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赤と黒(下) の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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後半になるにつれ恋愛…

後半になるにつれ恋愛が激しくなっていきます(笑)ここまでやるか!?という感じも否めませんが…ラストでは泣かせてもらいました。名作と呼ばれるだけはあり、何度も読み返したい気持ちになります。

文庫OFF

後半に入り、さらに恋…

後半に入り、さらに恋愛心理の複雑さが燃え上がっていきます。訳文も好きです。

文庫OFF

幸せを掴んだはずのジ…

幸せを掴んだはずのジュリヤン。レナール婦人からの手紙で一変します。その没落振りと周りの人間の豹変振りは必見です。

文庫OFF

言わずと知れた名作中…

言わずと知れた名作中の名作・・・!自分には少し重かったけど、深く考えたい気分の人にはおすすめかも。読んだあとはあ~って気分になりました。

文庫OFF

率直で力強い性格をも…

率直で力強い性格をもったジュリアンという青年像を創出し、恋愛心理の複雑な葛藤を描ききったフランス心理小説の最高峰。

文庫OFF

2025/09/07

なかなかの読後感。時代や社会背景は理解が難しいところもあるが、それらを突き抜けて感じられるものがあるのが凄い。器用なんだか不器用なんだかよく分からない生き様など、令和に生きる私も共感できた。小説の技法って、早くから完成されていたんだなと感じた。

Posted byブクログ

2025/10/15

特権に恵まれた階級に、激しい嫉妬と憎悪を抱く平民ジュリアン・ソレルの物語。下巻はラ・モール邸に向かう場面から。 上巻のヒロインがしとやかなレナール夫人だったのに対して、下巻は気位が高く気性も激しいラ・モール嬢ですが、いずれも彼女たちの属する階級に恨みを晴らし、主人公自身の虚栄心...

特権に恵まれた階級に、激しい嫉妬と憎悪を抱く平民ジュリアン・ソレルの物語。下巻はラ・モール邸に向かう場面から。 上巻のヒロインがしとやかなレナール夫人だったのに対して、下巻は気位が高く気性も激しいラ・モール嬢ですが、いずれも彼女たちの属する階級に恨みを晴らし、主人公自身の虚栄心を満足させるという構図は変わらないように感じます。 上巻も含めて長いストーリーでしたが、個人的に一番熱かったのは、下巻の第九章「舞踏会」で、ジュリアンがアルタミラ伯爵と出会うシーン。 アルタミラ伯爵は舞踏会に集うどの貴族とも対照的で、社会を変革したい情熱をもち、しかも陰謀まで企てた行動派の人物です。二人のやり取りからは、ジュリアンがアルタミラ伯爵に興味津々なのが充分すぎるほど伝わり、心なしか作者のスタンダールもノリノリで書いていたのが文面から伝わってくるようでした。 さてこの小説のもう一つのテーマは「幸福」でもあると思います。スタンダール自身、幸福の追求に全生涯を費やした人物だと言われています。 ラ・モール嬢の「私に欠けたものはない。ただ一つ幸福を除いて」というセリフや、物語の終盤でジュリアンが死刑を目前にして、レナール夫人と過ごした日々を幸せそうに回想するシーンなど、幸せがいかに得がたい(現在形で感じられない)か表現されており、スタンダールの幸福に対する葛藤がそのまま投影されているように感じました。 ただ、ジュリアンに着目してみれば、立身しようと野心的になることが生きる原動力だったのは間違いないと思います。それを死刑の直前になり、「穏やかな時間をもっと大切にしていれば…」と振り返るのを見て、私自身なにか顧みなければいけないものがあるように感じたり、幸せって難しいなと思ったりしました。 ラストはちょっと物足りなかったです。できることなら、毅然とした態度で断頭台に立つジュリアンを見送ってこの物語を読み終えたかったです。 余談ですが、中学生くらいのときに里中満智子さんの漫画で『赤と黒』を読みました。ほとんど忘れてしまっていたのですが、唯一記憶していたのは、ジュリアンからパリ行きを告げられたレナール夫人が「行かないで」とひれ伏すシーン。漫画版だと、ジュリアンは心の中で「勝った…!」と恍惚の表情を浮かべるんです。あくまで自分の虚栄心を満たしたいんだと、当時も呆れてしまったのを覚えています。 また、小説を読むに当たり、サマセット・モームの『世界の十大小説』を読みました。こちらは各章の前半で作家の人生をたどり、後半で代表作に触れていきます。作家の思想がどのように形成されていったのか理解しながら本題に入れるので、長編小説初心者の私にはとても合っていました。モームの書きっぷりも読書欲をそそるので、あわせて読むのをおすすめします。

Posted byブクログ

2024/09/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

異常なほどの成り上がりへの野心を抱いたジュリアン・ソレル。下巻でもその執念は衰え知らず。 ジュリアンは、神学校長のピラール神父に聖職者には向いてないと判断されるものの、類稀な才を買われ、パリの大貴族であるラ・モール侯爵の秘書に推薦される。 ラ・モール侯爵家令嬢のマチルドに見下されたジュリアンは、マチルドを征服し、自分に執心させようとようと画策するが…。 下巻では、もう一人のヒロインであるマチルド嬢とジュリアンの燃え盛るような恋が描かれます。 マチルドを妊娠させてラ・モール侯爵の恨みを買ったジュリアン。 自棄になったジュリアンはとんでもない行動に出るわけですが、いやもう、波瀾万丈とはこのこと。 何をそんなに生き急ぐ?と聞きたくなるほど激烈な主人公に最後まで共感できないままではありましたが、レナール夫人とマチルド嬢という対照的な女性との心理的な駆け引きは見事でした。 そしてジュリアンを通して1830年当時のフランス社会の不条理や矛盾を炙り出したことも、スタンダールの旺盛な筆致があったからこそ。

Posted byブクログ

2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まさかのバッドエンド 皆殺しの⊕中が頭をよぎりました ジュリアンひねくれすぎた 読了後のもやもやがおさまらない

Posted byブクログ

2023/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

許されぬ恋、社交界への野心、恋の駆け引き、罪と罰…。  ジュリアンはあれだけマチルダと恋の駆け引きをどついたろかと思うぐらいしていたのに、本心はレーナル夫人だったのだ。 高慢な性格をしていたが、終盤での冷淡なジュリアンを懸命に尽くすマチルダが気の毒に思えた。レーナル夫人を殺そうとした動機も自らの野心的展望を台無しにされたとはいえ、腑に落ちない部分がある。殺すことで、永久に自分のものになると思った殺人者的発想なのか、咄嗟の揺れ動いた感情に任せての行為だけなのか。おそらく後者だろうと思うが、それにしても理性がなさ過ぎる。  

Posted byブクログ