ひとを“嫌う"ということ の商品レビュー
ひとを嫌う理由は 嫉妬、軽蔑、期待したことに応えてもらえなかったときなど ひとを好きになるのと同様に ひとを嫌うことも自然なことなのだから それを受け入れる方が、 嫌いを排除しようとする人生より豊かになるということ。
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中島義道2冊目。一冊目挫折、この本も途中でやめてしまった。 難しくもないのに挫折してしまうのには訳があるはず。本質を見抜かれてるのが怖いのかな。
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人間は人から嫌われたくない生き物 ‼️我々は誰でも人を嫌う、理不尽に嫌う、それが自然 ‼️ほのかな愛があるなら、ほのかな憎しみがあっても良い 「私何も気にしてないの」という言葉には注意、本当に気にしてない場合と、大変気にしてる場合、五分五分 どんなに努力してもある人が嫌い...
人間は人から嫌われたくない生き物 ‼️我々は誰でも人を嫌う、理不尽に嫌う、それが自然 ‼️ほのかな愛があるなら、ほのかな憎しみがあっても良い 「私何も気にしてないの」という言葉には注意、本当に気にしてない場合と、大変気にしてる場合、五分五分 どんなに努力してもある人が嫌いであり、どんなに努力してもある人から嫌われる、どうしようも無い 相手が自分の期待に応えてくれない、子供 ‼️他人に夢をかける、は誤った態度 自分に傲慢さがなければ、人の傲慢さは気にならないはず ‼️どうにか保持している自己幻想を容赦なく切り崩す相手を嫌う、自信のなさと恐れ ‼️あなたが嫌われるのは落ち度がない場合がほとんど。そういうものか、とでんと構えるしかない ‼️嫌いを認めたとしても、その渦中にいても自己自身を批判する目を濁らせないこと 人を嫌ってはダメ、他人を傷つけてはダメ、と育てられると、世間はそんなに甘くないので、他人との対立自体が怖くなる。 ‼️仕返しをする技術を学んでいない ‼️難攻不落の城よりも、適当に敵が雪崩れ込み戦闘状態を繰り返す安城の方が、張りのある豊かな人生 嫌いに躓かない人はそれでいい、生きるのが困難な人へのメッセージ
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嫌いになるということは好きになるのと同等に自然なことである,という立場自体は,自分がおぼろげながら抱いていた見方と共通していたが,嫌いという心の作用について本書にあるような水準で洞察をしたことはなかった.総じて,自分が何か精神的な苦労や手間を被ったと感じる場合に,それを相手へと転...
嫌いになるということは好きになるのと同等に自然なことである,という立場自体は,自分がおぼろげながら抱いていた見方と共通していたが,嫌いという心の作用について本書にあるような水準で洞察をしたことはなかった.総じて,自分が何か精神的な苦労や手間を被ったと感じる場合に,それを相手へと転嫁するというのが,多くの「嫌い」に共通する特徴となっている.他人は自己を映す鏡とも言うが,「嫌い」に直面したときに,その中身をつぶさに分析できる冷静さを保てるようになりたい.
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ちょっとした嫌いの理由が言語化できていると思う。具体的だけど、読んで嫌になることもなく、アンガーマネジメントに役立つと思われる。
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この人の考え方けっこう好きです。社会で数か所働いてみて痛感したんだけど、人間って嫌われるいきものですよね。孤独だから誰かとつながりたい。繋がると拘束感がやってくる。自分が嫌ってる人間にさえ嫌われるのはショックだ。ずいぶんムシのいい希望でどれだけ厄介なんだと思いますが、この作者は正...
