで、その会話のやり取りもまた面白いです。特...
棲む場所を追われた銀の竜が、コボルトの少女、人間の少年、ホムンクルスらと竜の棲む場所「空の果て」を探すため旅立つ。 旅と仲間が主となる王道のファンタジー冒険譚。現代が舞台だけどどこか牧歌的な雰囲気がいいです。キャラクターそれぞれが個性豊かで、その会話のやり取りもまた面白いです。特に皮肉屋で毒舌家で現実家のコボルト(猫に似た小妖精)のシュヴェーフェルフェルが際立ちますね。初めはいちいち突っかかるので鼻につくのですが、その実人情家である部分が垣間見えたりすると一気に親しみやすくなります。そんな感じにキャラクターの見せ方が巧いんですね。この辺りは児童書というよりもヤングアダルトノベルの感覚に近いのかも。ストーリー展開はRPGかな。ひとつの目的地に着くと、次の目的地までのヒントが与えられ、仲間が増えていくという展開ですね。この辺りは現代的な物語なのでしょうが。 蛇足ながらコボルトの声が佐久間レイで脳内変換されていたのですが、それはリトル・ミィの影響ですかね。
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敵と戦いつつ、ある場所を目指していく。いわゆる冒険ファンタジーの定番です。 銀の竜、コボルト、ホムンクルス、バジリスク… 伝説の生き物がたくさん!!!で楽しいですvv http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-43.html
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(「BOOK」データベースより) チューリヒ児童文学賞ほか各児童文学賞受賞。 銀の竜、コボルト、ホムンクルス、バシリスク、伝説の生き物がたくさん出てくる。勇気と友情、そして他人を信じる心、多くの冒険を克服しつつ憧れの「空の果て」をめざす。
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竜の騎士。剣と魔法の世界が好きな人にとってはこのフレーズでときめかない人はいないのではないでしょうか。 しかし、これは血湧き肉踊るような壮大な物語ではありません。 ですが、この物語は少年と竜とそれを取り巻く人達がそれぞれの求める場所を探していく生き様が物語の舞台です。 肩を...
竜の騎士。剣と魔法の世界が好きな人にとってはこのフレーズでときめかない人はいないのではないでしょうか。 しかし、これは血湧き肉踊るような壮大な物語ではありません。 ですが、この物語は少年と竜とそれを取り巻く人達がそれぞれの求める場所を探していく生き様が物語の舞台です。 肩を楽にして安心して読めるファンタジーです。
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正直、メチャメチャ面白かった、という事は無いですね。 かといって、全くダメというわけでもないので、評価に困ります。 というか、私は海外の作家さんと、相性が悪いのかもしれません。 微妙に近代って言うんでしょうか、産業革命の頃をイメージしている感じでしょうか。 竜の生息地が開発によ...
正直、メチャメチャ面白かった、という事は無いですね。 かといって、全くダメというわけでもないので、評価に困ります。 というか、私は海外の作家さんと、相性が悪いのかもしれません。 微妙に近代って言うんでしょうか、産業革命の頃をイメージしている感じでしょうか。 竜の生息地が開発によって狭められ、新天地を探しに飛び立ちます。 竜の騎士と呼ばれる人たちの末裔である少年と。
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いろんな仲間が出てくる。 出てくるキャラクターがよかったな。 結局みんな、いいヤツなんだよなぁ、と思わせてくれる物語。
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「どろぼうの神さま」に続くフンケの2作目です。*1 実は、本屋さんで目に入ったのは、「どろぼうの神さま」よりも、この「竜の騎士」の本の方が先なのです。 深く青い夜空の中を飛んでいるドラゴン。そして、ドラゴンの上にのる少年とネコ*2。 このフンケ自身が描いたカバーイラストにドキド...
「どろぼうの神さま」に続くフンケの2作目です。*1 実は、本屋さんで目に入ったのは、「どろぼうの神さま」よりも、この「竜の騎士」の本の方が先なのです。 深く青い夜空の中を飛んでいるドラゴン。そして、ドラゴンの上にのる少年とネコ*2。 このフンケ自身が描いたカバーイラストにドキドキしてしまったのです。 けっこう同じ様な名前の物語ってけっこうあって、まあ、「竜」とかいう言葉に弱いのですが(笑)、これは、カバーイラストが最高に良かったです。 で、「どろぼうの神さま」を読んで予想以上のおもしろさということで、こちらの方にも進みました。 「竜の騎士」という題名です。 わたしのイメージでは、「ドラゴンランス」の子ども向けみたいな話なのかなぁというイメージです。*3 異世界の戦争の中を、竜や、小人、伝説の動物と、異世界の人間たちが活躍するような話ですね。 1章を読んでビックリ。 なんとこれ、今のこの世界を舞台にしたファンタジーだったのです。 竜たちは、静かにかくれ里に暮らしています。でも、そこにも、人間たちの開発の波が押し寄せてきます。 竜たちのなかでも、年若いルングは、相棒のコボルとシュウェーフェルフェルと一緒に、世界中のどこかにあるという竜たちの楽園「空の果て」を探しす冒険の旅に出ます。 もう、1章読み始めた瞬間から、ずっーーと、ドキドキしっぱなしでした。 特に、わたしが気に入ったのは、ネズミの飛行機乗りにして、大冒険かのローラです。 「やっほーーーっ!」 と叫びながら、愛用の飛行機で悪竜ネッセルブランドの角のまわりをぐるぐると飛びまわるところは、子どもにもどったように大興奮しました*4。 キャラクター1人、1人が、ものすごく生き生きとしています。 おもしろさの質がちがうので、単純にどちらがおもしろいとはいえないのですが、「どろぼうの神さま」よりも、「竜の騎士」の方が、より小さい子に受け入れられやすいような生き生きとした話だと思います。 フンケ、超オススメです。 「魔法の声」も、読むのがすごい楽しみです。
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「きみのところに遊びに行くよ。人間のきみの短い一生が許すかぎりたびたびね」 竜とか妖精とかが出てくる物語がだいすきです!!! 黄金の竜とルングの戦いがあんまりにもあっさり終わってしまったのは拍子抜けだったけど、 でもわくわくしっぱなしの一冊^^
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20070608(男の子と女の子の話だわ。男の子の居場所は女の子。騎士も王子も大臣も竜もみんなたったひとりの女の子をみつければただの男の子。)(竜の描写がきれい。拍子がぴったり。)(どろぼうほどではない。あれはまさしく神だったのね…)
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フンケの本は、評判は良いのに、読んでみると?のことが多い。誤訳、誤植では・・・と思われる箇所もあり(確認したわけではないのだが)、登場人物も多彩で、ストーリーも面白そうなのに、いまいち感動が薄いのは何故だろう。黄金の竜、ネッセルブラントに追われているというのに、登場人物たちは能天...
フンケの本は、評判は良いのに、読んでみると?のことが多い。誤訳、誤植では・・・と思われる箇所もあり(確認したわけではないのだが)、登場人物も多彩で、ストーリーも面白そうなのに、いまいち感動が薄いのは何故だろう。黄金の竜、ネッセルブラントに追われているというのに、登場人物たちは能天気で(不注意な行動を繰り返し)、緊迫感が感じられない。
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