養老孟司の<逆さメガネ> の商品レビュー
もっともなんだけど、どうしても偏屈(?)なイメージのある養老さんの本。 しかして 聞き流して読み流しては 勿体無い本でした。
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養老さんが教育について語った本だそうです。 自分が読んだところ、そうは思いませんでしたけど。 ただ、教育のヒントになることや、世の中の見方について色々考えさせられる内容でした。 他の著書でも色々似通った内容が書かれており、同じことの繰り返しか、と思う部分があるけれど、逆に...
養老さんが教育について語った本だそうです。 自分が読んだところ、そうは思いませんでしたけど。 ただ、教育のヒントになることや、世の中の見方について色々考えさせられる内容でした。 他の著書でも色々似通った内容が書かれており、同じことの繰り返しか、と思う部分があるけれど、逆に養老さんの考え方がぶれていないんだな、しっかり考えているんだな、と感じました。 見習いたいものです。
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知ることは変わること。 意識について説得力のある言葉が続く。 都市に住むことによって人間がゆがんできた、なるほど。
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思ったより気になる部分多し。教育において、根本となる部分の議論が欠けているというのは、共感。一体どういう人を育てるための教育なのか。それが明確でないのに、方法論は語れない。
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「養老孟司の<逆さメガネ>」3 著者 養老孟司 出版 PHP新書 p77より引用 “あの頃、そういう風潮に乗った人たちは、 反省してるんですかね。” 解剖学者である著者による、 世の中を視点を変えて見てみるための教育論を記した一冊。 ヒゲボソゾウムシと百円玉から脳に対する入出力まで、 著者の実体験から得られた考えが数多く書かれています。 上記の引用は、 90年代初めから半ば頃のオカルト流行についての一文。 ここ最近のTV番組等を見ていても、 まぁ反省などしていないんだろうなと思わざるを得ません。 p39の後ろから3行目以降の記述を読むと、 結局生きるためには辛抱強さが何よりも大切なんだなと思います。 予測不能の状況を前にして、 どんな結果が出るかわからずとも努力し、 失敗しても辛抱し、 なんとかかんとか切り抜けて行かなければならない。 こうして文章にするだけならなんとも簡単なんですが・・・。 著者のその他の著作で書かれる主張が、 この本でも繰り返し書かれているので、 ファンならばその考えを深めるには良い一冊です。 ーーーーー
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[ 内容 ] 「世の中おかしくなった」と誰もがいう。 教育の荒廃、凶悪犯罪、環境破壊、金銭汚職…。 ことあるごとに「誰かのせい」がはじまる。 政治家が、役人が、教師が、そして会社が悪い。 そうじゃない! あなた自身の見方・考え方がまちがっているのだ。 「都市こそ進歩」「個性は心にある」「バリア・フリーの社会を」…。 現代人のその価値観は、大きな錯覚である。 本書では、「都市主義」「脳化社会」のゆがみを鋭く指摘。 これまでの常識にしばられず、本質を見抜けるか。 養老流の“逆さメガネ”を披露。 [ 目次 ] 第1章 現代人の大きな錯覚―“逆さメガネ”の教育論 第2章 都市化社会と村社会―脳化社会の問題 第3章 身体感覚を忘れた日本人―都市化と身体 第4章 大人の都合と子どもの教育―問題は親にあり 第5章 変わる自分、変わらない自分―心と身体の関係 第6章 人間が幸福にならない脳化社会―意識的世界の限界 第7章 ふつうの人が幸福に暮らせる社会―共同体を生きる エピローグ 男と女は平等か―人間を分割してしまうもの [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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2011/4/17読了。 まえがきにもある通り、主張ではなく議論の種をまくとのことで、本の内容に何らかの結論が示されるわけではない。それでも、視野を広げるための材料になると感じた。 ○歴史に書かれていることは起こった事件であるが、本来の歴史とは起こらなかったことの積み重ねであり...
2011/4/17読了。 まえがきにもある通り、主張ではなく議論の種をまくとのことで、本の内容に何らかの結論が示されるわけではない。それでも、視野を広げるための材料になると感じた。 ○歴史に書かれていることは起こった事件であるが、本来の歴史とは起こらなかったことの積み重ねであり、起こさないための努力の結晶である。だからこそ起きたことがニュースとして伝えられる。起こらなかったこと、予防という行為は情報化社会では全く評価されない。 ○都市化を否定して残るのは田舎ではない。単純な二元論でしかものごとを語れないようにはなるな。 ○心に個性なんてない。もし他人と全く違うことを考えていたら絶対に分かりあえないし、共感もできない。個性は身体にある。 ・現実とは、その本人に「行動に影響を与えるもの」であるから、客観的で中立な現実は存在しえない。 ・都市では、お金=現実となっているため、自然そのものには価値がない。 ・こどもは自然的な存在である。論理だけでは片付かない。 ・釈迦の四門出遊:4つの門でそれぞれ赤ん坊、老人、病人、死人に会う。これが即ち四苦を意味する。都市生活では四苦は分離されている。 ・人間のインプットは五感でなされるが、アウトプットは「筋肉を動かす」以外にはない。両者をきちんと繋げることが知行合一の意である。 ・変わらないのは情報だけ。人間は本来的には情報ではない。知るとは変わらない自分に積み重ねるものではなく、それによって自分を変えていくこと。 ・"同じ"という言葉は、本来は"違う"ことをある分類に従って同一視する心の働きである。 ・自分探しは、どこかに本当の自分がいるという前提条件が間違っている。自分は見つけるものではなく変えるもの。
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2011/04/15 よーわからんかったからほとんど読んでない。パラパラめくった。 わからんかったっていうより興味がわかんかった。 意識・無意識の世界はそっとしとこう。。
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・現在は「ああすればこうなる」と思いすぎている社会。ああしてもこうならないのが自然。ああすればこうなるのは人間が作った「都市」だけ。日本はすべてが「都市」化されている。 ・子供=自然だから、ああしてもこうならない。それがまちがいである、悪であるとされる社会だから子供が生きにくい。育ちにくい。そうしているのは大人、都市である。 ・本当に個性が宿っているのは身体である。思想、心なんていうのはそんなにオリジナリティなんてないものである。だからこそ、他人に共感できる。身体=自然だけれど、心=人工なのである。 そんなことがまるで都々逸のような、老人の繰り言のような調子で書かれています。 少し前、オウム事件の頃に出版された本ですが、震災の少し前に読み終わっていて、いろいろ考えさせられました。 まさに今、読む意義のある本だと思います。
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もらったので読むことにした本。 知行合一及び文武両道の本当の意味はインプットとアウトプットのらせんサイクルであると主張。 脳による意識化こそ都市化である。 これを主軸に様々な切り口で社会について言及している。 まぁ納得する部分も多いのであるが、語り口などから、 老人の愚痴を...
もらったので読むことにした本。 知行合一及び文武両道の本当の意味はインプットとアウトプットのらせんサイクルであると主張。 脳による意識化こそ都市化である。 これを主軸に様々な切り口で社会について言及している。 まぁ納得する部分も多いのであるが、語り口などから、 老人の愚痴を延々と聞かされたという気分になる。 筆者も最初に述べているように、この本の目的は一つの結論を主張するのではなく、 議論の種を提供しているだけとわかってはいても消化不良な感じ。
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