この人の考え方けっこう好きです。社会で数か所働いてみて痛感したんだけど、人間って嫌われるいきものですよね。孤独だから誰かとつながりたい。繋がると拘束感がやってくる。自分が嫌ってる人間にさえ嫌われるのはショックだ。ずいぶんムシのいい希望でどれだけ厄介なんだと思いますが、この作者は正直ですしなにより自分が人に好かれようという欲望を捨てたところからの考えなのでフェアな感じがします。
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日常的にふりかかる『嫌い』もしくは『嫌う』に罪悪感を感じたり、存在価値がないように感じたりせずに、ただ自分の感情を受け止めるだけでいい。むしろ『嫌』は人生を豊かに味わい深いものにしてくれる、という新しい発見があった本。もう一度読み直したい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「嫌い」と言う感情には罪悪感が付き物。だから誰かを嫌いになった時、それを自分に誤魔化そうとして、そんなこと無い事の証明を一生懸命しようとして、無理して誰かと付き合おうとしたり、行きたくもない飲み会やら食事会に行ったりして、時間をすり減らし、自分の時間さえもすり減らし、そのことにより自分がストレスでいっぱいになる。 そういうことに心当たりのある方は、この本を読むと「嫌う」と言う感情に素直になれるかもしれないです。 「誰かを好き」、と言う感情に理屈が無いのだとしたら、「誰かを嫌い」、と言う感情に理屈が無い筈。通常人は、「嫌い」を表現する時に、「あの人はこうでああで、だから良くない。だから嫌い」と言うように説明するが、大抵そういうのは実は後付けで、最初から嫌いだったのだと言うこと。 嫌いと言う感情には、投影があることもあることも書かれている。著者は父親が嫌いだったそうで、”不条理なのは次の段階です。つまり、私は他人の中に認める「父の影」にも敏感に反応してしまい、その人を嫌うことが多いのです。父と似た肉体の持ち主を嫌う。そればかりか、性格の持ち主も嫌う。(略)父は何事にも潔癖すぎるくらい潔癖で、会社のセロテープすら私用に使わない人でした。たまにそういう人に遭遇すると、ぶん殴りたくなるほどの嫌悪感を覚える。(略)こういう時刻表のような男をたまたま見かけると、鼻面をつかんで引きずり回してしてやりたくなるほど憎らしいのです” と書いていて、ここまできっぱり嫌っている自分を観察し、相手の様子を観察している様子は、すごいなと思ったりした。 でも、こう言うのは人は良くやっていること。よくよく嫌いなその人は、親の声に凄く似た持ち主だったとか、口癖が同じとか、良くあることで、勝手に自分のどこかがそれに反応して、目の前にいるその人を勝手に一緒くたにしてしまう迷惑な行為をしているのは、自分ってことですね。嫌われたその人は、本当は中身は違うかもしれないけど、その鼻だから嫌われているのかもしれず、そしたら、存在することで嫌われるなんてしょっちゅうあるなとかえって納得できる。 本にもあるけど、自分の「嫌い」を見つけると、自分の勝手さ、理不尽さ、盲目さが見えるようになるとのことで、「確かに」と思った。「嫌い」と言う感情を認めることで、自分の弱さや欠点を知る。これは、「嫌い」を通しての、謙虚さを身に付けるやり方かもしれない。 それにしても、本の著者は、すんごくいろんな人を嫌っていて、いやあここまでじゃないわ、と言うことでも安心したり(笑)。本のフレーズで気に入ったのは、「さらりと嫌いあう関係」と言うここと。その辺ってある意味成熟してないと出来ない事だと思う。 もう一つ、すごく「なるほど」と思ったのが、”「自分の落ち度がなければ嫌われるはずはない」という単純な論理を求めますと、相当おかしくなっていく。あなたが嫌われるのは、自分に落ち度がない場合がほとんどだからです。”と言うこと。割とここにハマってしまうことってあるように思う。
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今年のベスト。 薄い文庫本にもかかわらず、「嫌われれる勇気」よりこちらの方が確信に迫っていて、良い。 筆者はかなり極端な意見を持っているので、全て同意できるわけではないが、これを読んで救われた気持ちになった。 自分の負の部分と向き合う勇気、そしてそれは負ではないということ。それ...
今年のベスト。 薄い文庫本にもかかわらず、「嫌われれる勇気」よりこちらの方が確信に迫っていて、良い。 筆者はかなり極端な意見を持っているので、全て同意できるわけではないが、これを読んで救われた気持ちになった。 自分の負の部分と向き合う勇気、そしてそれは負ではないということ。それも含めて愛すべき自分なのだということ。
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「誰からも好かれる人だ」、と皆に言われる一方で、自分から好きだと思える人はかなり少ない。こんな非対称な好意が成り立つはずがなく、何処かで「本当は嫌われてるんじゃないか?」と思っていたりもする。それで良い。その気持ちを受け入れて生きれば良い。なるほど、そうやってさらっと、人を嫌う気...
「誰からも好かれる人だ」、と皆に言われる一方で、自分から好きだと思える人はかなり少ない。こんな非対称な好意が成り立つはずがなく、何処かで「本当は嫌われてるんじゃないか?」と思っていたりもする。それで良い。その気持ちを受け入れて生きれば良い。なるほど、そうやってさらっと、人を嫌う気持ちに蓋をせずに生きた方が良いのかもしれないな。
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