養老孟司の<逆さメガネ> の商品レビュー
バカの壁で有名な養老孟司さんの教育論が書かれた本。 物事を深く捉えていて、考え方がとても参考になりました。 文章の中の単語が二項対立のなっていて、概念が捉えやすかった。 ・現実とはなにか ⇒現実は行動に影響するもの=行動に影響がなかったら現実ではない ⇒人によって違う ・都...
バカの壁で有名な養老孟司さんの教育論が書かれた本。 物事を深く捉えていて、考え方がとても参考になりました。 文章の中の単語が二項対立のなっていて、概念が捉えやすかった。 ・現実とはなにか ⇒現実は行動に影響するもの=行動に影響がなかったら現実ではない ⇒人によって違う ・都会人はすべてをコントロールできると考えている ⇒ああすれば、こうなる思考 ⇒手順を踏んでものごとをする経験がない ボタンひとつで、全て解決の生活 ・起こったことしか評価されない ⇒変わらないように、起こらないようにしたことは、評価されない。何かを変化させたことが、歴史において大きく取り扱われる。 以下学んだポイント もっと身体を使う ⇒脳へのinputは五感。outputは筋肉の運動 よいことは人に知られないようにやる 自分の本質は毎日変化している ⇒昨日の自分は情報でしかない
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世間の常識は傾いているのに、それに気づかないことがある。 養老先生は時々、世間を「逆さメガネ」で見ることが必要だとして、そのための見方、考え方のヒントを提供している。 反常識的教育論といった内容であり、随所に養老先生の脳理論あり。 「都市化」「脳化」社会の歪みを鋭く指摘しなが...
世間の常識は傾いているのに、それに気づかないことがある。 養老先生は時々、世間を「逆さメガネ」で見ることが必要だとして、そのための見方、考え方のヒントを提供している。 反常識的教育論といった内容であり、随所に養老先生の脳理論あり。 「都市化」「脳化」社会の歪みを鋭く指摘しながら、1つの見方で凝り固まってしまう危険性を指摘している。
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普段の考えの土台になっている常識自体が、ひっくり返ったおかしなものになっていることも ありますよってこと。それを「逆さメガネ」って呼んで、語ってる。
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p116『なにかを一生懸命に、素人が子どものために、ひたすらやってくれたんです。つまりそれです。無償の行為とは。見ているのは、おそらく神様だけです。それも、見ているかどうか、神様はめったにでてきませんから、わかりませんな。』 p124『常識は実は意識されずに変わります。だから老人...
p116『なにかを一生懸命に、素人が子どものために、ひたすらやってくれたんです。つまりそれです。無償の行為とは。見ているのは、おそらく神様だけです。それも、見ているかどうか、神様はめったにでてきませんから、わかりませんな。』 p124『常識は実は意識されずに変わります。だから老人は気がつかないで時代遅れになるし、若者は無意識に変わっているから、その説明が十分には出来ません。それが世代のズレです。』『知るということは、本質としての自分も代わるということです。それを大げさに表現するなら、自分が別人になる。若い世代には、その感覚が全く消えたということでしょう。自分という確固とした実在があって、それに知識が積み重なっていく。それはコンピュータの中にデータが蓄積されるのに等しい。』 p138君子は豹変す――新しい自分が生まれる『君子は豹変するんです。ままで気づかなかったことを学べば、ガラッと考えが変わる。それでいいのです。』『学問をするということは、いわば目からウロコが落ちることです。自分がガラッと変わると、どうなるか。それまでの自分は、いったい何を考えていたんだと思うようになる。前の自分がいなくなる、たとえていえば「死ぬ」わけです。』 p142『ホスピスで上手に死ねる人とは、どういう人か、というのです。そのときそのときを楽しんで、懸命に生きている人だというのです。』 p145『心に個性があったら、どうなるか、まじめに考えてみたことがありますか。 心とはなにかといえば、共通性そのものです。なぜなら私とあなたで、日本語が共通しています。共通しているから、こうやって話して、あなたがそれを理解します。』 p149『でも自分が考えている理由と、真の理由が違っていることは、人間にはいくらでもあります。』
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久方ぶりに養老孟司氏の著作に触れたが独特の視点が非常に面白かった。 他の著作も読んでみたい。 どしどしユニークな考えを披露して頂きたい。
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個人的に最も尊敬する養老孟司氏の著書。 物事の本質の見方、捉え方が凄い!! 是非皆さんも読んで下さい。
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養老先生の本は基本的に人、一人がどう。とかの本が多いと思ってたけれども、この本はもう少し拡大して共同体での個人みたいな尺度でかかれていて面白い。
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疑ってかかるというよりも、自分で考えることの大切さ、身体を動かす事の重要性を繰り返している。この本によって目を開かされたことが多い。養老本としてはかなり上位でオススメ。(2005.6.1)
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本当は『バカの壁』を買おうと思って行ったら、こっちの方が面白くて結局、こっちを買ってしまいました(笑) 「個性」とは何か?教育とは何か?を独特の視点でもって語られています。 「個性」について考えてみたい人はぜひv
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新書じゃなくて、もっとカラフルにしたほうが手に取りやすいかもな。 といいつつ、タイトルの「養老孟司」で手がのびてしまった自分がいる。
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