屈辱ポンチ の商品レビュー
凶暴な得体の知れない蟲だの、復讐だのいう危険な割りに軽いのりなのは康さんの日本語の威力だと思う。パンク侍、歌うように文字を書く。
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久しぶりの町田康なのですが、これがまた洗練されていて素晴らしく泣ける。町田節が渦巻いて泣ける。誰にも真似できない才能を、まざまざと見せ付けられる現実。人間の思考回路を、かくもリアルに表現、悩み苦悩煩悩がミックス爆発その後融合変体昇華の嵐。これが芸術。ささ、次の一冊を読む意欲が...
久しぶりの町田康なのですが、これがまた洗練されていて素晴らしく泣ける。町田節が渦巻いて泣ける。誰にも真似できない才能を、まざまざと見せ付けられる現実。人間の思考回路を、かくもリアルに表現、悩み苦悩煩悩がミックス爆発その後融合変体昇華の嵐。これが芸術。ささ、次の一冊を読む意欲が出てきたぞー
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何かすごかった。読んでいる間すごい勢いで文章が頭の中を駆け回る。そして正体不明の虫が我が家にいたらどうしようなんて・・いらぬ心配をしてしまった。
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文章の流れに勢いがあっておもしろいクセが強いなあと思った。映画化するなら主役は村上淳だ、なんてことを考えた。
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ボクは昔パンク大好き少年だったので町田町蔵よく聴いてました。レコード、今でも持ってます。 さて、表題作の『屈辱ポンチ』は、なぜだか素性の知らぬ跋丸という男に嫌がらせをしなけばいけなくなった売れないパンクロッカーの話。とりあえず無言電話や白紙FAXを送り様子を窺うが・・・。もう1...
ボクは昔パンク大好き少年だったので町田町蔵よく聴いてました。レコード、今でも持ってます。 さて、表題作の『屈辱ポンチ』は、なぜだか素性の知らぬ跋丸という男に嫌がらせをしなけばいけなくなった売れないパンクロッカーの話。とりあえず無言電話や白紙FAXを送り様子を窺うが・・・。もう1篇、映画にもなった『けものがれ、俺らの猿と』も収録。こちらも売れないシナリオライターが様々なトラブルに巻き込まれていくのだが、ちょっと現実離れした描写が多く、音楽でいえばサイケデリックロックっちゅう感じかも。
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初めて読みました。町田康。語り口が全部主人公のモノローグみたいになってておもしろいんだけど・・・私は苦手だなあ。ずっと「???」ってなってました。結局何が言いたかったんだろう・・・。
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なんと面白いお話しなことであることよのう。 でも、読めない人っているのでしょう。 mitiはやっぱりダイシキです。
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友達に貰った物で彼の名前も知りませんでしたがこの本に入っている『けものがれ、俺らの猿と』は知っていました。 実はこの作品ビデオになっています。映画・DVDにもなっているのかは知りませんが 借りたビデオの『新作紹介』みたいのに出ていて探していたのですが、ビデオではなく本で出会う...
友達に貰った物で彼の名前も知りませんでしたがこの本に入っている『けものがれ、俺らの猿と』は知っていました。 実はこの作品ビデオになっています。映画・DVDにもなっているのかは知りませんが 借りたビデオの『新作紹介』みたいのに出ていて探していたのですが、ビデオではなく本で出会う事になったものです。 未だに映像としてのこの作品は知らないのですが、文章としてのこの作品は面白かった。独特の世界と、独特のテンポと独特の言い回し。なぜかフランス語にも翻訳されているというナゾの作品だったりします。 たまたま貰った本に、たまたま気になっていたビデオの原作が入っていて、それがたまたまツボに入った。で、一緒に入っていた表題の『屈辱ポンチ』もツボに入った、という一冊です。 読む本が偏っているので新しい作家さんに手を出すという事がなくなっていたのですが、友達の絶妙なセンスによって選ばれた町田康はアタリでした。 ちなみに『けものがれ、俺らの猿と』には鳥肌実が出てたりする。私は右でも左でもないけど彼は好き。かなりコアな人で彼のライブは電波に乗せられないとか言う人です。ついでにチェックしてみてください。
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