養老孟司の<逆さメガネ> の商品レビュー
昨今の教育について書…
昨今の教育について書かれた本です。「個性を大切にする」とはどういうことか、その問題点など、面白い視点から考えさせてくれます。
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心はどのように作られ…
心はどのように作られていくのか。教育者必読の一冊である。
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教育に関する視点が斬…
教育に関する視点が斬新で面白い、ただ逆に素人評論家みたいにも見えてしまうのは残念。
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バカの壁と似た表現が…
バカの壁と似た表現がでてくる。同じ感じでなるほど、と思わされる。
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養老孟司の教育論。た…
養老孟司の教育論。ただし、今回は少しわかりにくい。もっとすっぱり切って欲しい。
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「教育」をテーマに、別の角度からの物事の見方・考え方を教えてくれる本。
かけると視界の上下が逆になる「逆さメガネ」をかけて、現代日本の教育を見ると……目に見えない「世間の常識」に支配されていることに気づく。「教育」をテーマに、別の角度からの物事の見方・考え方を教えてくれる本。
zxc
バカの壁から始まって、もう何冊目になりますかね?人間の体をよく知ると、こうゆう考え方が出来るようになります。新たな気付きに感謝。
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和風「FACTFULNESS」 題名の通り、逆さめがねをかけた視点をたくさん学べた。筆者からすると、世間が逆さめがねで見てるだけで私が裸眼だとも言っている。確かにそうかも知れない。 特に印象に残った内容を自分の解釈で ・空き地って空き地じゃなくない?木も鳥も虫もいるじゃん! ...
和風「FACTFULNESS」 題名の通り、逆さめがねをかけた視点をたくさん学べた。筆者からすると、世間が逆さめがねで見てるだけで私が裸眼だとも言っている。確かにそうかも知れない。 特に印象に残った内容を自分の解釈で ・空き地って空き地じゃなくない?木も鳥も虫もいるじゃん! ・現実はひとそれぞれ。公平とか真実とか無理に求めるな! ・「ああすればこうなる」ばっかり求めるな!教育は特にそういう風潮あるよね! ・身体を使わなくなってきている、核兵器発射もボタン1つだもんね! ・学問、読書をすること→自分が変わること ・起きたことばっか注目されるけど、努力の末起きなかったことも大事! ・説明できないこと→間違っているという風潮あるよね! 特に、「ああすればこうなる」が全てじゃないことは頭の片隅に置いておこう。
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養老孟司の本は自分にとって革命的な発想を教えてくれるので、多少言い回しが面倒だったり倫理的、道徳的な難しい話になったりしても読み進めていたが、今回は特にその類の話が多く感じた。逆さメガネということで現代人が気付かない問題について批判をしていたのだが、結局それに対してどうすればいい...
養老孟司の本は自分にとって革命的な発想を教えてくれるので、多少言い回しが面倒だったり倫理的、道徳的な難しい話になったりしても読み進めていたが、今回は特にその類の話が多く感じた。逆さメガネということで現代人が気付かない問題について批判をしていたのだが、結局それに対してどうすればいいのか、どうするべきだと考えているかという具体的な話が出てこないことが多かった。しかし、この本で終始言っていた「シュミレーションの効かない社会」「文武両道」については納得させられた。特に子どもの教育に関しては「あぁすればこうなる」が一番通用しないため、子どもではなく大人の対応を変えなければいけないと感じた。
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またまた養老先生の本。いったい何冊書くんだろう。でも何冊読んでもおもしろい。「バカの壁」とは少し違うスタンスで書かれている。本書は教育について書いたものだとまえがきに書かれている。しかし直接学校教育について書かれているわけではない。そのまわりのところから責めているという感じ。特に...
またまた養老先生の本。いったい何冊書くんだろう。でも何冊読んでもおもしろい。「バカの壁」とは少し違うスタンスで書かれている。本書は教育について書いたものだとまえがきに書かれている。しかし直接学校教育について書かれているわけではない。そのまわりのところから責めているという感じ。特におもしろかったところを取り上げます。個性について。個性を伸ばす教育と言うけど、個性とはいったい何だろう。身体は一人ひとりすべて違います。親の身体の一部を移植してもうまくつかない。脳も身体の一部だから、人それぞれ違います。つまり、個性とは身体そのもののことです。しかし、普通、心に個性があると考えているでしょう。人それぞれの考え方があると。ところがです、人それぞれ勝手なことばで考えていたのでは話が通じません。話が通じるということは、共通なものをもっているということです。もし本当に心に個性があるとして、他人がまったく理解できないことを考え、他人とはまったく違う感じ方をしていたら、それは病気ということになってしまうのでしょう。だから、身体は個性だけど、心は共通なのです。心の個性を考えるのはムダなのです。養老先生の本が個性的で誰にも理解されないとしたら、こんなには売れないのです。もう一度言います。身体には個性があります。足が速い子もいれば、楽器を上手に奏でる子もいる、頭の良い子もいる。それを皆同じにしようというのが学校教育です。そこには無理がある。一方で個性尊重の教育という。矛盾している。もう一つ言っておきたいことがあります。「ああすれば、こうなる」原因と結果が一対一に対応する。そう考えている人が多い。どうすれば成績が上がるんでしょう。答が一つに決まっていれば皆の成績が上がるはず。そうすれば順位は上がらない。人が生きていく中ではいろんな原因がからみあって、いろんな結果が出てしまう。それこそカオスです。ほんの少しのずれが、大きな違いをもたらす。予測不可能なのです。養老先生の話を聞いた後にこう質問する人がいるそうです。「それでは、どうすればいいのでしょう。」だから、「ああすれば、こうなる」とはいかないんだ。自分でいろいろ考えろ!言いたいけど言えないことをよくもまあこれだけ堂々と書いてくれるなあ、という1冊でした。
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