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デミアン の商品レビュー

3.9

58件のお客様レビュー

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ヘッセ初期の作品であ…

ヘッセ初期の作品である『車輪の下』より、一層彼の思想が強く出ている作品。はまります。

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私は、ヘッセの作品の…

私は、ヘッセの作品の中で彼の代表作である『車輪の下』よりも本書の方が好きです。デミアンの主張がグノーシス主義のカイン派と関係があったことに後で気付いて驚きました。

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主人公ジンクレエルの…

主人公ジンクレエルの少年時代、青年時代の苦悩には共感する部分もあった。

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車輪の下を読む前に「…

車輪の下を読む前に「デミアン」を読んでも遅くはない。

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デミアンは、夢想的で…

デミアンは、夢想的でありながら現実的な意志をいだき、輝く星のような霊気と秘めた生気とをもっている謎めいた青年像。

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2024/06/02

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1797218535871242422?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2023/05/01

キリスト教やカインとアベルには詳しくなかったので深く読むことはできなかったが、どう生きればいいのか、愛について考えるいい機会になった。 思春期と呼ばれる時期特有の不安定さ、青春期真っ只中でのどうしようもない状況がよく伝わるほどに緻密に書かれた主人公・ジンクレエルの感情は共感できる...

キリスト教やカインとアベルには詳しくなかったので深く読むことはできなかったが、どう生きればいいのか、愛について考えるいい機会になった。 思春期と呼ばれる時期特有の不安定さ、青春期真っ只中でのどうしようもない状況がよく伝わるほどに緻密に書かれた主人公・ジンクレエルの感情は共感できるものがあった。ヘッセの別の作品を読んでからもう一度再読したい。

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2023/03/23

自我の追求と、運命の認識、神の定義、青春の狂おしい葛藤、救いの対象の盲目的な崇拝、など深く考えさせるテーマの連続だった。 この物語が書かれた背景は、当時のヨーロッパの背景があると書いてあり、同時にヘッセ作の転換策となるらしい。 まだまだ深く考察を書き記すことはできないが、個人的に...

自我の追求と、運命の認識、神の定義、青春の狂おしい葛藤、救いの対象の盲目的な崇拝、など深く考えさせるテーマの連続だった。 この物語が書かれた背景は、当時のヨーロッパの背景があると書いてあり、同時にヘッセ作の転換策となるらしい。 まだまだ深く考察を書き記すことはできないが、個人的に印象に残ったことを書く。 何よりもこの物語の特筆すべき点は、前半のクローマーとの一幕だ。何とも言えない迫力と、焦燥、場面風景がぎらぎらと頭の中に映るさまは感嘆に値した。 人物の場面描写がとても稚拙で、学校の講義中に友人であり、主人公の似姿でもあるデミアンが、彼自身の中に没入し、物思いにふけっている描写はとてもリアルで迫力があった。 オルガン奏者の人物は、主人公のまた別の世界線の生きざまのように感じた。 最後は、まるで人の人生のように転換時が訪れ、流れ去るように場面が移り変わり終幕に向かう流れは、まさに「運命」を表すかのようだった。 自我に関する考察は、冒頭でヘッセ本人が語ってくれる内容がまさに言葉に転換してくれた。分かるようで、わかり切れない、まだまだ自我の探求には先があり、明かりがあるわけでもないわけでもない、そんな印象を抱いた。 またいつか再読して、もっと深く考察を書き表せたらと思う。

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2023/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無関心になって自分を愛せなくなる、酒を飲んでは飲みたいのか分からなくなる、自分の気持ちが言い表せない、思想を語る友だちができたのに「ほんとの夢の話を」と憤る、あっちこっち行って、「誰にとってもこんなに困難なのか」と言うのに、共感する。

Posted byブクログ

2022/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デミアンが出てくるたびによかった。そういう小説なのだろうけれど、にしても主人公の救いや導き手であり続けて、こちらも毎度感動して読めるのにすごいとおもった。ずいぶんと気合を入れずに読んでしまったはずなのに、それでも言葉の力が伝わってきた。直接的な言葉で人生についてを語るのだけど教訓とは感じないこんな小説のことをなんというのだろう。背中を押しに押して押してくれるいい小説だった。

Posted byブクログ