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カフカ短篇集 の商品レビュー

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114件のお客様レビュー

  1. 5つ

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カフカの不思議な世界…

カフカの不思議な世界を味わってください!!

文庫OFF

短編だから、読みやす…

短編だから、読みやすいかなあと思ったが、なんとも不思議な短編でした。

文庫OFF

2024/06/03

おもろいんだけど基本怖いから泣きながら読んでるwどれほど怖いのか、恐怖に太刀打ちできないかもしれないから先に全体を見てから読み進めますw でもたまに気持ちわかるぅ!友達ー!ってなることも有

Posted byブクログ

2024/05/04

2024/05/04再読 以前に読んだことをまったく覚えていなかった。 内容は盛りだくさん。たくさんのすごく短い短編といくつかの長めの短編。すべての作品が独特で、理解が困難なものもあり、一つ読み終わるごとに考え込んでしまうのでなかなか進まない。しかしその分ゆっくりと楽しめる。 風...

2024/05/04再読 以前に読んだことをまったく覚えていなかった。 内容は盛りだくさん。たくさんのすごく短い短編といくつかの長めの短編。すべての作品が独特で、理解が困難なものもあり、一つ読み終わるごとに考え込んでしまうのでなかなか進まない。しかしその分ゆっくりと楽しめる。 風変わりなディテールも楽しい。羊と猫が混ざったような動物、流刑地の拷問機械、オドラテク、勝手に跳ねる2つのボールなど。

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2024/02/20

だいすき。カフカはちゃんと読めていないので、これをきっかけに読んでみたいなあ、と思った。かの有名な「オドラデク」から、「こま」「人魚の沈黙」「町の紋章」など、短いのがいろいろ入っていて取りかかりやすい。私が強烈に覚えているのは「掟の門」と「雑種」。「掟の門」の終わり方、ものすごく...

だいすき。カフカはちゃんと読めていないので、これをきっかけに読んでみたいなあ、と思った。かの有名な「オドラデク」から、「こま」「人魚の沈黙」「町の紋章」など、短いのがいろいろ入っていて取りかかりやすい。私が強烈に覚えているのは「掟の門」と「雑種」。「掟の門」の終わり方、ものすごく格好いい。カフカはもちろんのこと、訳者も素晴らしいのだろうと心から思う。

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2023/07/26

【判決】  ゲオルグの最大の罪は、真に相手を思いやることができず、常に周囲を見下しているにもかかわらず、自身がそのような側面をもつことを、自分に対してすら偽り、誠実なふりをしていること。  ゲオルグのような偽善的な性質を無意識にもつ人は、わりと自分の周囲にも多くいる。決してそれは...

【判決】  ゲオルグの最大の罪は、真に相手を思いやることができず、常に周囲を見下しているにもかかわらず、自身がそのような側面をもつことを、自分に対してすら偽り、誠実なふりをしていること。  ゲオルグのような偽善的な性質を無意識にもつ人は、わりと自分の周囲にも多くいる。決してそれは好ましいものではないが、とても人間らしくて、程度の差はあれど、誰もが持ち得る感覚であると思うから、「死」という判決はあまりにも重いなと感じた。

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2023/07/23

フランツ・カフカ チェコを代表する小説家、彼の作品はどこかユーモラスで、孤独感を感じさせる。 発表してきた作品は少ないが、どの作品もとても 素晴らしい世界観を持った作品だと思う。 彼の代表作品「変身」は読んだことがあるのですが、「変身」を読むのは難しくて、ページ数が 少ないわり...

フランツ・カフカ チェコを代表する小説家、彼の作品はどこかユーモラスで、孤独感を感じさせる。 発表してきた作品は少ないが、どの作品もとても 素晴らしい世界観を持った作品だと思う。 彼の代表作品「変身」は読んだことがあるのですが、「変身」を読むのは難しくて、ページ数が 少ないわりには、世界観が複雑で、少し難しい イメージがあったのですが、今作は、短編集なので、違う目線で、それぞれのお話を楽しめたので、とても良かったです。

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2023/06/02

「実存主義、ユダヤ教、精神分析、―。カフカ(1883‐1924)は様々な視点から論じられてきた。だが、意味を求めて解釈を急ぐ前に作品そのものに目を戻してみよう。難解とされるカフカの文学は何よりもまず、たぐい稀な想像力が生んだ読んで楽しい「現代のお伽噺」なのだ。語りの面白さを十二分...

「実存主義、ユダヤ教、精神分析、―。カフカ(1883‐1924)は様々な視点から論じられてきた。だが、意味を求めて解釈を急ぐ前に作品そのものに目を戻してみよう。難解とされるカフカの文学は何よりもまず、たぐい稀な想像力が生んだ読んで楽しい「現代のお伽噺」なのだ。語りの面白さを十二分にひきだした訳文でおくる短篇集。20篇を収録。」 収録作品: 掟の門 判決 田舎医者 雑種 流刑地にて 父の気がかり 狩人グラフス 火夫 夢 バケツの騎士 夜に 中年のひとり者ブルームフェルト こま 橋 町の紋章 禿鷹 人魚の沈黙 プロメテウス 喩えについて 万里の長城

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2023/05/07

フランツ・カフカ。 『変身』しか触れたことがなかったが、実存主義や精神分析など、関心のある分野から研究された不条理文学の巨匠だと知り、手に取った。 『掟の門』『判決』『流刑地にて』『橋』は特に興味を惹かれた。 とりわけ、たった両面1枚で完結する短編『橋』から漂う鮮烈な不安、恐怖...

フランツ・カフカ。 『変身』しか触れたことがなかったが、実存主義や精神分析など、関心のある分野から研究された不条理文学の巨匠だと知り、手に取った。 『掟の門』『判決』『流刑地にて』『橋』は特に興味を惹かれた。 とりわけ、たった両面1枚で完結する短編『橋』から漂う鮮烈な不安、恐怖、そして不条理により、カフカの息吹に晒された。グレゴール・ザムザの心境にも近いからか?  私は橋だった。 橋が寝返りを打つ! 運命に抗えない不条理からは、逃れたいが逃げ出せない。逆らえない。それでも無感覚にはなれず、かと言って本当はなりたいわけではなく、強いて言うなら絶望を選ぶ。絶望は病であって薬ではない。刹那の連続に運命を刻みつける。理性の動きで変容できない。不合理になれない不条理… カフカは難解だが、人間なのだなと。

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2023/04/03

何かの小説に出てきた「流刑地にて」が気になってて読んだ。 自分が何かを選ぶのではなく、選ばれるものが自分へ向かってくる的な? 「だれひとりとして認識のみでは満足できない。認識に応じて行為に努めなくてはならない。しかし、その行為のためには力がたりない。故にみずから破滅しなくては...

何かの小説に出てきた「流刑地にて」が気になってて読んだ。 自分が何かを選ぶのではなく、選ばれるものが自分へ向かってくる的な? 「だれひとりとして認識のみでは満足できない。認識に応じて行為に努めなくてはならない。しかし、その行為のためには力がたりない。故にみずから破滅しなくてはならない」

Posted byブクログ