地獄変・邪宗門・好色・薮の中 他七篇 の商品レビュー
芥川の作家的支柱を為…
芥川の作家的支柱を為す、王朝ものの短編を集めた傑作選です。
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『邪宗門』は『地獄変…
『邪宗門』は『地獄変』の後日譚にあたるでしょうか。未完なのがおしい。芥川の王朝物を集めた短篇集。
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やはり、邪宗門の恐ろ…
やはり、邪宗門の恐ろしいまでの迫力に尽きるだろう。
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果たして誰が犯人とい…
果たして誰が犯人といえたのか、真相は「藪の中」。
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絵仏師良秀の『地獄変…
絵仏師良秀の『地獄変』は、芸術家の執念というか、そういった凄みのある作品でした。読んでみて衝撃を受けました。
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薮の中。…という慣用…
薮の中。…という慣用句は、この話が元である(広辞苑によると)1つの慣用句をも生み出した芥川は偉大だなと、こういうところでも思う。3人の供述が微妙に食い違う。はたして真相は?…もちろん藪の中である。
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親切にルビがたくさん…
親切にルビがたくさん振ってあるので意外に読みやすいですよ。時がたっても色褪せない芥川の世界を是非。
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全11編の作品集。「…
全11編の作品集。「邪宗門」は続きが気になる未完の長編。「藪の中」は黒澤監督の映画「羅生門」で有名だが、やっぱり唸るほど素晴らしい作品。真相の解決に至っていないのにそれでも満足させられる。
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読んでいて、書き手の顔が浮かんでこない。僕にとって、そういう感覚を覚える作家はそう多くない。第三者に語らせるという、表面上の技巧の話ではない。作者と関係の無い場所で起こった出来事を、作者と関係のない人が記述したものを読んでいる感覚。しかし、どの作品も無駄がない。何故、これ程読みや...
読んでいて、書き手の顔が浮かんでこない。僕にとって、そういう感覚を覚える作家はそう多くない。第三者に語らせるという、表面上の技巧の話ではない。作者と関係の無い場所で起こった出来事を、作者と関係のない人が記述したものを読んでいる感覚。しかし、どの作品も無駄がない。何故、これ程読みやすいのか。読み手が、敢えて文章の意図を汲み取ろうとせずとも、文字を追っているだけで、流れるように物語が進んで行く。今回は軽く読みさらってしまったので、今後、精読を重ねたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
現代でもありそうな作風で一番面白かった『邪宗門』ですが、何故そこで終わるのですかね、芥川先生。未完に終わった作品の中で最も後味の悪い作品でした。
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