博士の愛した数式 の商品レビュー
映画と一緒に
かつて、数学と仲良くなれなかった人にも読んで欲しい一冊。80分しか記憶を維持できない老数学者「博士」、家政婦の「私」と息子「ルート」。三人が紡ぐ物語は、静かな発見と喜びが満ちていて、美しい。
abtm
数学...苦手なんですよね。 でもこの本を読んでいると数字が美しく見えてきたり、少し勉強してみようかな、なんて気持ちが起こりました。 80分しか保たない記憶に真摯に寄り添う2人が、最後まで微笑ましいです。博士と数式という言葉から、ひんやりとしたイメージを感じていましたが、寒い冬に...
数学...苦手なんですよね。 でもこの本を読んでいると数字が美しく見えてきたり、少し勉強してみようかな、なんて気持ちが起こりました。 80分しか保たない記憶に真摯に寄り添う2人が、最後まで微笑ましいです。博士と数式という言葉から、ひんやりとしたイメージを感じていましたが、寒い冬にも負けない温かさの本でした。 ラブストーリーとありますが恋愛ではなく、それを超越した敬愛の心だと感じました。
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80分しか記憶がもたない博士と、博士を担当する家政婦とその息子(通称√ ) 静かで繊細な世界観だった。 80分ごとにゼロに戻ってしまう博士の記憶。 数式の力を通して、ゼロからその先へと再構築されていくのが良かった。 「√ は数字を守ってくれる」という言葉が印象的。 数字って楽...
80分しか記憶がもたない博士と、博士を担当する家政婦とその息子(通称√ ) 静かで繊細な世界観だった。 80分ごとにゼロに戻ってしまう博士の記憶。 数式の力を通して、ゼロからその先へと再構築されていくのが良かった。 「√ は数字を守ってくれる」という言葉が印象的。 数字って楽しい、美しい。完全数28!
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フェルマーの最終定理、オイラーの公式、、、 懐かしい響きと共に若い頃を思い起こした。 タイガースの悔しい場面の数々も、、、
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数字に一途な優しい博士と、会話も仕事も丁寧な家政婦さんと、感性が大人な息子の穏やかな掛け合いと日常にほっこりときた作品だった。 数学は苦手だけど、数字に親近感が湧くような不思議なお話だった。
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数学の知識が無くても楽しく読める。数字のことをロマンチックに表現していることが印象的だった。読後感が良い作品。
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ルートが博士の愛に応える姿が印象的だった。数学というものに少し思いを寄せるきっかけになるかもしれない。
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心地よい微睡みの中で過ごしているような印象の序盤、数学に興味を持てそうになる中盤、野球描写にちょっと飽きてしまった終盤前。 大きな展開があるのではないが、 家政婦さんの素直さやルートの無邪気さ、博士の魅力、読み終えてもちょっと身近な世界にある物語に感じる。
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巻末が近づくにつれて、博士と私と、そしてルートのやりとりが終わるのが寂しくて、いつまでも見続けたいと思った。 博士の記憶は80分しかもたない。その事実に打ちのめされる朝を毎日乗り越え、博士の紳士的な行動がより哀愁を誘う。障害を優しく包む親子のかかわりに涙が出る。 数学と文学が...
巻末が近づくにつれて、博士と私と、そしてルートのやりとりが終わるのが寂しくて、いつまでも見続けたいと思った。 博士の記憶は80分しかもたない。その事実に打ちのめされる朝を毎日乗り越え、博士の紳士的な行動がより哀愁を誘う。障害を優しく包む親子のかかわりに涙が出る。 数学と文学がここまで調和するとは思わなかった。 優しくも、厳しい世界。 最後の章は鳥肌が止まらなかった。 感動的な一冊でした。
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今まで読んだ本の中で十二国記の次に好きな本でした。 大きなサスペンスや大事件などは起こりませんが淡々と上品な優しさが心を打ってきてなにも無いところで号泣してしまいました。 子どもは尊く何よりも大切に守る存在 これが現代では当たり前に実行出来る人間が自身を含めて居なくなってる事...
今まで読んだ本の中で十二国記の次に好きな本でした。 大きなサスペンスや大事件などは起こりませんが淡々と上品な優しさが心を打ってきてなにも無いところで号泣してしまいました。 子どもは尊く何よりも大切に守る存在 これが現代では当たり前に実行出来る人間が自身を含めて居なくなってる事も心を揺さぶる原因だと思いました。 博士の記憶は80分しか持たずそれ故に苦悩や葛藤と寂しさも描かれていましたが博士は決して不幸な人間でも寂しい人生を送ったわけでもなく未亡人を含めて周りから掛け替えのない存在だというのがた伝わってきました。 小川洋子先生のお話をもっと読みたくなりました。 あと中学校の頃に死別した祖父にも会いたくなりました。
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