リレキショ の商品レビュー

中村航(著者)

2010/09/23

内容（「MARC」データベースより）
弟と暮らすのが夢だったの。「姉」に拾われ「半沢良」として生れ変わった僕の人生。そして、その日常にウルシバラという予備校生の女の子。彼女の手紙に誘われて不思議な時間が…。第39回文芸賞受賞作。

2010/08/25

登場人物の背景にほとんど触れないのが珍しい。
淡々と現在の主人公の家とバイトの様子があるだけで
藍色のイメージ。なんとなく。

2010/07/10

ふむ…。
僕…半沢良。
姉さんと山崎さんとスタンドの加藤さん。
そして受験生のウルシバラ。
少しの謎を残したままに、スローで優しく物語は展開します。
何処までも優しい人たちの囲まれて守られている良くんの過去にはどんな事情があるのだろう…。
どうやら、姉さんに拾われてきたのだなとは分かるのだけど、
そんな細かいことは抜きでいいじゃん。って感じ。
モヤっとするのに、読後感は悪くない。うん、悪くない。

2010/01/31

なんかかわいらしい作品。作品自体はよくまとまっていて、書かれていないことが多いのにミステリー性を残さないところがよかった。読み終えたときに「読み終わった」ってしっかり思えた。

でも一方で書かなくてもよかったのではと思うところもあったり。何か意図があるんだろうけど。

2009/10/04

最初の数ページは設定が全く分からなかった。でも中村さんの本って、みんなそんな感じ。
でも読み進めるうちに設定がすぅって入ってくるよね。

ウルシバラいいよー私も君みたいな手紙が書きたいーでも相手がいない。

半沢良は半沢良ではない。
お姉さんとも本当の兄弟ではない。

2009/10/04

人物がそれぞれ謎な部分が多いです。たくさんいる人間の中の一部を切り抜いてクローズアップしたっていう雰囲気が。うまく言い表せないけど・・・。ガソリンスタンドの加藤さんが気になる。

2009/10/04

語り過ぎない口調、最高です。
ありえない設定なのにありうる。

「始まり三部作」：「リレキショ」「夏休み」「ぐるぐるまわるすべり台」

2009/10/04

主人公の正体が結局謎のままですごく気になります（笑
でも、主人公と姉の関係がいいな〜と思いました。
あと、受験生のコが可愛すぎる!!

2009/10/04

うーん、よくわからなかった。こういう雰囲気を楽しむための小説は私には合わないのかもしれない。（2007/9/5）

2009/10/07

　リレキショ。半沢良。１９歳。[免許・資格]どこでも行ける切符。[趣味・特技]護身術。アイロンがけ。姉さんに拾われた僕はガソリンスタンドで深夜のアルバイトを始めた。そこでちょっと変わったラブレターのような招待状をもらう。次第にウルシバラワールドに引き込まれていく。
　１通目を読んで表紙の絵の意味がわかりました。僕と姉さんの出会いとか、過去をリセットした理由とかは明確に書かれていなくて、読み手の自由にという感じです。ウルシバラはなんか変わってるなぁと思いました。姉さんと山崎さんの関係はうらやましく思いました。